【完全保存版】「革靴の選び方」シーン別おすすめコーディネートもご紹介!!

男性なら様々なシーンで履く機会のある革靴ですが、その種類は多く、実際履くシーンによってどんな靴を選べばいいのか迷う事も多いのでは。そんな方のために、今回はいざという時に迷わない男性の革靴選びの基本を解説します。

 

1.革靴の種類にはどんなものがあるのか

革靴を選ぶ際に、まずは革靴の種類を知っておきましょう。ここでは、主な革靴の種類についてご紹介します。

■まず知っておくべき「内羽根式/外羽根式」

画像左(内羽根式):「オックスフォード」ともいわれ、羽根が甲の中に入り込んでいるタイプのこと。冠婚葬祭や格式の高いシーンでは内羽根式の革靴を選ぶのが一般的です。
画像右(外羽根式):「ダービー」とも呼ばれ、羽根が甲の外に出ているタイプのこと。内羽根式に比べて、ややカジュアルな印象です。

 

1.ストレートチップ
【 フォーマル度 ★★★★★ 】


ま先部に横一文字に縫い目が走るデザインが特徴。革靴の中では最も格式の高いデザインの一つで、別名「キャップトゥ」 とも呼ばれます。ビジネスシーンはもちろん、冠婚葬祭でも好印象を与えます。

 

2.プレーントゥ
【 フォーマル度★★★ 】


つま先飾りが一切ないデザイン。シンプルなデザインのため、ビジネスシーンをはじめプライベートなどさまざまなシーンで履ける、実用的で汎用性が高い靴ともいえます。

 

3.Uチップ・Vチップ
【 フォーマル度 ★★ 】

つま先部にU字型の切り替えが入ったデザイン。 中にはU字の部分が角張っているタイプはVチップとも呼ばれています。プレーントゥと同じく、実用的で汎用性が高い革靴ですが、よりカジュアルなやわらかい印象を与えます。

 

4.ウイングチップ
【 フォーマル度 ★★★ 】


W字型の豪華なブローギング(装飾)があるデザインが特徴。別名「フルブローグ」とも呼ばれます。 また、切り返しのみで、ブローギングを施していないものは「ブラインドブローグ」と呼ばれ、華やかさを控えたエレガントな印象が特徴的です。

 

5.ローファー
【 フォーマル度 ★★ 】


紐がなく簡単に着脱できるローファーの種類には、「コインローファー」や「タッセルローファー」などがあります。 コインローファーは、アメリカのカジュアルファッションシーンで流行した代表的なローファーで、カジュアルスタイルにも馴染みやすい革靴のひとつです。 タッセルローファーは、程よくドレッシーな印象を打ち出してくれるので、きれいめなジャケパンスタイルにもおすすめです。

6.モンクストラップ
【 フォーマル度 ★★★★ 】

 


ストラップとバックルで甲部分を締めて固定するデザイン。別名「モンク」とも呼ばれます。 他の革靴に比べ、金属バックルが付いているデザインのため、他にはない高級感を演出してくれます。「モンク」とは修道僧のことで、15世紀の修道僧が履いていた靴からヒントを得て考案されました。 ストラップが2本あるものを「ダブルモンク」、1本を「シングルモンク」と呼びます。

7.ホールカット
【 フォーマル度 ★★★★★ 】

一枚革で作られるシームレスなデザインの革靴。別名「ワンピース」とも呼ばれます。 踵以外に縫い目がなく、製作が難しいといわれるデザインです。フォーマルなデザインですが、近年ではミニマルな印象を与えるシューズとしてカジュアルシーンでも注目されはじめています。

8.サイドエラスティック
【 フォーマル度 ★★★★ 】

 

シューレースを持たず、サイドにエラスティック(ゴム)を配して足へのフィット感を確保した革靴。 ドレッシーな印象で着脱しやすいことが特徴です。

9.サイドゴアブーツ
【 フォーマル度 ★★★ 】


両サイドにゴア(エラスティック・ゴム)素材を使ったデザイン。「チェルシーブーツ」とも呼ばれます。 フォーマルよりもおしゃれな印象を与えます。 ミニマルな見た目ながら、程よく砕けた印象を与えるため、スーツやジャケパンスタイルに合わせる方も増えてきています。

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こんな時どんな靴を合わせればいい?

2.もう迷わない!シーン・着こなし革靴の選び方

ここからは様々なシーンに合わせたおすすめの革靴をご紹介。シーンや着こなしに合わせる靴選びのポイントをそのスタイリング例と併せて解説します。

ビジネスシーン①

【スーツスタイルにおすすめの革靴】
プレーントゥ・モンクストラップ・ホールカット・サイドエラスティック

【セレクトポイント 】
スーツスタイルのビジネスシーンにおいては内羽根式のレースアップ(紐付き)シューズがおすすめです。営業などで着脱が多い人はサイドエラスティックを選ぶのも良いでしょう。

ビジネスシーン②


【ビジカジスタイルにおすすめの革靴】
Uチップ・ローファー・プレーントゥ・ウイングチップ・ブーツ

【セレクトポイント 】
ノータイのビジカジスタイルに合わせる時はフォーマルすぎないデザインを選ぶとバランスが良くなります。

リクルート

【リクルートスタイルにおすすめの革靴】
ストレートチップ

【セレクトポイント 】
一般的な無地のリクルートスーツに合わせるには、やはり革靴の中でフォーマル度の1番高いストレートチップを合わせるのがおすすめです。

結婚式①


【結婚式スタイルにおすすめの革靴】
ストレートチップ・ホールカット

【セレクトポイント 】
色は「黒」。革靴の中でも紐付きで、フォーマル度が高い靴を選びましょう。

結婚式②


【ビジカジスタイルにおすすめの革靴】
Uチップ・ローファー・プレーントゥ・ウイングチップ

【セレクトポイント 】
結婚式の二次会やカジュアルなパーティーでは革靴の中でも飾りのついたタッセルローファーなど華やかなデザインの革靴がおすすめ。

お葬式

【お葬式スタイルにおすすめの革靴】
ストレートチップ

【セレクトポイント 】
色は「黒」で飾りの無い、シンプルなデザインのもの。格式の高い内羽根式のストレートチップが一般的です。

カジュアルシーン

【カジュアルスタイルにおすすめの革靴】
Uチップ・ローファー・プレーントゥ・ウイングチップ・ブーツ

【セレクトポイント 】
シーンのフォーマル度に合わせて様々なデザインをお選びください。

 

スニーカースタイルに飽きてきた方や、元々革靴がお好きな方は様々なコーディネートに革靴を取り入れてはいかがでしょうか。

 

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Photo:Tatsuya Ozawa
 

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