
新たな一年のはじまりに、日本橋三越本店のお客さまに素敵な絵画に出会っていただきたい——そんな思いを込めて、本館6階 アートフレーム&ソリューションズにて、水彩画家 鈴木新氏の作品展を開催します。
旅先の思い出を一枚の水彩画に込めて
子どもの頃から絵を描くことが好きで、中学生時代には風景をスケッチするようになった鈴木氏。
高校、大学と美術部に入りデッサンの基本を学んでいましたが、その後はサラリーマンとして働き、絵の道からは少し離れていました。しかし、50歳のときにプライベートでヨーロッパを旅行した際に、写真だけでは何か物足りなさを感じ、「そうだ、絵を描こう!」と現地の画材屋で道具をそろえ、絵を描き始めたことがきっかけで、水彩画家に転身しました。
【鈴木新】
1945年兵庫県神戸市生まれ。メーカー宣伝部勤務後、広告制作会社にてアートディレクター、クリエイティブディレクターなどを務める。第34回フランス美術賞展(フランス・コルシカ島)ラセーヌ賞、第9回日本・フランス現代美術世界展大賞、第68回水彩連盟展奨励賞など入賞・入選多数。自身による水彩スケッチ教室を実施するほか、旅行会社の国内・海外スケッチツアー講師を担当するなど、多方面で活躍中。
その後も、世界中を旅しながら、水彩画を描き続けています。
やさしい色味や柔らかい印象の水彩画は、日本橋三越本店のお客さまの好みにもぴったりのはず。
今回の作品展では、フランスやイタリアを訪れた際に制作した作品のほか、日本の景色を描いた作品も展示される予定です。展示予定作品の中から先行して3点をご紹介するとともに、それぞれに込めた思いを聞きました。
世界中の美しい街並みや情景を描いた作品たち
『アウグスブルグ』 242,000円(水彩/45.5×38cm)
「ドイツのロマンチック街道にある街で、暮れゆく情景を俯瞰で描きました。雨上がりで道路が濡れており、車のライトやお店の照明が映り込み、美しい時間でした」
『ストラッドフォード・アポン・エイボン』 46,200円(水彩/27.3×22cm)
「文豪ウィリアム・シェイクスピアの故郷として世界的に知られる街で、多くの観光客が行き交う街並みを描きました。イギリスのコッツウォルズを訪れる際にはいつも立ち寄ります」
『ヴィルフランシュ・シュル・メール』 385,000円(水彩/65.3×53cm)
「南フランスを訪れると必ず立ち寄る、ニースの東にある港町です。港に面してレストランやカフェが立ち並び、美しい風景を見ながら食事ができるお気に入りのポイントです」
作品展の開催中には、鈴木氏の来場も予定されています。鈴木氏の感性や思いが詰まった作品に触れながら、素敵な水彩画とともに、新年を迎えてみてはいかがでしょうか。
鈴木新 作品展
□2025年1月8日(水)~1月28日(火)最終日午後5時終了
□日本橋三越本店 本館6階 アートフレーム&ソリューションズ
鈴木新氏 来場
□2025年1月12日(日)、1月19日(日)各日午後2時~4時
□日本橋三越本店 本館6階 アートフレーム&ソリューションズ
※作家は離席する場合がございます。予めご了承ください。