【日本橋三越】生産者と生活者の架け橋に
[PSDだより]

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ショッピングをより快適に楽しんでいただくために、食品フロアを熟知したコンシェルジュがあらゆるご相談にお応えしている日本橋三越本店の「パーソナルショッピングデスク」(以下・PSD)。食やサービスにまつわるさまざまな資格を持つコンシュルジュが多くいますが、中でも並々ならぬ食への探究心を持つメンバーとして一目置かれているのがセールスディレクターの飯岡 朋子さん。今年は新たに「野菜ソムリエプロ」の資格を取得し、商品開発やお客さまへのレシピのご提案にも注力しています。「生産者と生活者の架け橋になり、お客さまの食生活や豊かな食文化づくりのお役に立っていきたい」と語る飯岡さん。資格取得のきっかけや、仕事に向けるその情熱の原点について聞きました。

日本屈指のクオリティと言われる、日本橋三越本店の野菜売場

<室町万弥>の副店長と情報交換する飯岡さんの画像

開店前の日本橋三越本店の青果売場<室町万弥>。この日、トマトだけでもなんと約20種が並んでいました。「野菜ソムリエの資格を取って、あらためて日本橋三越本店の野菜売場のクオリティの高さに気づかされました。抜群の質と鮮度、そして種類の豊富さは、料理人など食のプロの方々にも定評があります。鮮度がいいからおいしいし、栄養も豊富。買ってからも家庭で長持ちするんです」。開店前に飯岡さんは<室町万弥>のスタッフと情報交換。今、どの野菜、どの産地が旬なのか、新しい品種についてなど、目利きのプロであるスタッフに伺いながら、日々、お客さまへご提案するヒントを探します。

OSMICトマトの画像

「お子さまが野菜が苦手で食べてくれない、というご相談もよくあります。例えばトマトなら、なぜ苦手なのか? 青っぽい風味なのか、種の部分の食感なのかなど理由をうかがって、苦手ポイントをクリアできそうな品種をオススメすることも。このOSMICトマトは果肉がしっかりしていて甘く、濃厚な味わい。普段トマトが苦手なお子さまもパクパク食べてくれたというお客さまもいらっしゃいますよ」。

トマトジュースの画像

「今年日本橋のお客さまの間でひそかにヒットしたのが、プレミアムなトマトジュース。フルーツ並の甘さ、そして栄養もとれるとあってギフトにもぴったりです」と飯岡さん。説明を聞くうち、撮影スタッフも、普段じっくり見る機会のない野菜売場の面白さに引き込まれてきました。しかし、飯岡さんはどうして「野菜ソムリエプロ」の資格を取ろうと思ったのでしょうか。

休業期間を活かして、お客さまの健康づくりに役立つ知識を

野菜ソムリエプロの資格証を持つ飯岡さんの画像

飯岡さんが野菜ソムリエの資格を取得しようと思ったのは、コロナ禍がきっかけだったそう。「2020年の4月・5月、お店が休業を余儀なくされました。その期間が明けたときにお客さまのお役に立てるものを身につけたいと思って勉強をはじめたんです」。その想いから「野菜ソムリエ」と、「健康管理能力検定」(3級・2級)を取得。「コロナ禍のくらしには、体の免疫力アップが大切。お店が営業を再開すると、お客さまの食への関心も、美味しさに加え健康面について高まっていると感じました」。

ベジ活キットの例の画像

野菜の知識を活かして、2021年3月には「美味しく、簡単に、無駄なく、ヘルシーに」野菜を摂ってもらえるよう、真空加熱済みで簡単に調理ができる「ベジ活キット」をプロデュース。メーカーとコラボして実際に日本橋三越本店で販売しました。お料理が好きな飯岡さん、売場でお客さまと会話しながら、野菜をおいしく食べるためのレシピもお伝えしているそう。

さらなる探求心で、「野菜ソムリエプロ」を取得

  • 野菜ソムリエプロの勉強ノートの画像
  • 野菜ソムリエプロの勉強ノートの画像

その後飯岡さんは、2021年6月「野菜ソムリエプロ」の資格も取得。「野菜ソムリエプロ」は座学の受講だけでなく、実際に野菜を育てる観察記録、レシピの考案、農作物の専門知識や最新の農業関連の法令まで理解を深めることが求められる難関資格ですが、飯岡さんは見事一発合格。その勉強のノートはまるで受験勉強さながら。「より深く理解したことで、お客さまにお役に立つ提案ができるようになりましたし、生産者さんへの尊敬の念も強くなりました」。

売場で野菜を手に取る飯岡さんの画像

「野菜は、旬が刻々と変わっていくもの。同じ野菜でも南北に長い日本では最盛期がずれて産地がリレーされていきます。旬のものは栄養価も高いんです。野菜ソムリエの使命のひとつは“生産者と生活者を繋ぐ”こと。売場でお客さまと直接お話できる立場にいるので、生産者さんの想いも含めて、野菜の魅力をお伝えしていきたいですね」。

憧れが、情熱の原点

多数の資格をもつ飯岡さんの画像

実は飯岡さん、今回紹介した以外にも食の資格を多数取得しています。ワインエキスパート、ビアテイスター、酒ディプロマ、シェリー・アンバサダー、テキーラ・マエストロ、チーズプロフェッショナル等々。しかし百貨店人生で食品の担当になったのは2019年のこと。「もともとお酒もおいしいものも好きで、いつか仕事で生かせたら・・・という想いがあって、食品を担当する以前から個人的に勉強していたんです」。日々の業務に忙しい中、そこまで熱心になれるのは、なぜなのでしょうか。

笑顔の飯岡さんの画像

「私が高校生のころ地元に伊勢丹浦和店ができて、父の日のプレゼントを買いに行きました。高校生のお小遣いで買うものですから、ささやかなものです。でも、その時女性の店員さんが、一緒にフロア中から商品を探して素敵なギフトボックスを作ってくれて、“お父さま喜んでくださるといいですね”と、私を一人前のお客さまとして扱ってくれた。その真心あふれる接客に感動して、私もこの人のようになりたい!と百貨店の仕事を志したんです。PSDの仕事はまさにあのときの自分のように、お買いもので感動まで体験していただくこと。百貨店人生の集大成として、大好きな食の分野でこの仕事ができて毎日が幸せです」と語る飯岡さん。「お客さまに笑顔になっていただくのが私たちの目標。毎日の食事のご相談から、ギフトやホームパーティーのコーディネートまで、なんでもお気軽にご相談ください」。

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