<AJUGA.>ディレクター近藤 千尋さんが想いを語る。大人気マザーズバッグをリニューアル!

0歳〜5歳を対象としたおしゃれな子ども服を中心に、ママとパパのためのアイテムを展開するベビー&キッズブランド<AJUGA./アジュガ>。なかでも人気の“あったら嬉しい”機能が詰め込まれたマザーズバッグを、パパでもママでも使えるデザインのペアレンツバッグとしてリニューアル!三越伊勢丹のお客さまの声を元に、機能をアップデートしました! 9月29日(水)より三越伊勢丹オンラインストアと伊勢丹浦和店で先行販売いたします。二児の母でありモデルとしても活躍するディレクターの近藤 千尋さんに、バッグへ込めた想いや、こだわった点について訊きました。
パパも子育てに参加するきっかけになるようなブランドを目指して

──まずは<アジュガ>を立ち上げたきっかけを教えてください。
うちみたいな共働きの家庭ってたくさんあると思うんですけど、どうしても育児はママがやることが多くなってしまって、頑張っても7:3くらいで女性に負担がかかってしまう家庭が多いと思うんです。赤ちゃんに母乳をあげるのはママだから育休を取るのもママ。その流れで泣き止ますのが早いのもママになってしまって、女性に負担が多いのは仕方ないのかなとも感じていました。
でもやっぱりパパにも当たり前に子育てに参加してほしい。そんな時、もしユニセックスで男性が育児に参加したいと思えるグッズがあったら・・・と思うようになり、妊娠中から子どもブランドを立ち上げたいなと考えていました。そして一人目を出産して少し落ち着いたタイミングで、2018年に<アジュガ>をスタートしました。

──マザーズバッグはユニセックスで使えるデザインなので、近藤さんの想いを表現したアイテムですね。
最初は“マザーズ”バッグっていう名前が疑問でしたね・・・。世の中に浸透しているのが“マザーズバッグ”という名称だから仕方なく使っていますが、よく考えるとおかしいですよね。子どものものを入れるバッグはママもパパも一緒に使えないといけないし、不器用なパパでもどこに何が入っているかが分かって、一緒に使えるアイテムが作れたらいいなと思って。育児をしながらどんなバッグがいいか、たくさん考えました。なので今回は、パパでもママでも使える「ペアレンツバッグ」として紹介したいです。
──以前販売した際は、すぐに完売したものもあったとお聞きしました。
そうなんです! 嬉しいことにキャンバス地のトートは初回販売時には開始3分くらいで完売してしまって・・・。こういうバッグってあるようでなかったんだなぁと実感しました。高値で転売されて苦い思いを味わったので、それからは受注生産という形にさせていただいて、お待たせしてしまう場合もあるのですが、欲しいと思ってくださった方に適正な価格でお届けできるようにさせていただきました。
人気の理由は“あったらいいな”を詰め込んだから

──<アジュガ>のマザーズバッグは、何型ラインナップしているのでしょうか?
今まではディパックとトートの2型で、トートはナイロン素材とキャンバス素材2色を展開し、2型合わせて計4種ラインナップでした。今回リニューアルしたバッグは、ディパック1型、ナイロントート1型、キャンバストート1型1色の計3種類です。
──ディパックの特長を教えてください。
中が上下で2層式になっているのが最大の特長です。今までママと子どものものがディパックの中でごちゃ混ぜなっているのがすごくストレスだったので、それを解消するために仕切りを設けて2層式にしました。私は下段に哺乳瓶など子どものグッズを入れて、上段は自分のものを入れています。大きいものを入れたい時は、仕切りを外すこともできるんです。

──すごい! 外ポケットから下段のものが取り出せるんですね。
そうなんです。きちんと物を入れられるポケット機能もありつつ、まわりのファスナーを開けると下段のものが取れるようになっています。背中側にも取り出し口が2つ付いていて、抱っこひもをしながら右手でも左手でも荷物が出せるような作りになっています。
あと、ママって抱っこ紐しながらディパックを背負うことが多いと思うんですが、赤ちゃんが寝ちゃっている時は抱っこ紐を下ろす訳にもいかず、ディパックだけ下ろしたい時に抱っこ紐が絡まっちゃったりするじゃないですか。そういう時はこの肩ベルト部分のバックルを外せば、ディパックだけ下ろせるようにもなっています。

──肩ベルトが外れる仕様、とても便利ですね! トートバッグでこだわった点はどこでしょうか?
荷物がない時はベビーカーの荷物入れに収納できる点をこだわりました。使わない時はさっと折りたたんでしまえるので、臨機応変に対応できます。

──中もすごい大容量ですね!
3層に分かれていて、ちょっとした旅行にも持っていけます。パパ、自分、子どもの荷物に分けられるし、その準備もパパと一緒にすることでどこに何が入っているかを夫婦で把握し、「ママあれどこに入ってる?」っていうイラッとする会話もなくなるんです(笑)。
おしゃれなのは一番。でも育児に機能は必須

──三越伊勢丹オンラインストアで先行販売する新作のペアレンツバッグ(マザーズバッグ)は、既存のものとどこが変わったのでしょうか。
ナイロントートに関しては、前回は軽量化にこだわってカジュアル感が強い生地を使用しました。でも今回はもっとファッション好きの方にも愛用してもらえるよう、デザインを重視した光沢のある生地を使用し、高級感を出しました。さらにディパックのライニングは黒から変更。明るい色を使うことで黒いものを入れても、どこに何が入っているか分かるようになりました。

──デザインだけでなく機能性もアップデートされているんですね。機能面で進化した点はどこでしょうか?
機能面での一番の進化は、ディパックもトートも底面に大きなポケットをつけたことです! 今までも汚れた洋服や使用済みのオムツなどをほかの荷物と一緒に入れるのは衛生的にも良くないな、と感じていて・・・。だったら汚れ物専用のポケットをつけようと思い、実現させました。靴や雨具、縄跳びなどを入れるのもおすすめです。隠し部屋みたいになっているので、ここに荷物をしまうのもお子さんと一緒にやっていただけたら楽しいかなって。

あとディパックは背面がメッシュになったので蒸れにくくなったのと、背面のポケットに伸びるキーチェーンをつけました。私、鍵を出す時が一番イライラするんですよ(笑)。下の子を抱っこしながら上の子と手つないで鍵を開けるんですけど、この状況で鍵を出すのが難しくて・・・。そんな時、このチェーンに鍵をつけておけば、びよーんってすっごく伸びるので、片手で探せてかんたんに鍵が開けられるんです。

トートは、前回まではブランケットや上着がかけられるように2本のベルトを側面につけていたのですが、今回は出産準備や旅行に持っていくキャリーケースにドッキングできるようにしたいとのお声があり、持ち手に着けられるような仕様に変更しました。

──ちょっとしたことですが、使い勝手は何倍も良くなっていますね。
普段の育児での悩みやイライラを走馬灯のように思い出しながら、ママスタッフともみんなで話し合って、機能を進化させました。やっぱり楽しく育児したいっていう想いが一番あって、おしゃれも大事なことだと思ってはいますが、育児には機能性が伴っていないと自分がストレスになるなと感じていて・・・。お値段は既存のものより少し高くなりますが、これだけ機能のアップデートがあるので、みなさんきっと満足していただけると思います。
──デザインでこだわった点はありますか?
やはりパパにも持ってほしいので、ユニセックスで使えるデザインであること、どんなファッションにも合うようにベーシックなデザインにこだわりました。またディパックのサイド部分のメッシュは前回まではアウトドア感ある粗めの生地を使っていましたが、新作は網目が細かい生地を使用するなど、できる限り上質感・洗練感を追求しました。

PARENTS' DAYPACK
<AJUGA.>ペアレンツディパック 11,880円 商品を見る
シチュエーションによって使い分けられる2層式ディパック。ファスナーで上下に仕切りが作れるので、下段には衣類や離乳食など、上段にはディパックの中で迷子になりがちな財布やウェットティッシュなど小物類を収納するのにぴったり。生地は光沢感のあるナイロン素材を使用し、シンプルながら洗練された印象に。
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上下の仕切りはファスナーでなくすことも可能
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底面には使い勝手のいいもう一つの荷物入れをプラス
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肩ベルトのバックルを外せば、抱っこ紐をしながらリュックを下ろすことができます
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肩ベルトのずり落ち防止のワンタッチバンド付き
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背面はメッシュ素材で蒸れを防止
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光沢のある生地を使用し、ファスナーの引き手を合皮にすることで高級感をプラス
PARENTS' NYLON/CANVAS TOTE BAGS
トートバッグを3つドッキングさせたような大容量ペアレンツトートバッグ。高級感のあるナイロン生地と、カジュアルに使えるキャンバス地(ブラック)の2種をラインナップ。随所にこだわりのつまったアイテム。
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3つに分かれた入り口で大容量
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底面には使い勝手のいいもう一つの荷物入れをプラス
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おむつが5枚ほど入る本体と同生地のポーチ付き
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内側が保冷ホイル仕様になったポケットも内蔵
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キャリーケースやスーツケースにドッキングできる仕様。上着やブランケットをかけても◎
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ナイロンは柔らかく光沢感のある素材で上品な印象
──このペアレンツバッグ(マザーズバッグ)があれば、日々の育児で不便だなと思うことは解決できそうでしょうか?
できると思います! 持つと気分も上がるので、出産を頑張ったママやこれから出産を控える奥さんがいらっしゃる旦那さんに、ぜひ贈り物としておすすめしたいです。そして夫婦で一緒に使って欲しいですね。ちなみにうちの旦那さんは、このディパックを背負ってよく送り迎えしています(笑)。

──どんな方にこのバッグを使ってほしいですか?
男女関係なくすべての方が持てるバッグになっていると思うので、いろんな方に使ってほしいです。ディパックとトートはシーンによって使い分けができるので、2つ持っているととても便利でおすすめです。あと子どもが大きくなっても、旅行バッグとしても使えるので持っていて損はないと思います。
ママたちが笑顔になれるアイテムを作りたい

──最後に、子育てを頑張っているママたちにメッセージはありますか。
子育てしていると孤独を感じてしまう人もいると思うし、私も一人目を生んだ時は「私の気持ちなんて誰も分かってくれない」「旦那になんて何も分からない」ってネガティブ思考になったこともありました。そういう時はぜひ、自分の好きなアイテムを持って少しでも気分を上げてみてもらいたいです。それだけで子どもに対する向き合い方や旦那さんに対する考え方が変わって、大げさかもしれませんが、家庭円満に繋がると思うんです。
例えば子どもと出かけていて予想外の汚れ物が出ちゃっても、“このバッグなら大容量だから大丈夫”って思えたら、常に余裕のあるママでいられる。余裕があると笑顔でいられるじゃないですか。その笑顔が子どもやパパに連鎖していけたらいいな。そういうママの笑顔の理由に、<アジュガ>はなりたいなと思います。
──お話を聞いていて、<アジュガ>はただ可愛いくて便利なだけでなく、近藤さんの想いがいっぱい詰まっているんだなと感じました。
SNSで繋がっている子育て世代の方たちはそれぞれ皆悩みがあって、私も仕事と子育ての両立に日々奮闘しているので、同じく悩みはつきません。でも私は「皆同じ道を通っているんだな」って知るだけで、すごく励みになっています。
だから皆の悩みに対して、解消できるアイテムは作れないかと考えて商品化したり、メディアに出て発信する立場として少しでも勇気づけることができたらいいなと思っています。ギブ&テイク・・・と言うとおこがましいですが、ママのみなさんたちと一緒に育児が楽しくなるグッズを作り上げていきたいという思いが強いです。
世の中の状況的に難しいかもしれませんが、このバッグを販売する時も本当は店頭で皆さんと育児について話しながら、コミュニケーションを取れたらいいなと思っています。もし少しでも孤独を感じて辛い状況のママがいたら、「ひとりじゃないんだよ!」ってことを伝えたいし、パパと一緒に育児ができるアイテムで、ちょっとでも楽しく子育てをしてもらえたら本当に嬉しいです。
近藤 千尋 (こんどう・ちひろ)
1989年12月15日生まれ、岡山県出身。インスタグラムのフォロワー160万人。女性ファッション誌やバラエティ番組に出演。お笑いトリオ・ジャングルポケットの太田 博久さんと結婚し現在は2児の母。現在<AJUGA.>をはじめ、さまざまな商品のプロデュースも手掛けるなど活躍の場を広げる。
9月29日(水)より新商品のペアレンツバッグを三越伊勢丹オンラインストア、伊勢丹浦和店にて先行販売いたします。
■お届け予定:11月上旬
<AJUGA.>ポップアップ
■2021年9月29日(水)~10月5日(火)
■伊勢丹浦和店 6階ベビー子供用品 特設会場
※諸般の事情により、予告なく変更・中止させていただく場合がございます。
<AJUGA.>オンラインストア先行販売
Text:AYUMI KINOSHITA(POLYVALENT)