

「ピース de ミライ」の企画の一環として、ヤマサワプレスが一本ずつ丁寧に洗浄したリーバイス® 501®のユーズドストックデニムを「ピース」に、ファッションスクールの学生たちが作品づくりに取り組む「三越伊勢丹ミライアワード」。
クリエイティブにおける文化・技術・感性の発信と継承をテーマに、そのミライを担う「エスモード・東京校」「東京モード学園」「文化服装学院」の学生たちがエントリー。参加作品は伊勢丹新宿店のウィンドウにて、下記の期間にご覧いただけます。
◆伊勢丹新宿店 本館ウィンドウ
2025年4月9日(水)~4月22日(火)
◆アワード・審査員ご紹介
ミライアワード大賞
審査員
<ステラ マッカートニー>
ファウンダー&クリエイティブ ディレクター
ステラ マッカートニー氏
伊勢丹新宿店賞
メディア賞
審査員
「WWDJAPAN」
編集長 村上要氏
リーバイス®賞
審査員
リーバイ・ストラウス ジャパン株式会社
マスターテーラー 田真行氏
環境大臣賞
審査員
環境省地球環境局 デコ活応援隊
(脱炭素ライフスタイル推進室)
「ファッションと環境」
タスクフォース 金井塚彩乃氏
◆協賛
一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構
株式会社ヤマサワプレス
第2回 三越伊勢丹ミライアワード
結果発表
ファッション&アートスクールの学生たちが手掛けた、「三越伊勢丹ミライアワード」
エントリー21作品の中から、厳正なる審査のうえ、下記5作品の受賞が決定しました。
♢ 受賞作品 ♢
ミライアワード大賞
添田 恵愛
文化服装学院 ファッション高度専門士科3年
「Damage」
作品コンセプト:デニムのダメージは着る人の生活、癖、個性である。過去の傷に無駄なものなんかない。全部あなただけの魅力。未来のあなたをきっと助けてくれる。1度傷ついても何度でもやり直せる。自信と個性になる。
審査員コメント
私は次世代の人たちと仕事をするのが大好きです。私はいつも自分のビジョンを共有し、彼らを鼓舞し、さらにサステナブルな仕事をするためのヒントを与えるようにしています。今回のコンテストにおいて、彼らがどれだけの労力と時間、そして情熱を注いできたかは一目瞭然でしたし、それが本当に大変だったということは明らかでした。口先だけで言ってるのではないですよ、彼らは本当にすごいと思いました。
審査の際には、実にさまざまな要素を考えなければなりません。私が添田さんの作品を選んだのは、シュレッドされたデニムが人生の経験と個性を反映することを意図しており、その回復力と美しさのメッセージが気に入ったからです。彼女の作品に費やされた時間の長さ、職人技がとても印象的でした。
伊勢丹新宿店賞
下村 エレオノーラ
エスモード・東京校 インテンシブコース1年
「Naja naja」
作品コンセプト:蛇は再生と恐怖を象徴します。無責任な生活が環境を危険にさらすことに対して、警告として蛇を選びました。今年は蛇の年です。新しい年とともに環境への意識が高まり、良い変化が訪れることを願っています。
審査員コメント
ユニークなコンセプトと卓越した技術が光る力強い作品です。ブルーデニムをブラックに染め、一見シンプルながらも高度なパターンと縫製技術を駆使し、モード感あふれるデザインに仕上げています。蛇の持つ強さとしなやかな立体感が見事に表現され、デニムの特性を活かした圧巻の立体構造が印象的です。
メディア賞
LI YUHAN(リ ユウカン)
東京モード学園 ファッションテクノロジー学科 パターン専攻3年
「鳥&花」
作品コンセプト:中国で「鳥語花香」という鳥の鳴き声と花の香り、春を迎えて草木が生い茂ることを意味する言葉があり、これを聞くと私は人と自然との共生、生命力の頑強、人生の幸せ、平穏、不屈と希望を強く感じます。この服を見た方にも同じ気持ちになってほしいと思い制作しました。
審査員コメント
羽根のようなディテールの美しさが際立ち、ブラッシングによる質感の変化がさらに奥行きを生み出している。繊細な表現と巧みな技術が融合した、洗練された一着。
リーバイス®賞
長南 拓見
文化服装学院 ファッション高度専門士科3年
「Adaptive Urbanism」
作品コンセプト:都市は風化しながらも環境に適応する。建物が朽ち、削れ、そこに新たな歴史が刻まれるように、服もまた摩耗し、変容しながら進化する。劣化ではなく変化、破損ではなく再生。都市と服が持つ「生き続ける力」を表現。
審査員コメント
デニムの特性を活かしたダメージ加工を全体的に施した生地を使う事で高いデザイン性を感じると共に、コンセプトもデニムのサステナビリティを体現していると思います。コート自体のシルエットも綺麗でリアルクローズとしても着られそうでカッコイイです。日本が世界に誇る「BORO」にも通ずるところを感じました。
環境大臣賞
リンドゼイ そら
東京モード学園 ファッションデザイン学科 高度専門士コース3年
「AMI AMI」
作品コンセプト:硬く平坦なイメージのデニムに「動き」を与えたことです。デニムを縦に細く切り、織り合わせました。デニムの裏と表の両方を組み合わせることで、表面に動きを、そして下部では、短冊が揺れているようなイメージを作り出しました。身頃の織り模様と袖の織り模様を変え面白みを出しました。
審査員コメント
細いデニムを織り込むことで、縫製だけにとどまらない豊かな表現が生み出されている点が魅力的だった。
※記載されている学年は制作時のものとなります。
エスモード・東京校
安倍 由香梨
エスモード・東京校
インテンシブコース 1年
「龍鱗(りゅうりん)」
「龍鱗(りゅうりん)」
作品コンセプト:龍の鱗模様には模様の区切りがないことから「終わりのない幸せ」という意味があります。一度生地として作られたものに終わりはなく、カタチを変えてまた人々に幸せを与えて欲しいという願いを込めました。
安倍 由香梨
エスモード・東京校 インテンシブコース 1年
稲福 麗美
エスモード・東京校
インテンシブコース 1年
「交錯(こうさく)」
「交錯(こうさく)」
作品コンセプト:世界はあらゆる人々同士の交わりでできています。デニムとユーズドの衣服を紐状にし、異素材同士を綾織することで、テキスタイルを再構築しました。不揃いで完全でない様が人間模様を表現しています。
稲福 麗美
エスモード・東京校 インテンシブコース 1年
香月 匠馬
エスモード・東京校
インテンシブコース 1年
「「未来へのあこがれ」と「幸福な日々」」
「「未来へのあこがれ」と「幸福な日々」」
作品コンセプト:デニムが裂け緯糸が見えてくる様子をアオダモの花に見立てた。アオダモの花言葉は「未来への憧れ」と「幸福な日々」。 溢れ出るシルエットが未来への希望を芽生えさせ、そこに続く幸福な時間を包み込む。
香月 匠馬
エスモード・東京校 インテンシブコース 1年
下村 エレオノーラ
エスモード・東京校
インテンシブコース 1年
「Naja naja」
「Naja naja」
作品コンセプト:蛇は再生と恐怖を象徴します。無責任な生活が環境を危険にさらすことに対して、警告として蛇を選びました。今年は蛇の年です。新しい年とともに環境への意識が高まり、良い変化が訪れることを願っています。
下村 エレオノーラ
エスモード・東京校 インテンシブコース 1年
DANNI CHEN(チン ダンニ)
エスモード・東京校
インテンシブコース 1年
「Mountain Blue Bird」
「Mountain Blue Bird」
作品コンセプト:鳥の羽の流動性からインスピレーションを得て、衣服の構造に曲線を表現し、肩甲骨から腰前に伸びたパーツを一枚のパターンで取っています。同時に、デニム生地の藍染めの特徴を生かし、緯糸の白い部分を取り除いて鳥の羽の軽やかな質感を表現することで、流動感と軽やかさを追求しました。 自由な雰囲気を伝え、自然や生命力を賛美する作品です。
DANNI CHEN(チン ダンニ)
エスモード・東京校 インテンシブコース 1年
廣田 咲美
エスモード・東京校
インテンシブコース 1年
「環(カン)」
「環(カン)」
作品コンセプト:繰り返しジーンズを履く
繰り返し素材として作り変える
繰り返し型を使用する
繰り返し一定の作業を行う
繰り返す私たちの日常
ある決められた形の中で何度もまわりまわって端がなく、繰り返す繰り返す
廣田 咲美
エスモード・東京校 インテンシブコース 1年
水野 まい
エスモード・東京校
インテンシブコース 1年
「水面」
「水面」
作品コンセプト:揺れる水面の様子。ブルー系のデニムでも、深い色や淡い色、使っていくうちに擦れて薄くなった部分など、様々な色が存在しています。それらをまだら模様に組み合わせ、ワンピースが揺れた時に水面が動くように感じる作品にしました。
水野 まい
エスモード・東京校 インテンシブコース 1年
東京モード学園
石毛 莉々子
東京モード学園
ファッションテクノロジー学科 パターン専攻3年
「Lumière Fleur」
「Lumière Fleur」
作品コンセプト:デニム素材の持つ力強さと花の繊細さを融合させた作品です。立体的な花飾りで華やかさや生命力を表現し、着る人が自信と輝きを感じられるように工夫しました。
石毛 莉々子
東京モード学園 ファッションテクノロジー学科 パターン専攻3年
漆原 幹人
東京モード学園
ファッションデザイン学科 ブランドデザイナー専攻3年
「ROPE」
「ROPE」
作品コンセプト:「つなぐ・結ぶ・解き放つ」をテーマに「結びつき」を象徴。リボン結びで繋がりを表現し、デザインに柔らかさをプラス。紐をランダムに通し、遊び心や個性、自由を感じさせるデザインに。
漆原 幹人
東京モード学園 ファッションデザイン学科 ブランドデザイナー専攻3年
恒松 杏渚
東京モード学園
ファッションデザイン学科 ブランドデザイナー専攻3年
「Marine」
「Marine」
作品コンセプト:海を感じさせる服を提案します。波を表す曲線的なシルエットやフリンジでさざ波を表現し、動くたびに海の躍動感を感じさせるデザインです。
恒松 杏渚
東京モード学園 ファッションデザイン学科 ブランドデザイナー専攻3年
鞠子 涼香
東京モード学園
ファッションデザイン学科 高度専門士コース3年
「SPIN KAWAII」
「SPIN KAWAII」
作品コンセプト:日本文化として世界に広まるKAWAIIを紡ぐ。筒状のデニムを一本の紐状にしてかぎ針で編んだ正方形のモチーフをリボンやスカート部分に使用し誰かのKAWAIIを紡いでいくドレス。
鞠子 涼香
東京モード学園 イファッションデザイン学科 高度専門士コース3年
TEHNEEYAT MIRZA(ミルザ テヘニーヤット)
東京モード学園
ファッションデザイン学科 高度専門士コース3年
「Mystic Blue」
「Mystic Blue」
作品コンセプト:私は昔から花が大好きで、花を見ると幸せな気持ちになるので花をイメージしたドレスをデザインにしました。様々なサイズの花弁をインディゴのグラデーションカラーで表現しました。一つ一つの花弁を手縫いで着け、所々にホワイトの花弁があるのがポイントです。
TEHNEEYAT MIRZA(ミルザ テヘニーヤット)
東京モード学園 ファッションデザイン学科 高度専門士コース3年
LI YUHAN(リ ユウカン)
東京モード学園
ファッションテクノロジー学科 パターン専攻3年
「鳥&花」
「鳥&花」
作品コンセプト:中国で「鳥語花香」という鳥の鳴き声と花の香り、春を迎えて草木が生い茂ることを意味する言葉があり、これを聞くと私は人と自然との共生、生命力の頑強、人生の幸せ、平穏、不屈と希望を強く感じます。この服を見た方にも同じ気持ちになってほしいと思い制作しました。
LI YUHAN(リ ユウカン)
東京モード学園 ファッションテクノロジー学科 パターン専攻3年
リンドゼイ そら
東京モード学園
ファッションデザイン学科 高度専門士コース3年
「AMI AMI」
「AMI AMI」
作品コンセプト:硬く平坦なイメージのデニムに「動き」を与えたことです。デニムを縦に細く切り、織り合わせました。デニムの裏と表の両方を組み合わせることで、表面に動きを、そして下部では、短冊が揺れているようなイメージを作り出しました。身頃の織り模様と袖の織り模様を変え面白みを出しました。
リンドゼイ そら
東京モード学園 ファッションデザイン学科 高度専門士コース3年
文化服装学院
HONG Sha La (コウ サラ)
文化服装学院
ファッション高度専門士科3年
「SERENDIPITY」
「SERENDIPITY」
作品コンセプト:デニムをベースにビスチェとパンツスカートを製作し、柔らかく美しい布地にスモッキングの装飾を施すことで、人間の柔らかさを表現します。皆がお互いに信頼し、優しさを持ち、そして不屈の精神がある存在であって欲しいと思います。前に進み続ければ、思いがけない美しい出会いが待っているはずです。
HONG Sha La (コウ サラ)
文化服装学院 ファッション高度専門士科3年
添田 恵愛
文化服装学院
ファッション高度専門士科3年
「Damage」
「Damage」
作品コンセプト:デニムのダメージは着る人の生活、癖、個性である。過去の傷に無駄なものなんかない。全部あなただけの魅力。未来のあなたをきっと助けてくれる。1度傷ついても何度でもやり直せる。自信と個性になる。
添田 恵愛
文化服装学院 ファッション高度専門士科3年
長南 拓見
文化服装学院
ファッション高度専門士科3年
「Adaptive Urbanism」
「Adaptive Urbanism」
作品コンセプト:都市は風化しながらも環境に適応する。建物が朽ち、削れ、そこに新たな歴史が刻まれるように、服もまた摩耗し、変容しながら進化する。劣化ではなく変化、破損ではなく再生。都市と服が持つ「生き続ける力」を表現。
長南 拓見
文化服装学院 ファッション高度専門士科3年
CHEONG Zhi Row(チョン ジロウ)
文化服装学院
ファッション高度専門士科3年
「Childhood Memories」
「Childhood Memories」
作品コンセプト:幼い頃をテーマに、パッチワークや手縫ステッチ、さまざまなボタンを用いて手作りの温かみと遊び心を表現しました。制作を通じて、子供時代の思い出や感性を形にし、優しい色調とやわらかなシルエットで懐かしさや楽しさを伝えたいと考えました。
CHEONG Zhi Row(チョン ジロウ)
文化服装学院 ファッション高度専門士科3年
南 光葉
文化服装学院
ファッション高度専門士科3年
「星月夜」
「星月夜」
作品コンセプト:様々なデニムが重なり合い廃棄を待つ光景に、僕はゴッホの「星月夜」を重ね合わせた。デニム以外の資材も自身の作品のハギレや、着ないシャツなどを解体し使用する事で表と裏の2つの世界の融合を目指した。
南 光葉
文化服装学院 ファッション高度専門士科3年
美濃部 るか
文化服装学院
ファッション高度専門士科3年
「Breathtakingly」
「Breathtakingly」
作品コンセプト:纏う薔薇は麗しさを、重ねた異素材は血色と奥ゆかしさを表現。硬いデニムと相反するシルエットで、内に秘めた情熱、強い意志も感じさせる。息を呑む程の美しさに魅せられ、前向きな気持ちになってほしい。
美濃部 るか
文化服装学院 ファッション高度専門士科3年
YU Hong Ju(ユ ホンジュ)
文化服装学院
ファッション高度専門士科3年
「SEARCHING FOR..」
「SEARCHING FOR..」
作品コンセプト:社会的にも、環境的にも少しずつ壊れて分裂する世の中で自分の居場所と役割を探す旅人が今回のコンセプトとなります。パズルみたいなパーツは地割れや干ばつを表現しました。全体的のイメージは一番暮らし難い砂漠での旅人からインスピレーションを貰いました。
YU Hong Ju(ユ ホンジュ)
文化服装学院 ファッション高度専門士科3年
第1回 三越伊勢丹ミライアワード (2023年開催)は
こちら >
ピース de ミライ
~Revalue Fashion Project~
※画像は一部イメージです。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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