革靴のメンズ人気ブランド15選!カジュアルからハイエンドまでご紹介
革靴は大人の足元を彩る重要なアイテムです。はじめての革靴選びでは「どのブランドが良いのか」「どんな製法が適しているのか」と悩む方も多いでしょう。本記事では、おすすめのメンズブランドの革靴を紹介しながら、選び方のポイントや革靴のお手入れ方法を解説します。ビジネスからカジュアルまで、あなたにぴったりの1足を見つけましょう!
【ハイエンド】メンズにおすすめの革靴ブランド一覧
<EDWARD GREEN/エドワード グリーン>
<EDWARD GREEN/エドワード グリーン>は、1890年にイギリス・ノーサンプトンで創業されたシューメーカー。英国の気品を体現するクラシカルなデザインと、卓越した品質が特徴です。
ヘミングウェイやウィンザー公爵など歴史的な著名人にも愛され、現在もビジネスマンやデザイナーに支持されています。特に「チェルシー」「ドーバー」などの名作は、一見シンプルながら独自のフィット感と美しいシルエットを誇ります。
スキンステッチやスワンネックなどのディテールは他のブランドにも影響を与え、伝統を守りながらも進化を続ける<エドワード グリーン>ならではの技術が光る逸品です。
<Enzo Bonafe/エンツォ ボナフェ>
<Enzo Bonafe/エンツォ ボナフェ>は、1963年にイタリア・ボローニャで創業された高級シューズブランド。創業者のエンツォ・ボナフェは、名門テストーニで修行を積み、その技術を活かし独立しました。
前ローマ法王や元イタリア大統領も愛用するほどの品質を誇り、熟練職人が少数精鋭でハンドメイドにこだわっています。
グッドイヤー・ア・マーノ製法をはじめ、マッケイ製法、ノルベジェーゼ製法など多彩な技術を駆使し、履き心地と耐久性を兼ね備えたシューズを生み出しています。
<J.M. WESTON/ジェイエムウエストン>
<J.M. WESTON/ジェイエムウエストン>は、1891年にフランス・リモージュで創業したシューメーカー。
創業者エドゥアール・ブランシャールの息子ユージェーヌがアメリカで学んだ近代的な靴製造技術を持ち帰り、さらにパリ社交界の顔であったジャン・ヴィアールと出会い、洗練されたフレンチスタイルの革靴を確立しました。
特に自社のタナリー「バスタン」で1年以上かけてなめすソール用レザーは、<ジェイエムウエストン>の堅牢な靴作りを支える要です。
1946年誕生のアイコンモデル「#180シグネチャーローファー」は約180もの工程を経て完成します。優雅なデザインと耐久性を兼ね備え、パリの社交界から世界中の洒落者にまで幅広く愛され続けています。
<JOHN LOBB/ジョンロブ>
<JOHN LOBB/ジョンロブ>は、英国の伝統と職人技が息づく高級ブーツメーカーです。都市部での通勤からアウトドアシーンまで対応する耐久性と快適性を兼ね備えた靴作りを続けています。
既製靴はノーサンプトンの工房で190もの工程を経て製造され、クラシカルなデザインに最新技術を取り入れた機能性の高さも魅力。
アイコンモデルの「Lopez」ローファーや「William」ダブルモンクをはじめ、ブーツやスニーカーなど幅広いラインナップを展開。時代を超えた美しさを追求し続けています。
<Stefano Bemer/ステファノ ベーメル>
<Stefano Bemer/ステファノ ベーメル>は、1988年に故ステファノ・ベーメル氏がフィレンツェで創業した高級靴ブランド。
2013年以降はトマーゾ・メラーニ氏がその美学を受け継ぎ、ビスポークから既製靴まで、芸術的な靴作りを継続しています。「革の魔術師」と称される独自の素材使いと、美しいラインが特徴。
ハンドソーンウェルテッド製法(9分仕立て・10分仕立て)を駆使し、ビスポーク並みの立体感と履き心地を実現。エレガントな佇まいと足を包み込むようなフィット感を兼ね備えた1足は、履く人の個性を引き立てます。
<F.LLI Giacometti/フラテッリ・ジャコメッティ>
<F.LLI Giacometti/フラテッリ・ジャコメッティ>は、1890年代から続くイタリアのシューズブランドです。
イタリア北部ベネト地方に工房を構え、社長兼品質管理を担当するルイジーノ・ジャコメッティと、縫製を担う弟ロベルトを中心に、職人が伝統的な製法で靴を作り続けています。
特に、耐久性と防寒性に優れた「ノルベジェーゼ製法」を活かした靴作りが特徴。多くのブランドが海外生産へ移行する中、ベネト地方に根ざし、ハンドメイドの技術を守り続けています。
【アッパー】メンズにおすすめの革靴ブランド一覧
<CROCKETT&JONES/クロケット アンド ジョーンズ>

□伊勢丹新宿店 メンズ館地下1階 紳士靴
*在庫に限りがある為、品切れの際はご容赦ください。
*7月1日から一部商品の価格改定を予定しております。
<CROCKETT&JONES/クロケット アンド ジョーンズ>は、1879年、ジェームズ・クロケットとチャールズ・ジョーンズにより英国ノーサンプトンで創業。
長年OEM生産を中心としていましたが、1997年にロンドンで直営店を開き、自社ブランドとしての地位を確立しました。伝統のグッドイヤーウェルト製法にこだわり、約200の工程を8週間かけて製造。
名作「オードリー」を生んだNo.337ラストやNo.348ラストなど、多彩な木型を展開し、進化を続けています。2017年には英国王室のロイヤルワラントを授与され、名実ともに英国を代表する靴ブランドになりました。
<JOSEPH CHEANEY/ジョセフ チーニー>
<JOSEPH CHEANEY/ジョセフ チーニー>は、1886年に英国ノーサンプトンに工房を構えるシューメーカー。伝統的なグッドイヤーウェルト製法を受け継ぎ、100年以上にわたって英国紳士靴の象徴として支持されてきました。
今日に至るまで、時代とともに進化を続けながらも、「メイド・イン・イングランド」へのこだわりを貫き、素材選びから製造まで全工程を英国で完結。熟練職人の手仕事によって、クラシックな品格に現代的な洗練をまとった一足を生み出している。
クラシックなスタイルにモダンな要素を加えた木型(ラスト)が魅力で、世代を問わず多くの人に支持されています。
<PARABOOT/パラブーツ>
<PARABOOT/パラブーツ>は、1919年にフランスの靴職人レミー・リシャール・ポンヴェールが創業。ブラジルのパラ港から輸入した天然ラテックスを使用し、当時の革には使用されていなかったラバーソールの靴を開発しました。
天候に左右されない実用性や耐久性が評価され、労働者や軍人、さらには北極探検家にも愛用されました。ブランドの特徴である自社製ラバーソールとノルヴェイジャン製法は、高い耐久性と独特なデザインを実現。
150以上の工程を経て仕立てられる靴は、伝統と職人技を守りながら、現代のファッションにも溶け込むスタイルを提供しています。
<SANDERS/サンダース>

□伊勢丹新宿店 メンズ館地下1階 紳士靴
*在庫に限りがある為、品切れの際はご容赦ください。
*7月1日から一部商品の価格改定を予定しております。
<SANDERS/サンダース>は、1873年にウィリアム&トーマス・サンダース兄弟が英国ノーサンプトンのラシュデンで創業。現在もファミリー経営を続け、90人以上の職人が伝統的なグッドイヤーウェルト製法で高品質な靴を生産しています。
英国国防省(MOD)への供給実績を誇り、ミリタリーやセキュリティ向けの「Uniform Footwear Collection」が有名。ミリタリーダービーシューズやオフィサーシューズといったアイコンモデルも展開し、無骨でストイックなデザインが特徴です。
コストパフォーマンスの高さも魅力で、世界30カ国以上に輸出されています。
<TLB Mallorca/ティーエルビー マヨルカ>
<TLB Mallorca/ティーエルビー マヨルカ>は、2017年にスペイン・マヨルカ島でToni Llobera Barcelo氏が創業しました。150以上の工程を誇るグッドイヤー製法で全工程をマヨルカ島の工房で行っています。
伝統的な吊り込み技術による美しい曲線、踵を包み込む小さめのヒールカップが特徴。精密なフィッティングと高品質な素材にこだわり、エレガンスと快適さを両立したシューズを展開しています。
<Tricker's/トリッカーズ>
□伊勢丹新宿店 メンズ館地下1階 紳士靴
*在庫に限りがある為、品切れの際はご容赦ください。
<Tricker’s/トリッカーズ>は、1829年に創業した英国ノーサンプトンのシューズメーカー。伝統の技法を守り続け、「質実剛健」な靴作りが特徴です。
特に頑丈なカントリーブーツがブランドの象徴で、英国王室御用達(ロイヤルワラント)を授与されています。360度グッドイヤーウェルト製法による耐久性とクラシカルなデザインが魅力のブランドです。
【モデレート】メンズにおすすめの革靴ブランド一覧
<BARKER/バーカー>
<BARKER/バーカー>は、1880年に英国ノーサンプトンで創業したブランド。135年以上の歴史を持ち、グッドイヤーウェルト製法を駆使した堅牢な靴作りが特徴です。
現地では150人以上の熟練職人がハンドメイドで製造し、端正なフォルムのドレスシューズを展開。細めのDウィズシルエットが英国靴らしいエレガンスを演出し、世界中の紳士に愛されています。
<JALAN SRIWIJAYA/ジャラン スリウァヤ>
<JALAN SRIWIJAYA/ジャラン スリウァヤ>は、1919年にインドネシアで創業しました。当初はミリタリーブーツを生産していましたが、後に英国ノーサンプトンやフランスで技術を学び、2003年にオリジナルブランドを設立。
「ハンドソーンウェルテッド製法」による手縫いの堅牢な作りが特徴。履き込むほどに足に馴染む心地よさが魅力で、高品質ながらコストパフォーマンスに優れたブランドとして人気を集めています。
<madras/マドラス>
<madras/マドラス>は、1921年に名古屋で創業し、1965年にイタリアのマドラス社と技術提携。本場のクラフトマンシップと日本の職人技を融合させ、高品質なマッケイ製法の靴を展開しています。
品質の高いレザーとハンドフィニッシュによる洗練されたデザインが特徴。2023年には「metaインソール」を開発し、快適な履き心地を追求し続けています。
メンズ向け革靴を選ぶ際のポイント
革靴はビジネスやフォーマルシーンだけでなく、カジュアルスタイルにも取り入れられる重要なアイテム。デザインや製法によって印象が大きく変わるため、自分のスタイルや用途に合った1足を選ぶことが大切です。
ここでは、革靴のデザイン、製法、サイズ選びのポイントを詳しく解説します。
革靴のデザインごとの特徴
革靴にはさまざまなデザインがあり、それぞれ異なる雰囲気を演出できます。自分のなりたいスタイルやシーンに応じて、適切なデザインを選びましょう。
● ストレートチップ
つま先に一本の横線(キャップ)が入ったデザインで、最もフォーマルな場面で使用される革靴。結婚式やビジネスシーンなど、格式のある場面で活躍します。
関連記事:革靴のストレートチップ徹底ガイド|靴ブランドがおすすめする一生ものの名作も紹介
● プレーントゥ
つま先に装飾がなくシンプルなデザイン。カジュアルからビジネスまで幅広く使え、ミニマルな雰囲気を演出できます。
● ウィングチップ
W字型の装飾が羽のように見えるデザイン。華やかでクラシックな印象があり、ビジネスカジュアルやドレススタイルにも向いています。
● Uチップ
甲部分にU字のステッチが入ったデザインで、適度なカジュアル感が魅力。デニムやチノパンとも相性が良く、オン・オフ兼用で使いやすいです。
● モンクストラップ
靴紐の代わりに金具付きのストラップで固定するデザイン。シングルモンクはシンプルで上品な印象、ダブルモンクはより華やかでドレッシーな雰囲気を醸し出します。
● ローファー
紐のないスリッポンタイプの革靴で、カジュアルな印象。タッセルローファーやコインローファーなど、デザインのバリエーションが豊富で、ビジネスカジュアルや休日スタイルにもおすすめです。
製法ごとのなりたい雰囲気
革靴の製法は、見た目や履き心地に大きな影響を与えます。どのような印象に仕上げたいかを考えながら、自分に合った製法を選びましょう。
グッドイヤーウェルト製法
特徴:中底にコルクを入れ、頑丈で長持ちする構造。履き込むほど足に馴染む。
印象:重厚感があり、男らしくクラシックな印象
マッケイ製法
特徴:ソールを直接縫い付ける製法で、軽量かつスマートなデザイン。
印象:シャープでエレガントな印象。
ステッチダウン製法
特徴:アッパーを外側に広げて縫うため、柔軟性が高く歩きやすい。
印象:ナチュラルでカジュアルな印象。
セメンテッド製法
特徴:接着剤でソールを貼り付ける製法。軽量でコストパフォーマンスが高い。
印象:シンプルかつカジュアルな印象。
サイズとフィット感
革靴はサイズ選びが非常に重要です。サイズが合わないと、履き心地が悪くなるだけでなく、足に負担がかかるため注意が必要です。試着時には以下のポイントを確認しましょう。
● つま先に適度な余裕があるか(約1cmが目安)
● 甲のフィット感がしっかりしているか
● かかとが浮かず、安定して歩けるか
また、履き始めは多少の硬さを感じることが多いですが、馴染んでくるとフィット感が向上します。長時間履くことを想定し、少しずつ足に馴染ませるのが理想的です。
販売員の知識量とサービス
革靴選びは、試着と専門的なアドバイスが欠かせません。店舗では、販売員に用途やシーンに合ったデザインを提案してもらったり、製法やメンテナンス方法についてアドバイスを受けたりしながら購入するのがおすすめです。
特に高級革靴は長く愛用するものだからこそ、専門知識のある販売員と相談しながら選ぶことで、より満足度の高い1足に出会えます。
革靴を選ぶ際に初心者が気をつけるポイント
革靴は長く付き合う相棒のような存在。だからこそ、購入時にいくつかのポイントを押さえておくことが大切です。サイズやフィット感をしっかり確認し、快適に履ける1足を選びましょう。
購入する時間帯に気を付ける
革靴を購入する際は、夕方以降の時間帯に試着するのがおすすめです。足は1日の中でむくみによってサイズが変化し、朝よりも夕方のほうが若干大きくなる傾向があります。
そのため、朝にぴったりのサイズを選ぶと、夕方以降に窮屈に感じる可能性があるため注意が必要です。特に長時間履くビジネスシューズは、足がむくんでも快適に履けるかを確認して選びましょう。
購入する際は自分の靴のサイズを事前に把握しておく
普段履いている靴のサイズを正確に把握しておくことも大切です。特に、ブランドによってサイズ感が異なるため、お気に入りのシューズブランドがあるなら、そのブランドのサイズを基準にするのもよい方法です。
また、ビジネスシューズとカジュアルシューズではフィット感が異なるため、それぞれのサイズを把握しておくとスムーズに選べます。店頭で測定してもらうのもおすすめです。
購入する際は普段履いている靴下を持参する
靴のフィット感は靴下の厚みによっても変わるため、試着時には普段履いている靴下を持参しましょう。例えば、ビジネス用の薄手の靴下とカジュアル用の厚手の靴下の2種類を用意しておくと、さまざまなシーンでの履き心地を確認できます。
特に冬場は厚手の靴下を履くことも多いため、季節に応じたフィット感もチェックしておきましょう。
数あるメンズブランドの中からお気に入りの革靴を見つけよう
革靴はデザインや製法によって履き心地や印象が大きく変わります。ブランドのほかに、購入する時間帯やサイズ選び、試着時のポイントを押さえることで、より快適に履ける1足を見つけられるはずです。ぜひ、自分にぴったりの革靴を見つけて、長く愛用しましょう。
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