【日本橋三越本店】縁起の良い「豆」で
よい新年のはじまりを
被子植物約1万7000種の中で、最大の科のひとつ「マメ」。栄養の宝庫であり、ひとつの莢に複数の種子が宿ることから生命力の象徴とされる豆は、世界中の祭事や習俗に登場する縁起の良い食材です。新しい年の幕開け、豆にまつわる食文化を紐解きながら、おいしく福を招き入れませんか。東洋も西洋も織り交ぜた、縁起の良い豆の食をご紹介します。
1.小豆と大豆の「紅白豆合戦」
古くは『日本書紀』『古事記』にも登場するほど、日本の食文化に深く根付いている「小豆」と「大豆」。小豆はその赤い色が太陽や血液、火といった生命のイメージに通じることから、祝賀や魔除けの儀式で用いられることが多い豆。
一方、大豆は米とならび、農耕民族である日本人の命を支える重要な作物として、感謝や畏敬の対象。健康(まめに暮らす)や退魔(魔を滅する)など、幸いを願う習わしにかかせない存在です。そんなありがたい存在の小豆と大豆の食を、紅白の豆合戦に見立てました。
昔ながらのかための食感
<日本橋弁松総本店>
赤飯(並七浅) 1折 951円
[販売場所]日本橋三越本店 本館地下1階 和総菜
嘉永3年(1850年)創業の老舗。江戸っ子好みの弁当を作り続ける<日本橋弁松総本店>の赤飯は、秋田県産きぬのはだと国産小豆をかための食感に炊きあげた、昔ながらの味わいです。
茶碗蒸しと、蟹あんのマリアージュ
<なだ万厨房>
赤飯スープ蒸し蟹あんかけ 1人前 621円
[販売場所]日本橋三越本店 本館地下1階 和総菜
[販売期間]2025年1月8日(水)〜1月28日(火)
[販売点数]各日10点限り
天保元年(1830年)大阪で創業した日本料理<なだ万>の味を、ご家庭で手軽に楽しめる<なだ万厨房>。出汁の風味にこだわった玉地(茶碗蒸し)を一度蒸した後、赤飯を乗せて二度蒸し、蟹のうまみたっぷりのあんをかけました。
赤飯で甘鯛・湯葉・粟麩を包んで
<京料理 美濃吉>
甘鯛の赤飯蒸し 1個 800円 [日本橋三越本店限定]
[販売場所]日本橋三越本店 本館地下1階 和総菜
[販売期間]2025年1月8日(水)〜1月28日(火)
[販売点数]各日15点限り
<京料理 美濃吉>も独創的な赤飯料理。美しく炊きあげた赤飯で、甘鯛・湯葉・粟麩を包み、上から味わい豊かな銀あんをかけました。椀物のような新しいお赤飯の楽しみ方は、寒い季節にぴったり。
人気のちび弁に赤飯が仲間入り
<神田明神下みやび>
東京ちび弁 赤飯 1折 1,188円[日本橋三越本店限定]
[販売場所]日本橋三越本店 本館地下1階 和総菜
[販売期間]2025年1月8日(水)〜1月28日(火)
[販売点数]各日10点限り
両手のひらにのるサイズながら人気の「ちび弁」に赤飯が新登場。湯葉や枝豆・黒豆・豆サラダ・焼鮭・玉子焼など、充実のおかずがぎっしりと可愛らしく盛り込まれています。
新潟県の郷土料理、醤油赤飯が登場
<たもかみ>醤油赤飯 100gあたり 270円
[販売場所]日本橋三越本店 本館地下1階 和総菜
[販売期間]2025年1月8日(水)〜1月28日(火)
店内厨房で蒸しあげるおこわが自慢の<たもかみ>からは、新潟県長岡市の郷土料理、醤油赤飯が期間限定で登場。醤油のほのかな塩味と金時豆の甘みが絶妙な組み合わせです。
販売は月に2回だけ。老舗和菓子店の味
<榮太樓總本鋪>御赤飯 (生) 1箱 1,188円
[販売場所]日本橋三越本店 本館地下1階 和菓子
[販売期間]毎月1日と最終日曜日 ※元日は除く
素材にこだわり、マンゲツモチと国産ささげを使った老舗菓子舗のお赤飯。通年販売しているレトルトタイプも人気ですが、毎月1日と最終日曜日には、その日に炊きあげたお赤飯を販売。できたての味をぜひご賞味ください。
煮込んでもしっかり。冬だけの鍋用豆腐
<三之助>ゆらり湯とうふ 1丁(350g) 380円
[販売場所]日本橋三越本店 本館地下1階 和総菜
[販売期間]2025年1月8日(水)〜1月28日(火)
[販売点数]各日20点限り
大豆食品の代表格と言えば、豆腐。こちらは北海道産大豆と伊豆大島産にがりを使用した湯豆腐・鍋物用の豆腐。煮込んでも崩れにくいよう表面はしっかり、中はなめらかでやわらかい食感です。
野菜の旨みと出汁を吸ったふっくら煮豆
<ゆば庄>
国産野菜の五目煮豆 1パック 432円
[販売場所]日本橋三越本店 本館地下1階 和総菜
ゆば専門店<ゆば庄>のひそかな人気メニューが、国産野菜とこんにゃく、昆布とともに炊きあげた五目煮豆。滋味豊かな出汁の味わいと、野菜の旨みを含んだ大豆は、毎日の食卓に並べたくなるやさしい味わいです。
島豆腐とアボカド、柚子胡椒が絶妙にマッチ
<いとはん>
アボカドと沖縄島豆腐の和さらだ 柚子胡椒風味 100gあたり 454円
[販売場所]日本橋三越本店 本館地下1階 和総菜
サラダを中心とした和総菜のお店で人気を誇る定番のひとつが、こちらの島豆腐のサラダ。クリーミーなアボカドとさわやかな海藻、そしてぴりりとした柚子胡椒のアクセントが相性抜群です。
牛すじと香味野菜の旨みを煮含めて
<博多 肉の壱丁田>
やわらか牛すじ肉豆腐の香味煮 1パック (300g) 864円
[販売場所]日本橋三越本店 本館地下1階 和総菜
[販売期間]2025年1月8日(水)〜1月28日(火)
[販売点数]各日10点限り
福岡の精肉店が展開する肉総菜専門店から、牛すじ入りの肉豆腐が期間限定で登場。生姜・にんにく・ネギなどの香味野菜とともに甘辛の味付けで煮込んだ牛肉も、その煮汁を含んだ豆腐もたまらないおいしさです。
湯葉と金時豆の可憐なばら散し
<有職>
湯葉とお豆のばら散し 1折 1,728円 [日本橋三越限定]
[販売場所]日本橋三越本店 本館地下1階 和総菜
[販売期間]2025年1月8日(水)〜1月28日(火)
[販売点数]各日10点限り
職人技が冴える可憐な精進風ばら散し。塩味をきかせた金時豆と、湯葉をふんだんにち散りばめました。一つひとつの具材の仕上がりの美しさは、茶懐石を手がける<有職>ならでは。
冬が旬の牡蠣を湯葉で包んでてんぷらに
イートイン<てんぷら山の上>
牡蠣東寺揚げ 上定食 1人前 5,801円 [日本橋三越本店限定]
[販売場所]日本橋三越本店 本館地下1階 和総菜
[販売期間]2025年1月8日(水)~1月28日(火)
[販売点数]各日20食限り
イートイン<てんぷら山の上>
牡蠣東寺揚げ 1個 1,001円 [日本橋三越本店限定]
[販売場所]日本橋三越本店 本館地下1階 和総菜
[販売期間]2025年1月8日(水)~1月28日(火)
[販売点数]各日20食限り
京都の東寺(教王護国寺)で湯葉を作ることから、湯葉を用いたてんぷらを東寺揚げと呼びます。比叡山特産の比叡湯葉を水で戻し、牡蠣を包んで揚げました。噛むと湯葉の旨みと牡蠣のエキスが口いっぱいに広がります。上定食のほか、単品でもお楽しみいただけます。
2.ソラマメで新年の運試し
西洋で祭事に用いられる縁起ものの豆といえば、ソラマメ。胎児の形に似ているため命のシンボルとされています。キリスト教で1月6日に行われる行事「公現祭」の祝い菓子ガレット・デ・ロワに仕込む陶器の小物を「フェーブ」といいますが、これはフランス仏語で「ソラマメ」のこと。もともとはソラマメを当たりの印として入れており、後に陶器に変化したのだそう。日本橋三越本店で販売されるガレット・デ・ロワはオンラインストアからご予約可能。記事末尾のリンクからご確認ください。
パイもクリームも、カカオ香る個性派
<ティール>
ガレットデロワカカオ 1個 (直径約18cm) 4,320円
[販売場所]日本橋三越本店 本館地下1階 洋菓子
[販売期間]2025年1月6日(月)~1月8日(水)
日本橋兜町に本店を構えるチョコレート&アイスクリームショップ<ティール>のガレット・デ・ロワは、カカオ風味のアーモンドクリームをアマゾンカカオの生地で包んだ、チョコレート風味が楽しめる個性派。フェーブは愛らしい陶器の車です。
アーモンドの香り高い伝統の味
<リチュエル>
ガレット・デ・ロワ (プレーン) 1個(直径16cm) 3,024円
[販売場所]日本橋三越本店 本地下1階 洋総菜
[販売期間]2024年12月26日(木)〜2025年1月15日(水)
フランスの古き良き製パン技術を大切にしたヴィエノワズリーが人気の<リチュエル>のガレット・デ・ロワは、皮付きアーモンドパウダーを使っており、アーモンドの風味とコクが豊かなクリームが楽しめます
ガレット・デ・ロワは「日本橋三越本店マンスリーお取り寄せ」サイトにて一部事前ご予約を承ります。
3.笑み咲く節分菓子
節分と言えば豆まき。立春は旧暦で一年の始めにあたり、季節が変わる「節分」には邪気が生じるとされるため、それを払うための儀式が習慣として生まれました。豆は「魔を滅する」を意味して用いられます。大豆や豆の節分菓子で福を招き入れ、笑顔を咲かせましょう。
お多福豆をかたどった桃山製の焼菓子
<鶴屋吉信>福ハ内 1個 270円
[販売場所]日本橋三越本店 本館地下1階 和菓子
[販売期間]2025年2月3日(月)まで
文人画家・富岡 鉄斎も愛した、お多福豆の形が愛らしい桃山製の焼菓子。口どけがよく上品な味わいです。ご要望の多かったバラ売りが新登場。
マスと鬼の衣装にみたてた箱にも注目
<赤坂柿山>
節分さんの豆まき 5袋入 1,080円
[販売場所]日本橋三越本店 本館地下1階 和菓子
[販売期間]2025年1月5日(日)〜2月3日(月)
[販売点数]160点限り
鬼とお多福を描いた玉子煎餅、香ばしい炒り豆、梅風味のあられ、松葉に見立てたあられなど、目にも楽しい節分菓子。マスに見立てた箱は鬼が纏う虎の毛皮がモチーフ。手みやげにも喜ばれそう。