Feel the Harmony

伊勢丹新宿店 本館5階 センターパーク大では、家具でもなく、インテリア雑貨でもなく、お客さまのご要望にあわせた空間設計そのものをプロデュースする試みを開催します。それぞれのニーズにあわせた形でパーソナライズし、豊かで心地の良い空間を提案します。
空間設計を担当する<HYBE design team/ハイブデザインチーム>のインテリアデザイナー 竹田 純さんと、担当バイヤーの佐々木 えりさによる対談をお届けします。
Feel the Harmony
□2023年9月1日(金)から
※誠に勝手ながら、2023年9月1日(金) 伊勢丹新宿店本館・メンズ館は全館イベント開催につき休業させていただきます。尚、伊勢丹会館・パークシティ イセタン3~5は通常営業いたします。
□伊勢丹新宿店 本館5階 センターパーク大
より自分らしい高感度な空間を実現する試み
佐々木:いろいろなものがパーソナライズできる時代になりましたが、こと空間デザインとなるとさまざまなハードルがあるのが実情です。その既成概念を取り払い、伊勢丹新宿店だからこそできることを考えて辿り着いたのが今回の企画です。
竹田氏(以下 竹田):衣食住であればなんでも揃う伊勢丹さんで、ハードの部分である空間設計まで揃えられる取り組みということで、デザインする側としても楽しみにしています。

佐々木:お客さまからも住宅や内装を含めたインテリアを提案してほしいというご要望が多く、今回<ハイブデザインチーム>の竹田さんをはじめとする面々にご協力いただいて、設計からインテリアを提案することになりました。
竹田:お店の出店やオフィス、住居など新たに「場」を創る際に、僕たちのようなインテリアデザイン会社が入ることで、コンセプトの立案からゾーニング、機能の配置、そして素材やカラースキームの構築と、よりパーソナライズされたその人らしい空間やシーンが実現するのではないでしょうか。
佐々木:まさにそれを期待しています。
竹田:洋服は季節やTPOにあわせて何着も買うものだし、簡単に買い替えられるので気軽にトライ&エラーができますが、インテリアとなると難しいですよね。価格帯やサイズ感の問題で購入機会が限られることもあって、どうしてもよくわからないし、選ぶ際も無難なものになりがちです。
佐々木:そうですね。私自身も家具を選ぶ際に、この空間にマッチするテイストの家具が何なのかわからないといった経験があるので、苦手意識がある方は多い気がします。
竹田:それが百貨店という場であれば、インテリアブランドの垣根を超えた提案ができますし、僕たちインテリアデザイナーがお手伝いすることで、家具のコーディネートだけではなく、内装設計から進められるので、より空間の価値を高められると思います。

「Feel the Harmony」をインキュベーションする3社
佐々木:竹田さん率いる<HYBE design team/ハイブデザインチーム>は、常に時代の流れを汲んだ最先端のデザインを発信し続けていらっしゃり、未来の日本を代表するであろうインテリアデザイナーだと思っているので、今回ご一緒できることを楽しみにしていました。
竹田:ありがとうございます。
佐々木:そして<TIMBER CREW/ティンバークルー>は、多くのインテリアデザイナーや建築家からも高い支持を受ける木材メーカーです。木材の買い付けから加工・納品までを一貫してやっておられるのは珍しく、それだけにこだわりが。オリジナルのフローリングから、プロジェクト毎に制作する特注の木材加工まで。塗装仕上げの雰囲気にも定評があります。
竹田:<ティンバークルー>は十年来お世話になっている木材屋で、いつも頼らせて貰っている存在です。床材の木目ひとつとっても味のある雰囲気を生かしていたり、切ったり、削ったり、色の微調整も最後まで付き合ってくださる。毎回お客さんやデザイナーのイメージに近づけるために、粘り強くやってくださいます。そして最近はオリジナルの既製品も出されたので、プロジェクト毎のコストバランスも見ながら、既製品を使用するという選択枠も増えました。
佐々木:今回は木材を使ったスツールや器など、<ティンバークルー>のオリジナルプロダクトも販売する予定なので、まずはそういったものを暮らしに取り入れていただくのもいいかと思います。
竹田:<Yard Works/ヤードワークス>は、僕も初めてご一緒するので楽しみにしています。
佐々木:<ヤードワークス>は、感度が高い商業施設やレストランなどの植栽で必ずといっていいほど起用されている造園会社です。先鋭的かつインパクトのあるデザインが多く、伊勢丹のお客さまとの親和性も高いのではないかと思って今回お願いしました。
竹田:僕たちも勉強になると思うので、どういうコラボレーションになるか期待しています。
佐々木:<ハイブデザインチーム>と<ヤードワークス>、そして<ティンバークルー>と<ヤードワークス>は今回が初のコラボレーションです。だからこそ目新しくて高感度な提案をしていただけるのではないか、伊勢丹を舞台にこれまでになかった化学反応が生まれるのではないかと楽しみにしています。
竹田:僕自身も楽しみにしています。
佐々木:この3社のプレイヤーのみなさまとのコラボレーションが、お客さま毎のご要望に沿いながらも最先端かつ唯一無二な空間づくりの提案につながるだろうと確信して、この企画の実現に至った背景もあるので、期待しています。
竹田:よろしくお願いします。
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竹田 純 (たけだ じゅん)
インテリアデザイナー
「GLAMOROUS co., ltd.」「SUPPOSE DESIGN OFFICE」を経て2020年に株式会社HYBE design teamを設立。レストランやショップ、オフィスのデザインから住宅デザインまで幅広く手掛ける。
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佐々木 えりさ (ささき えりさ)
伊勢丹新宿店 本館5階 ライフデザイン セレクト バイヤー
「リ・スタイル」バイヤーを経て現職。新たなライフデザインの提案を目指しています。