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印伝の山本/インデンノヤマモト

甲州印伝は、天然の鹿皮を特殊な方法で鞣したものを、煙でいぶしたり染色したりして装飾加工した革工芸品です。
鹿革の加工技法は西暦400年代に日本に伝来したと言われ、時が進み西暦900年代に入ると武人が甲冑に使用するようになり、文様も小桜やしょうぶ、菱など種類が多くなりました。のちに日本国内では多くの戦が起こり、革工は大いに栄えることになります。
江戸時代初期、幕府に上納された渡来の品々の華麗な彩色に刺激され、これを国内で擬して造ったものを「いんであ革」と呼び、この名称は後に「印度伝来」を略した「いんでん」の語源になったとされています。
昭和50年には県内の企業により甲府印伝商工業協同組合が設立され、昭和62年には甲州印伝は国の伝統的工芸品として指定されました。
平成8年、二代目山本誠が甲州印伝伝統工芸士(総合部門)の資格を取得し、平成30年には三代目山本裕輔が同資格を22年ぶりに取得。国内唯一の伝統工芸士(総合部門)です。
<印伝の山本>では、先人の仕事に敬意を払いながら、新しい時代にふさわしい甲州印伝の姿を日々探求しています。