ゆかたはどこまでファッションに?
伊勢丹新宿店と日本橋三越本店の
呉服バイヤーの想い

ゆかたはどこまでファッションに?伊勢丹新宿店と日本橋三越本店の呉服バイヤーの想いの画像

夏の風物詩であった花火大会や屋形船の開催もまだ時間がかかりそうで、ゆかたでお出かけしたくなるイベントは減っています。それでも和装を愛する方たちは、ファッションが多様化している時代にあわせて、ゆかたをサマーファッションと捉えて楽しんでいます。和装というとルールや古典に倣うというイメージですが、それも過去のこと。ゆかたの定番シーンが少なくなったからこそ、タウン仕様やカジュアル仕様のアレンジも自由になっています。伊勢丹新宿店と日本橋三越本店でも、2022年は新しいゆかたスタイルを提案。それぞれのバイヤーに、ゆかたへの想いを聞いてみました。

ゆかたの可能性を拡げる自由な
クリエーション〜伊勢丹新宿店

「ゆかたやきものをファッションに」というのは、伊勢丹新宿店の呉服チームが ここ数年取り組んでいるテーマです。お客さまが伊勢丹新宿店に求めるのは、 和装であっても「斬新さ」や「ファッショナブル」であることは変わりませんし、 他では出逢えないようなアイテムです。そこで2022年は百貨店初登場も含め、 新しい和装に積極的に挑戦しているブランドとコラボレーションしました。 「呉服フロアはどこも同じ」という現状を打破したいという伊勢丹新宿店の 想いに共感してくださったブランドばかりで、これまでにない発想から 生み出される和装アイテムは、ゆかたのファッションとしての可能性を きっと拡げてくれるはずです。(伊勢丹新宿店 呉服バイヤー)

<千代の富士>他浴衣セット商品
A.<千代の富士>紳士浴衣千代の富士×瀧下和之31,900円(綿100%)
横綱だけが使用することを許されているという綱モチーフの総柄浴衣に、 新進気鋭の作家・瀧下和之氏が千代の富士をイメージして描き下ろした 力士画をミックス。

B.<ひでや工房>婦人浴衣 絞り多色 69,300円(綿100%)
さまざまな技法が存在する絞りの中でも、あえてムラを思わせる不完全な 染めあがりに美しさを見出した浴衣。一点一点の表情が異なる再現性のなさや 絞りならではの未完成を思わせる雰囲気も魅力。

C.<HANYI_YA>一閑張りバッグ 赤 賑わい 49,500円(W28×H35×D15cm(持ち手含む))
赤×黒のコントラストに目を奪われるバッグ。浴衣には巾着やかごバッグという 固定観念にとらわれず個性あるバッグを提案。

D.<三勝>日傘 黒・猫髑髏 22,000円(親骨:長さ50cm)
歌川国芳が描いた野晒悟助の羽織がモチーフ。日傘といえば明るく爽やかな 色目が主流なだけに、「猫髑髏」というアンチテーゼなビジュアルはインパクトも抜群。

E.<誉田屋源兵衛>婦人浴衣 薊・黒 60,500円(綿75%・麻25%)
通常は浴衣の柄に使用されることはない「トゲのある薊」を、実物よりも さらに毒々しい色目で表現。薊のトゲには「魔除け」の意味も。

F.<傳>縄帯 8,800円(綿100%)
和装におけるこれまでの帯の概念を覆し、縄を腰に巻いて帯代わりに するという斬新にて大胆な発想から生まれた縄帯。

G.<撫松庵>紳士帯 2.8麻リバーシブル 16,500円(麻100%)
浴衣帯をキリッと締める方が多い中、あえてラフにざっくりと締められる帯で 涼し気な着姿を提案。

交叉路−Kosaro−【宵】2022 伊勢丹の浴衣
□6月29日(水)〜7月19日(火)
□伊勢丹新宿店 本館7階 呉服プロモーション
詳しくはこちら

コーディネートで生まれる新感覚の
きものスタイル〜日本橋三越本店

きものとプリーツスカートをレイヤードする、きものの衿元からフリルレースを のぞかせる。かなり斬新なように思われるかもしれませんが、実際に日本橋三越本店のお客さまが楽しんでいる新感覚のきものスタイル。世代を問わず、日頃からきもので過ごすことが多い方ほどご自身の感性で,洋服感覚のコーディネートを自由に楽しんでいます。そんな自由な発想をより多くのお客さまにご提案したいと、2022年の日本橋三越本店がゆかたキャンペーンで取り組むのがゆかたと和装雑貨、ファッション雑貨がコラボレーションしたコーディネート。和装の基本をおさえながら、ファッション雑貨でスパイスを効かせたゆかたスタイルと日本橋三越本店で出逢えます(日本橋三越本店 呉服バイヤー)

<竺仙>他浴衣商品セット
<竺仙>かげろうゆかた地 48,400円(綿100%)
<WA・KKA>半巾帯 31,900円(麻100%)
<小千谷縮>兵児帯 25,300円(麻100%)
<DONATELLA PELLINI/ドナテラ・ペリーニ>ブローチ 16,500円(レジン)
<ALEXANDRE DE PARIS/アレクサンドル ドゥ パリ>
カチューシャ 22,000円(レーヨン・絹)
<神田胡蝶>下駄 14,850円(鼻緒:綿100%、台:桐)
ゆかたは天保13年創業の<竺仙>。昔ながらの技法である注染染めで染められた「七宝つなぎ」は古典柄ですが、ふたつの帯を異素材コンビにすることで、 モダンさを演出。帯留めにはイタリアブランドのブローチ、髪飾りはフランスブランドのカチューシャを。和装とは馴染みのない雑貨ですが、 半巾帯のアクセントになった金魚柄とカラーをリンクさせることで、全体の印象が上品にまとまります。
※<ドナテラ・ペリーニ>のブローチは現品限りとなります。

あなたの好きが見つかる日本橋三越〜お粧かしあそばせ〜
□8月30日(火)まで
□日本橋三越本店 本館4階 プロモーションスペース
PRESENT
8月30日(火)までの期間中、日本橋三越本店でゆかた、ゆかた関連商品を55,000円以上お買いあげの先着100名さまに下記のいずれかを差しあげます。
A.美容室シルクハウス「ゆかたパック」割引券
B.腰紐または手ぬぐいマスク

7月7日はゆかたの日 ゆかたでお粧かし撮影会@三越劇場
□7月7日(木)
□日本橋三越本店 本館6階 三越劇場
□午前の部:午前10時30分〜正午(撮影は午後1時まで)・午後の部:午後2時〜5時(撮影は午後6時まで)
7月7日の「ゆかたの日」にちなみ、三越劇場を開放してセルフ撮影会を開催。意匠を凝らした石膏彫刻や大理石に包まれた周壁、ステンドグラスやステンシルにより彩られた天井など、ロココ調装飾の中で記念撮影をお楽しみください。ゆかた、きものをご着用のうえ、会場受付にて三越伊勢丹アプリをご提示ください。
三越伊勢丹アプリのダウンロードはこちら
※着付けサービスはございません。
※撮影機材貸し出しはございませんのでお手持ちのスマートフォン、カメラをご用意ください。
※混雑時にはお待ちいただく場合がございます。
※撮影時以外のマスク着用、手指消毒、咳エチケットなどご協力をお願いいたします。
※諸般の事情により、急遽中止・日程変更となる場合がございます。予めご了承ください。

※価格はすべて税込です。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

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