現代ポップアート界を代表するアーティスト、ロメロ ブリットの、28年ぶりとなる来日展を伊勢丹新宿店で開催。世界のセレブリティがコレクターとして名を連ねるロメロ作品の魅力、そして伝えたい想いとは?
新聞紙をキャンバスに独学で学んだ少年時代
鮮やかな色彩と大胆なパターン。ひと目見ただけでワクワクするような高揚感に満たされるロメロの作品は、彼の生まれ育ったブラジルや、長く暮らしたマイアミの風土で培われたもの。
1963年ブラジルのレシフェに生まれたロメロは、貧しい環境のなか新聞紙などをキャンバスに独学で絵を学びます。1983年にパリでマティスやピカソの作品に出会い、キュービズムとポップを融合させた鮮やかでアイコニックなスタイルを確立。1988年にマイアミに移り住み、その翌年にはアンディ・ウォーホールやキース・ヘリングと並んでアブソリュート・ウォッカの「Absolut Art」に選出されました。
全人類の幸福につながるアートを生み出したい
その後、数々のブランドとのコラボレーションや、国際的なスポーツ大会のオフィシャルアートなどを手がけ、世界に知られるアーティストとなりましたが、常にロメロの創作の源にあるのは、「宗教、国籍、性別、国籍を超え、全人類の幸福につながるアートを生み出したい」という想い。1992年には”HAPPY ART MOVEMENT(ハッピー アート ムーブメント)”を設立し、現在に至るまで250を超えるチャリティ活動に参加しています。
作品と多彩なグッズで、約200点の品揃え
アートを通じて幸福や希望を表現し、愛を拡散する、たぐいまれな個性を持ったアーティスト、ロメロ ブリット。今回の作品展では、原画、ミクストメディア、版画を約100点展示販売するほか、スカルプチャーやアパレルなど多彩なグッズもご用意し、総数約200点というボリュームでロメロ・ワールドをご満喫いただけます。
さいごに、伊勢丹新宿店のお客さまにロメロから届いたメッセージをご紹介。会期中は作家の在廊日もございますので、ぜひ会場でロメロのポジティブなエネルギーを感じてください。
「人類にとってこのような困難な時期に、私の底抜けに明るいアートで皆さんを笑顔にし、幸せと希望と愛をインスパイアできることをとてもうれしく思っています。日本でのショーが待ち遠しいし、私のファンやコレクターの皆さんにご挨拶するのが楽しみでなりません!」
Be happy! ロメロ ブリット来日展
□2024年4月2日(火)~7日(日) [4月2日(火)午後4時終了、最終日午後6時終了]
□伊勢丹新宿店 本館6階 催物場