
ファッショントレンドとして引き続き注目のデニム。日本橋三越本店 新館4階でも、各ブランドからデニムルックが登場しています。今回はそのなかでも、1990年代初頭から独自の国産デニムをつくりつづける<45R>に注目。そのものづくりに迫ります。
藍染の野良着から発想した「日本人らしいデニム」
<45R>がオリジナルのデニムづくりをスタートさせたのは1990年代初頭。ほとんどのデニムがアメリカ製か、大手メーカー製だった時代に、<45R>らしいインディゴを生み出そうという挑戦がスタートしました。
<45R>らしさを追求するなかでたどり着いたのが、藍染の野良着から発想した「日本人らしいデニム」。一枚の野良着を大切に着つづける日本人の美徳も織り込んだデニムは、2000年のニューヨーク出店時にアメリカでもセンセーショナルな話題を呼びました。
<45R>のデニムに使われるのは、ロープ染色と呼ばれる技法で染められた糸。糸の外側だけ染色し内側は白いまま残すことで、色落ちによる表情が生まれる。
※画像はイメージです。
ブランドの原点回帰から生まれた新デニム
創業45周年を迎えた2022年以降、ブランドの第2章と位置付けて原点を見つめ直す<45R>。今シーズンは「アイビー」をテーマにコレクションを展開しています。デニムも、素材、シルエット、ステッチなどを一新した新作が登場。
股下から裾にかけて、すっきりとしたシルエットが特徴の「クロスビー5」。<45R>の着こなしのお手本である「アイビー」への想いから生まれたシルエットは、都会的でありながらどこかクラシック。
<45R>デニムパンツ 34,100〜46,200円(綿100%/26〜32インチ)
□日本橋三越本店 新館4階 45R
新しいデニムの「顔」は、ヒップ。草木染めした糸のRロゴ刺繍や、アイコニックな力強いステッチが入る。
原料選びから染色、織り、縫製にいたるまで、いちからこだわり抜いた<45R>のデニムは、日本のものづくりの素晴らしさを再発見できるアイテム。ファッションとしてはもちろん、デニムをはいて、育てる楽しさを味わってみませんか?