冬生まれの赤ちゃんを出産予定のママへ。新生児肌着を徹底解説します!
秋から冬にかけて出産予定のマタニティの方向けに、出産前に準備するアイテムの一つ、新生児肌着を伊勢丹新宿店から徹底解説いたします。肌着と一言で言っても、いろいろなかたちや素材もあり、何を揃えればいいのが迷ってしまいますよね。また、いざ揃えてみたものの、「どうやって着せるの?」「何枚着せたらいいの?」そんなママのお悩みを解消いたします。
まずは肌着の基本から。
新生児肌着とは?
赤ちゃんの肌はとってもデリケート。大人と同じ数の汗腺を持っているので、初めての外的な刺激をたくさん受け止めます。肌を優しく包みこみ、汗をしっかり吸い取る肌着は、赤ちゃんが快適に過ごすためにとても重要です。
肌着の種類
メーカーによっても名称は異なりますが、ベビー用の肌着は主にこちらの3種類があります。
【短肌着】~3カ月ごろまで
年間を通して一番下に着る肌着。赤ちゃんの汗を吸収してくれる必需品です。
【コンビ肌着】~3カ月ごろまで
1枚で、または短肌着の上に重ねて使用する肌着。保温や体温調節のために使います。股が分かれているため、活発な赤ちゃんの足の動きも妨げません。
【ボディスーツ型肌着】4カ月から
生後3カ月以降におすすめです。前開きタイプと被りタイプがあります。
冬肌着におすすめの素材
生まれたての赤ちゃんは、体温調節機能が未発達。そのため、新生児衣料に使われる素材のポイントは「通気性」「吸水性」。必然的に素材は天然繊維が選ばれ、その中でも使い勝手の良い綿がメインで使われています。1年を通して使用可能なフライス編みのほか、春から夏にかけておすすめの天竺編みやメッシュ素材の肌着もあります。
フライス編み
ゴム編みともいわれ、伸縮性の高さが特徴。赤ちゃんの体に優しくフィットします。通気性があり、1年を通して使用可能な肌着の定番です。
低出産体重(低体重)の赤ちゃんへ
「低出生体重児」とは2500g未満で生まれた赤ちゃんのこと。近年、低出生体重の赤ちゃんは増加しており、日本では約10人に1人が2500g未満で生まれていると言われています。
<赤ちゃんの城>では、そんな低出生体重の赤ちゃん向けの肌着もご用意しています。
成長が早くまっすぐ育つ麻にあやかり、「すくすく、まっすぐ育ってほしい」という願いが込められた伝統的な文様「麻の葉」柄の肌着もおすすめです。
赤ちゃんの肌着の着せ方
-
1.肌着・お洋服を重ねてセッティング
沐浴の前に、肌着類は着用順に重ねてセット。その際、袖まで重ねて準備しておくとスムーズです。 -
2.赤ちゃんの手を通すときは、「迎え袖」
重ねてセットした肌着の上に、赤ちゃんを寝かせます。袖口から赤ちゃんの手を迎えにいきます。 -
3.肌着はしっかり、ぴったりと
汗をしっかり吸収するために、肌着はぴったりと着せましょう。背中の生地のシワまで伸ばして、肌着の紐を結びます。 -
4.服のボタンを留めたら完成!
肌着の紐を結んだら、服のボタンも留めましょう。体全体をくるむように、優しく服を着せてあげます。
赤ちゃんの肌着Q&A
~新宿店ベビー子供フロアのスタッフに聞きました~
Q1. 短肌着やコンビ肌着はいつまで着るもの?
お子さまのご成長具合、体格によっても変わってきますが、生後3カ月前後までお使いいただけます。手足をバタバタ動かす生後3・4カ月頃からはロンパース型肌着がおすすめです。首や腰が据わる生後4カ月以降はかぶりタイプの肌着だとお着替えがスムーズになります。
Q2. 冬に着せる肌着の枚数は?
新生児期は、体温調整がうまくできません。肌着を使って体温調節をサポートするために、短肌着とコンビ肌着を2枚重ねにして着せてあげましょう。そのうえから2WAYオールなどの新生児ウェアを着ます。
Q3. 外に出かける時も肌着2枚?
新生児の内は肌着は2枚重ねてください。肌着が空気の層を作ってくれ体温調節をサポートしてくれます。その上から2WAYオールなどの新生児ウェアを着せましょう。2・3カ月頃からは肌着1枚と2WAYオールのお洋服で、天候や気温によって、ベスト・ケープ・ジャンプスーツなどアウターで調整してあげてください。注意点としては室内外の寒暖差です。赤ちゃんはとても汗っかきなので室内では汗をかいてないか見てあげましょう。
Q4. 肌着は長袖でなくてもいいの?
新生児が着る2WAYオールは長袖が基本です。中に着る肌着は半袖で問題ありません。あくまでも肌着は汗を吸い取るのが役目です。半袖であることで袖ももたつかずお着換えがスムーズです。寒さの調節はベストなどのアウターで調節しましょう。
Q5. 産前に何枚くらい用意しておいたらいい?
少なくとも短肌着・コンビ肌着はそれぞれ5~6枚必要です。春夏は1枚で着る場合が多い肌着ですが、秋冬は寒さ対策として2枚重ねで着ることをおすすめしています。毎日のお着替えに加え、汗をかいた時、ミルクの吐き戻しやおむつ漏れで汚れてしまった時など一日に複数枚必要なこともありますので、短肌着・コンビ肌着を5枚ずつ程度ご用意されるとよいでしょう。