
今シーズンのメンズファッションは「クラシック回帰」を受けて再びスーツ、ジャケットという気分が高まっていますが、同じくこの秋冬にファッショニスタたちを取り巻いているのが久しぶりのフレンチブームです。伊勢丹新宿店メンズ館が9月から投入したフランスの<LUTAYS/リュテス>もトレンドを牽引するブランドのひとつ。国内でも取扱ショップは限られていることからお客さまのお問合せだけでなく、プレスなどメディアからの取材も後を立たないという、押さえておくべきブランドです。
大人のカジュアルジャケットを探していたバイヤーが一目惚れ
<リュテス>の取り扱いがメンズ館でスタートしたのは2022年からですが、バイヤーは2、3年前から密かに注目していたそうです。ドレスがカジュアル化していくなかでカジュアルジャケットの要望も高まっていましたが、出自をミリタリーとするものは上質も上品も求める大人にはハマらない。しかし<リュテス>は軍隊のユニフォームをベースとしながらも、なんともいえない洗練された雰囲気を醸し出し、フランスブランドならではの独特の色気に目利きのバイヤーも一瞬で惹かれたそうです。
メイド・イン・フランス100%を掲げる現在では希少なブランド
2019年にベルギー人デザイナーのジャン・バティストさんが立ち上げた<リュテス>。フランスメイドに100%こだわっていますが、そこもバイヤーが魅力を感じたポイントです。特に女性のドレスなどは芯地などは使用せずに布帛を立体的に縫い上げるのがフランスの既製服ですが、<リュテス>のジャケットにもそのノウハウが活かされています。フランスのモノづくりを守るがゆえに大量生産も難しく、ジャンさんは「自分の目の届く範囲で丁寧に商品を販売したい」という想いも強いことから展開ショップも限定的。メンズ館は<リュテス>が扉を開いた数少ない店舗のひとつです。
無造作に羽織ってもエレガントに魅せる「レイジーマンジャケット」
気負わずに羽織れて、いつどこで誰が着てもサマになる。そんな<リュテス>のラインナップを、メンズ館バイヤーたちは「レイジーマンジャケット」と呼びます。紐靴のようで脱ぎ履きも楽な「レイジーマンシューズ」に通ずるものがあると考案した造語です。フレンチの王道ならバスクシャツに白のフランネルパンツですが、大人顔したカジュアルジャケットはミックススタイルを楽しんでこそ。ハイゲージニットとチノパンとのコーディネートなら、こなれた雰囲気もますますアップします。
□伊勢丹新宿店 メンズ館5階 メンズテーラードクロージング
□伊勢丹新宿店 メンズ館5階 メンズテーラードクロージング
□伊勢丹新宿店 メンズ館5階 メンズテーラードクロージング
<リュテス>ジャケットオーダー会
□10月23日(日)
□伊勢丹新宿店 メンズ館5階 メンズテーラードクロージング
□オーダー品について
4型(ACE・PILOTE・ZOLA・BOUTET)
330,000円〜
※納期は2023年1月中旬予定
当日、デザイナーのジャン・バティスト氏来店予定(午前11時〜午後6時)
※諸般の事情により中止、変更になる場合がございます。