第14回 ほくほく食感がたまらない さつまいもで作るサモサ。～ツレヅレハナコ、今日の買物カゴ～

秋めいてくると、ムショーに食べたくなるホクホクとしたさつまいも。焼きいもも良いけれど、私は「甘じょっぱく」「スパイシーに」食べるのが大好きなのです。

よく作るのは、インド料理「サモサ」のさつまいもバージョン。マッシュしたさつまいもに、カレー風味で炒めたラム肉を加えて春巻きの皮で包んで揚げる料理です。

一般的な「サモサ」はじゃがいもで作ることが多いのですが、さつまいもで試してみると意外なおいしさに驚くはず。ラム肉の風味とスパイス、レーズンの甘みも相まって、赤ワインにぴったりのおつまみに。

春巻きの皮で巻くときは、縦３等分に切ったものの端に具を三角形に置き、ペタンペタンと折り曲げていくと上手に包めるのでお試しを。お好みで、細いスティック状に巻いてもＯＫです。

そして、秋を代表するもうひとつの食材と言えば、やっぱりきのこ！　

オススメしたいのは、きのこを主役にしたホットサラダ。何種ものきのこをバターで炒め、にんにくを効かせたヨーグルトソースをかけていただきます。ちなみに、このレシピはトルコの定番料理。市場で買ってきたきのこをたくさん使って作るサラダで、肉料理との相性もぴったりでした。

秋の夜長、旬の食材でエスニックな晩酌を楽しんでみてください。

スパイシーな料理によく合う深みのあるシラー。

蜜のような甘みをもつねっとり食感のさつまいも。

生クリームを一晩寝かせてから加工する北海道バター。

17種類の腸内有用菌を配合。まろやかで濃厚。

※毎週土曜日入荷

※なくなり次第終了

あわびのようなコリコリとした食感が楽しめる！

パリパリに揚がるプライベートブランドの皮。

材料 （2～3人分）

さつまいも　1本（約300g）

ラム薄切り肉（粗みじん切り）100g

玉ねぎ（みじん切り）　1/4個分

しょうが、にんにく（各みじん切り）　各1かけ分

レーズン　30g

カレー粉　大さじ1

塩　小さじ1/2

春巻きの皮　5枚

オリーブオイル　大さじ1

水溶き小麦粉、揚げ油　各適宜

作り方

①フライパンにオリーブオイル、にんにく、しょうがを入れて弱火にかけ、香りが出たら玉ねぎを入れて炒める。ラム肉を加え、色が変わったら塩、カレー粉を加える。

②さつまいもは皮をむいてひと口大に切り、耐熱容器に入れる。水少々を加えてラップをかけ、電子レンジで5～6分加熱してつぶす。①、レーズンを加え混ぜる。

③春巻きの皮を縦3等分に切り、端に大さじ1強ずつ②をのせ、三角形に包んで端を水溶き小麦粉で留める。中温に熱した揚げ油で色よく揚げる。

材料 （2～3人分）

マッシュルーム（1/4 に切る）　4個分

ひらたけ（裂く）　60g

ししとう（1㎝長さに切る）　6本

赤パプリカ（5㎜角に切る）　1/4個

バター　10g

〔A〕

・ヨーグルト（無糖）　80g

・ディル（みじん切り）　3茎

・にんにく（すりおろし）　1/2かけ分

・塩　少々

作り方

①フライパンにバターを熱し、きのこ類、ししとう、パプリカを入れて炒め、器に盛る。

②ボールにA を合わせ、①にかける。お好みでくるみ、一味唐辛子を振る。

※20歳未満の方の飲酒は法律で禁止されています。

※生鮮品は天候などの諸事情により入荷がない場合、また収穫状況により、産地、価格、販売期間が変更になる場合がございます。

写真:福田喜一　

スタイリスト:野村奈央　

文:ツレヅレハナコ