呉服
2019/05/22 UP
お茶会、パーティー、結婚式など、ゲストとして迎えられる“お呼ばれ”の席。
きものでの装いはどんな着こなしがふさわしいのでしょうか?
ワンランク上の夏きものの種類をTPOに分けてご紹介します。
おでかけやホームパーティーなど…
よそゆきのゆかた
【絹紅梅(きぬこうばい))】
紅梅織(こうばいおり)とは、細い糸の間に太い糸を織り込んで、布の表面に縦横、または格子の凹凸を浮き出させた織物。
布の表面部分が盛り上がっており、サラッとした触り心地と通気性が高いのが特徴です。木綿で織った生地を綿紅梅(めんこうばい)、絹糸を織り込んだ生地を絹紅梅(きぬこうばい)といい、どちらも「ゆかた」に分類されます。
「ゆかた」に分類される絹紅梅ですが、夏きものと同様に襦袢を着用し、足袋を履くことで街着として着ることもできます。半巾帯なら軽やかなスタイルに、なごや帯にすると高級感がアップします。お茶席や結婚式には不向きですが、よそゆきのゆかたとして、おでかけやホームパーティーなどでお召いただけます。
お茶席や結婚式の二次会・結婚式など…
少しあらたまった場・格式高いお呼ばれシーン…
【絽(ろ)・小紋】
お茶席や結婚式の二次会など、少しあらたまった席には絽の小紋を。絽とは、「絽目(ろめ)」と呼ばれる細かな穴を縞状に織った白生地に染めを施したきもの。生地は柔らかく身体に沿い、透けて揺れる様子は涼感を演出します。
フォーマルなお呼ばれが多い方は、色無地や江戸小紋を持っていると帯次第で格を変えることができるのでとても万能です。また、夏着物は裏地をつけませんが、写真のように両面染めの江戸小紋であれば歩く際にひらひらと翻り、隠れたお洒落を楽しむことができます。
【絽・付下げ(つけさげ)/訪問着(ほうもんぎ)】
結婚式などのお呼ばれの席にピッタリの夏のフォーマル着物。
夏着物はお手入れを欠かさず、美しく保ちましょう
汗をかきやすい夏時期のきものは背中や脇、帯の周りなどに汗が染み込み変色してしまうこともあります。着用後には和装ハンガーにかけて汗取りを。
特に大切な夏のフォーマルきものはシーズンごと、着用の出番が終わったら専門業者へクリーニングに出されることをおすすめします。
本館4階 呉服 お手入れコーナーでもご用命を承ります。
コーディネートのサポートをいたします。
店頭ではたくさんの夏きものを取り扱っています。是非お手にとってお気に入りの夏の一枚を選んでみてください。
また夏きもののコーディネートにお困りの時は、お気軽にご相談ください。
呉服フロアには、経験豊富なスタイリストが常に在籍しております。
下記よりご予約いただくと、ご来店時スムーズにご案内可能です。
※今回ご紹介した商品は、一部期間限定の取扱いの品ですが、お取り寄せも可能です。店頭にない場合には、お気軽にスタイリストまでお問い合わせください。
※このコラムは2019年05月08日時点の情報です。
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