【パリレポート】パン好きさん必見!パリ在住スタッフがおすすめするバゲットのおいしい食べ方

 

Bonjour!三越伊勢丹のパリ駐在所で働くのASAMIです。


2回目となる「パリレポート」では、5月25日(水)から伊勢丹新宿店 本館6階で開催のパンの祭典『ISEPAN!(イセパン)』に合わせて、パリのパン情報をお届けします!

 
三越伊勢丹スタッフASAMIプロフィール画像
三越伊勢丹スタッフ ASAMI
 
2001年から同駐在事務所に在籍。婦人売場を中心にファッション部門を担当。趣味は旅行やショッピングで、シャンパンとワインをこよなく愛しています。
 
 

フランスを代表する筒状のパン、「バゲット(Baguette)」は、フランス人の主食としてとてもポピュラーなパンです。ガブリと頬張ってむぎゅっとした食感を楽しめるバゲットは、日本のみなさんにもファンが多いはず!バゲットにバターを塗ってシンプルに味わうのも良いけれど、ここフランスではほかにもおすすめしたい食べた方がたくさんあります。今回は、そんなバゲットの食べ方についていくつかご紹介していきますね。『ISEPAN(イセパン)』の開催に向けて、予習をしてみてください。

 

バゲットのお供を探しに行こう

シンプルなバゲットを引き立てるバターやサンドする具材を探しに、百貨店の食品館、「ギャラリーラファイエット・グルメ(Galeries Lafayette Gourmet)」へ GO!ここは、お目当てが見つかる豊富なラインナップで、いつも頼りにしているお店なのです。

 
  • ジャムコーナーの店内画像

     

    まずはジャムコーナーへ。
    さまざまなブランドのフルーツジャムが所狭しと並びます。いろいろ試してみたいところですが、ここではオーガニックの苺ジャムをセレクト。
  • ジャムコーナーの店内画像

     

    次はちょっと変り種。フランスならではのマロンクリームを調達します。実は栗の産地としても有名なのです。日本とフランス、栗の人気は世界共通ですね!
 
  • お菓子売り場店内画像

     

    そして次は、お菓子売り場へチョコレートを探しに。ここでは、タブレット型のチョコレートをセレクト。「なぜチョコレート?」かは、後ほどのお楽しみに。
  • 買い物かごに入れたお菓子画像

     

    最後に、サンドイッチ用にバターとチーズ、生ハムをゲットして、買い物かごはこんな感じ。ちなみに、中央にある石鹸のような形をしたバター<ボルディエ>は、「フランス展」でも大人気の代物。味わい深く個性的なバターとして、フランスの三ツ星レストランや一流ホテルなどで多く使われています。
 

主役のバゲットを買いに

バゲットは、近所の「エリック・カイザー(Eric Kayser)」で調達します。

 
  • メゾン・カイザー・パリ外観画像

     

    日本では、伊勢丹新宿店 本館地下1階にもある<Maison Kayser Paris/メゾン・カイザー・パリ>でおなじみ、エリック・カイザー氏のブーランジェリーです。
  • メゾン・カイザー・パリ店内画像

     

    バゲットを2本購入し、1本は縦半分にカットしてもらいます。日本では、斜めにスライスすることが多いですが、フランスでは縦半分にカットするのがポピュラーなのです。
 

それでは、食材も揃ったので、食べてみましょう!まずは、罪悪感たっぷり(笑)のスイーツ系バゲットの食べ方をご紹介します。

 

ジャムとバター

まずはジャムのタルティーヌ(フランス式オープンサンドイッチ)から。

  • 今回使用する食材の画像

     

    ジャムは<コンフィチュール・パリジェンヌ>のオーガニックの苺ジャムを。バターは<ボルティエ>の有塩バター。
  • ジャムのタルティーヌの画像

     

    ジャムのタルティーヌ(フランス式オープンサンドイッチ)のできあがり!

<Confiture Parisienne/コンフィチュール・パリジェンヌ>は二人のパリジェンヌが立ち上げ、伝統製法を使用した手作りジャム・メーカーです。アロマキャンドルのような容器がかわいらしく、ファッションブランドとのコラボレーションも行うおしゃれなジャム。こちらをバターの最高峰、<ボルティエ>の有塩バター(demi-sel)の上にたっぷりのせます。苺ジャムなのに赤くないのは、有機栽培の苺や未精製のサトウキビ・レモン・柑橘類のペクチンで作られて、素材の風味を生かしているからだそう。バターと相まって甘塩っさがたまらない!朝食におすすめです。

 

チョコレートとバター

  • 今回使用する食材の画像

     

    板チョコは<ショコラ・ボナ>のカカオ75%のブラックチョコレート。
  • 板チョコと有塩バターのスライスを挟んだサンドイッチの画像

     

    板チョコ&バターサンドのできあがり!
 

続いて、見た目がちょっと悪魔的な板チョコ&バターサンドです。チョコレートの答えはこちらでした。板チョコと有塩バターのスライスを挟んだこのサンドイッチは、昔からフランスの子どものおやつの定番です。板チョコはブラックチョコレート。フランスの「サロン・デュ・ショコラ(Salon du Chocolat)」に出展している<Chocolat Bonnat/ショコラ・ボナ>のカカオ75%を贅沢にサンドしました。こちらも<ボルティエ>の有塩バターとの相性が抜群!
カフェはもちろんシャンパンとも合い、おやつやアペリティフとしてもおすすめです。

 

オンラインストアでお求めいただけます!

 

◆マロンクリーム

  • <アンジェリーナ>の特製マロンクリームとバケットの画像

     

    濃厚で本格派の<アンジェリーナ>のマロンクリームです。
  • バケットにマロンクリームを乗せる画像

     

    マロンクリームを乗せれば、できあがり!
 

スイーツ系の最後は、モンブランで名高い老舗サロン<Angelina/アンジェリーナ>の特製マロンクリームのご紹介。余計なものは何も入っていない栗そのもの。原材料は栗・砂糖・バニラビーンズのみで甘さ控えめ。濃厚で本格派のマロンクリームです。ポーチの中に忍ばせておきたくなるような素敵なパッケージもお気に入り。パンはもちろん、ヨーグルトに入れてもおいしいです。

最後は、甘くないシリーズ。これからの季節にぴったりのサンドイッチをご紹介します。

 

◆生ハムとチーズ

  • 生ハムとチーズとバケットの画像

     

    甘くないシリーズには生ハムとエメンタールチーズを。
  • 生ハムとチーズのサンドイッチ画像

     

    クラシックなバゲットサンドイッチのできあがり!
 

フランス産バスク・ピレネー地方の生ハムとエメンタールチーズをふんだんに折り込んだサンドイッチはボリューム満点。ランチやディナーの食事、ピクニックのお供にピッタリです。

 

フランスでは一日中食されるバゲット。その何気ない日常的な食べ方をご紹介しました。
ぜひみなさんもフランス流の食べ方を取り入れてみてくださいね!