2023.10.18

韓国の人気イラストレーターaeppol(エポル)が、日本で初の個展を開催

“心の憩いの場”となる作品をめざして

aeppolは、韓国を拠点に活動するイラストレーター。森の中に暮らす少女を主人公にしたイラストが、韓国のイラストレーションプラットフォームサイト「グラフォリオ(Grafolio)」をはじめ、SNSを中心に人気を集めています。日本では2021年から販売を開始した塗り絵ブックが大ヒット。仕上げた塗り絵をインスタグラムにアップするというムーブメントが起こりました。

左から：『森の少女ひと休みしても大丈夫』『季節を楽しむわたしだけの時間』『森に暮らすしあわせな時間』(すべてグラフィック社刊)

「ときどき読者の方がアップしている塗り絵を見て楽しんでいます。趣向をこらして、さまざまに仕上げてもらった作品を見るのはとても新鮮。私の絵や塗り絵で、ちょっと疲れたなという人の“心の憩いの場”になれたらうれしいです」と語るaeppolさん。今回の日本初個展では「心の休日」をテーマに、森で動物と暮らす少女の何気ない日常や、少女の豊かな想像力から広がる世界を描いています。

日本初公開となる新作の一部をご紹介

「私たちの心の中には、誰しも“森の少女”が眠っている」というaeppolさん。一人ひとりの中の少女が、心に安らぎを与えることを願って描いたという作品の一部をご紹介します。

緑の森は私の不安と焦りを眠らせ、ただゆったりとした胸だけ差し出してくれます。
私の心の中にも小さな森が育つように、完全な私として存在するようにしてくれます。
だから、疲れて大変なときはいつでも心の森を訪れて自分自身をのぞきこみ、ケアします。そのまっすぐでしっかりとした森によりかかり少しひと休みしていきます。あなたが、あなたの森を歩くとき黒髪をした一人の少女と小さな動物の仲間たちが笑いながら迎えてくれるかもしれません。
aeppol