【日本橋三越本店】若手生産者を応援!真心と情熱で育んだとびきりの食材が集合

今だけ、ここだけの美味が揃う、秋のオンリー・エムアイ。三越創業350周年の節目に、日本橋三越本店の生鮮・グローサリー部門は、日本の食文化の未来を担う全国の若手生産者を応援したいと考えました。お米・野菜・魚・肉。私たちの食卓を豊かに彩ってくれる食材の背景には、どんな想いを持った人々がいるのか。生産者のみなさんの真心と情熱とともに、ぜひその美味しさを味わってください。
体にやさしい「ササシグレ」の栽培に挑む高校生
<阿久津農園>阿久津 結花さん
那須連山からミネラル豊富な伏流水が流れ込む、水と空気の美しい栃木県大田原市。その地で米づくりを営む<阿久津農園>の六代目・阿久津 結花さん。なんと小学6年生から自分専用の田んぼを持ち、高校生ながら就農歴は5年目。現在、「ササシグレ」(ササニシキの交配親の父方)を農薬や肥料を使わずに生産しています。
「ササシグレ」は粘り気が控えめで、冷めると甘みが増す昔ながらのあっさりした味わいのお米。消化しやすいデンプン質のアミロースを多く含むため、体への負担が少ないと言われています。結花さんはアレルギーのある母のためにと、「ササシグレ」の栽培に取り組み始めました。実はこの「ササシグレ」、病気に弱く栽培が難しいため市場にはあまり出回りません。しかし結花さんは苗作りから自ら行い、田植えの時期を遅くして暑さを避けるなど工夫しながら生産に成功。今回、その「ササシグレ」を予約販売で日本橋のお客さまへご提供します。
阿久津 結花さんからのメッセージ
「結」には農作業などで、互いに労力を提供して助けあうことという意味があります。毎年、私の田んぼには、友達やお米を販売してくださる方がお手伝いに来てくださいます。お米を通して人と人が出逢い、繋がり、「結」の名にふさわしいお米になりつつあります。小学校1年生からバケツ稲で始めたお米作りが、今では食べていただいた方から感動の声をいただくようになり、感謝の気持ちでいっぱいです。さらに多くの方にお米を届けるため、今年から1.5アールから8アールに面積を増やしました。これから太陽のような笑顔で相手にエネルギーをもたらす人になって、人と人とを結んでいきます。そこで出会えた人との「結」を大切にし、笑顔になる人を増やすために、これからもお米作りに励みます。
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<お米場田心>ササシグレ「結」
1kg 1,500円 [日本橋三越本店限定]
2kg 2,916円 [日本橋三越本店限定]
[販売場所]日本橋三越本店 本館地下1階 グローサリー
[ご予約期間]2023年9月27日(水)から
[お渡し日]10月上旬以降を予定
※ご予約商品となります。
生産者来店イベント
□2023年10月7日(土)・8日(日) 午前11時~午後4時
□日本橋三越本店 本館地下1階 お米場田心
阿久津 結花さんがお米づくりの想いを直接お伝えします。ぜひお越しください。
鶏魚(イサキ)の養殖を4年かけて実現
<静岡県立焼津水産高等学校>の皆さん
地球規模の気候変動は、魚の養殖にも大きな影響を及ぼしています。創立101年の歴史を誇る焼津水産高等学校では、生徒たちの発案で4年前から、新たに「鶏魚(イサキ)」の養殖プロジェクトを進めてきました。その成果がついに結実し、この度初めて市場にてお披露目。日本橋三越本店の<吉川水産>にて販売を行います。
年々海水温度が上がっていく状況で、高水温に弱い魚種は近い未来、静岡でも養殖ができなくなるかもしれない・・・。危機感を抱いた生徒たちが注目したのが、和食店などで高級魚として親しまれる鶏魚(イサキ)でした。
鶏魚(イサキ)は成長が遅く養殖には向かないとされていますが、低密度で飼育することで、ストレスを軽減させ、大きく成長させています。また運動量も増え、身が引き締まった美味しい鶏魚(イサキ)を養殖することに成功しました。
焼津水産高等学校栽培漁業科の皆さんからのメッセージ
私たちが朝夕の給餌や飼育管理を行い、丹精を込めて育てた鶏魚(イサキ)です。私たちの先輩が3年前に卵からふ化をさせ、4年間、魚を大切に育てる想いと共に先輩から後輩へと飼育管理を引き継いできました。今回、時間を掛けて丁寧に育ててきた鶏魚(イサキ)がお客さまの元に届くのは、私たちだけではなく、卒業した先輩たちも喜んでいると思います。私たちの想いが詰まった鶏魚(イサキ)をぜひ、ご賞味ください。
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<吉川水産>鶏魚(イサキ)のお造り 1パック 1,080円 [日本橋三越本店限定]
[販売場所]日本橋三越本店 本館地下1階 生鮮
[販売期間]2023年9月27日(水)〜10月10日(火)
繁殖から肥育まで一貫体制、愛情をこめて育てる
<宮下牧場>宮下 葵さん
鹿児島県日置市で、親子三代で畜産農家を営む<宮下牧場>。幼少期から牛たちと触れあう中で畜産の道を志し、農芸高校と農業大学で知識を深めて、家業を継いだ宮下 葵さん。現在は仔牛の哺育・育成を主に担当しています。毎日愛情を込めて目を配り、病気の早期発見、早期治療を心がけながら、ミルク哺乳で少しずつ大きくなっていく姿にやりがいを感じているといいます。
畜産農家の多くは、繁殖と肥育が分業していますが、<宮下牧場>は一貫体制。種付けし仔牛が生まれてから成牛になるまで、およそ2年半をかけて愛情をこめて育てあげます。2022年には全国和牛能力共進会(和牛オリンピック)で「若雌の部門」全国2席の優等賞を獲得するなど、その技術と実績は折り紙付きです。
健康でおいしい牛づくりに加えて、環境への配慮も。地元農家が育てた農作物の破棄する部分(お米・トウモロコシ・きのこ)を活用して飼料にすることで、フードロスにも貢献するなど、地域と一体となった取り組みを行っています。
宮下 葵さんからのメッセージ
昨年第2席に終わった全国和牛能力共進会で、次回(2027年)は日本一を目指します。また今後はもっと増頭し、地元に自家製の牛肉を提供出来る飲食店を開業することが夢です。宮下家が伊集院の地で牛を飼い始めて60年以上、コツコツ増頭しながら今では600頭に近づこうとしています。母牛のエサは、地域の方々の協力で田んぼで生産された稲発酵飼料を使って仔牛を生産しています。霜降り重視より、美味しさを考えて飼料を配合し、私の想いと家族の愛情がこもったお肉になっております。どうぞご賞味くださいませ。
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上:
<精肉の二幸>
鹿児島県産 薩摩和牛 しゃぶしゃぶ用詰合せ(ロース肉・もも肉)
二幸ポン酢付き 計500g 10,800円 [日本橋三越本店限定]
下:
<精肉の二幸>
鹿児島県産 薩摩和牛 肩ロース肉すき焼・焼肉用
100gあたり 1,620円 [日本橋三越本店限定]
[販売場所]日本橋三越本店 本館地下1階 生鮮
[販売期間]2023年9月27日(水)~10月10日(火)
調理師からの転身。土づくりから取り組むトマト栽培
<河本農園/ベジラボグループ>
河本 悠希さん
霊峰大山から供給される雪解け水、日本海から吹く爽やかな空気。美しい鳥取県の自然の中でフルーツトマトの栽培に励んでいるのは、<河本農園>の河本 悠希さん。今回日本橋で販売するのは、土作りからこだわって育てたミニトマト「華天女」と「天娘」の2品種です。
河本さんの実家は西瓜農家で、幼少期から農業を身近に感じて育ちました。農業への興味を持ちながら、新鮮野菜を使った料理を作ることに興味を抱き、一度は調理師の道へ。しかし祖父の急逝を機に父の誘いを受け農業に携わることを決めたそう。父の指導を受けながら、独自の土作りに挑戦。海産物由来のアミノ酸を豊富に含む肥料を主体にした土づくりを徹底しています。そのこだわりの土から育まれるのは、濃厚で個性的な味わいのトマトたち。皮が薄くて食べやすく、酸味もないので甘味が際立つ「華天女」と、すっきりとした甘味で後味が良く、爽やかな酸味の「天娘」。ぜひその味わいをお試しください。
河本 悠希さんからメッセージ
まだ就農して間もないですが、日々目の前の課題を一つひとつ解決できるよう励んでいます。お客さまに喜んでいただき、継続してご購入いただけるようなトマトを栽培することが当面の目標です。私が栽培したトマトを美味しいと言っていただけるよう日々努力してまいりますので、どうぞご期待いただきますようお願いします。
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上:
<室町万弥>華天女 1袋/約250g 580円 [日本橋三越本店限定]
下:
<室町万弥>天娘 1袋/約250g 680円 [日本橋三越本店限定]
[販売場所]日本橋三越本店 本館地下1階 生鮮
[販売期間]2023年9月27日(水)〜10月10日(火)
[販売個数]各日各50点限り
生産者来店イベント
□2023年9月29日(金) 午後2時から
□日本橋三越本店 本館地下1階 室町万弥
河本 悠希さんが野菜づくりの想いを直接お伝えします。ぜひお越しください。