
赤ちゃんの肌はとってもデリケート。一生懸命に体を動かすので、汗もたくさんかきます。さまざまな刺激から肌を守り、汗をしっかり吸ってくれる肌着は、赤ちゃんの肌の健康と快適な暮らしのために大切です。伊勢丹新宿店で、新生児のお洋服を担当するマタニティ・ベビーコンシェルジュ・スタイリストの日野 可菜が、新生児の肌着の選び方をレクチャーします。
重ね着する必要はある?
体温調節が苦手な赤ちゃんには、2枚重ねて着せていただくことをおすすめしています。下に着ているものは、大人でいう肌着として、上に着ているものはお洋服というかたちで考えていただければいいかと思います。夏場、空調が効いたお家の中にいるときでも、重ね着はしていただいたほうがいいかと思います。
海外ブランドと日本のブランドの肌着の違い
海外ブランドのベビーインナーは、ボタン留めで細身のフィット感があるものが多く、日本のブランドのものは、ひもで結ぶ前あきの短肌着や、コンビ肌着が主流になっています。ボタンをいくつも留めなくてもいいのでお着替えがしやすくなっています。まだ着せ替えに慣れていない方でもすばやく着せ替えができて、おすすめのタイプです。
どんな素材を選べばいい?
肌着の生地にはいろいろ種類がありますが、フライスという素材であれば1年を通してお使いいただけます。フライスの肌着は伸縮性があり、汗も吸い取りやすいという生地です。夏になると、天竺(てんじく)という薄いさらっとしたものや、メッシュ地の速乾性のある素材が出てくるので、暑い時期であればそういったものを組み合わせていただけます。冬ですと、ウールやカシミヤのお肌着も出てきます。
今は、お家の気温が整っている方もいるので、特にあたたかいものや速乾性のあるものを使わなくても大丈夫な場合もあります。ライフスタイルに合わせて選んでいただければと思います。伊勢丹(新宿店)であれば、さまざまなブランドや素材からお選びいただけますし、型崩れがしにくく、何回洗ってもよれにくい、しっかりした素材のものを取り扱っています。また、私のようなコンシェルジュがいますので、その方のライフスタイルに合わせたお肌着をご提案させていただきます。
コンシェルジュおすすめの肌着をご紹介

ここからは、コンシェルジュおすすめの新生児の肌着をご紹介します。素材やつくりにこだわった日本のブランドによる肌着は、どれも安心して選んでいただけます。
■「<ファミリア> ロンパース肌着」

<ファミリア>の肌着の特徴として、縫い目が外側になっていて、型崩れがしにくくお洗濯してもよれないという点があります。<ファミリア>のロンパースの肌着は、夏でも1枚でさらっと着られるので、便利ですし、フィット感もしっかりあります。これは、くまの刺繍が入っているタイプですが、やわらかい赤ちゃんらしい優しい色合いが多く人気です。
■「<赤ちゃんの城> スマイルコットン肌着」

スマイルコットンは大人の肌着にも使われている素材で、ふんわりして柔らかく、吸湿性もいい素材になります。繰り返し洗っても、ふわふわと柔らかくお使いいただけます。<赤ちゃんの城>の肌着も縫い目がしっかりたたいてあり、肌に刺激とならないようにつくられています。スマイルコットンの肌着は、無地ですが、上にお洋服を着たときに柄が上に写らないので、無地の肌着もお持ちいただくとおすすめです。
■「<センスオブワンダー> オーガニックコットン肌着」

こちらは、オーガニックコットンでつくっている肌着です。オーガニックコットンは、大人の洋服でも使われていますが、お肌が敏感な方が検討される素材になります。<センスオブワンダー>のオーガニックコットン肌着ですと、かわいらしい柄がプリントされているので、お肌着の柄ですとか、デザインを楽しみたい方にもおすすめです。もちろん前あきで、脱ぎ着もしやすくなっています。
新生児におすすめの肌着をご紹介してきました。生まれた季節やお家の環境によっても、肌着の選び方は変わってきます。初めてのお子さまですと、どのように選んだらいいかを迷われることが多いと思います。伊勢丹新宿店本館6階マタニティ新生児では、マタニティ肌着やウエアに関して、育児に関してなど、初めての妊娠・出産の不安やお悩みから、妊娠中のお身体や赤ちゃんについてのお話、ベビーカーなど商品選びなど、ママやご家族のお手伝いをさせていただきます。

マタニティ・ベビーコンシェルジュ・スタイリスト 2016年入社。新生児のお洋服とマタニティウエアを担当。お客さまのお悩みに寄り添いながら、マタニティからベビーまでトータルでご案内をするスペシャリスト。
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