やさしい気持ちとポジティブなパワーをくれる。湯浅望の描き下ろし新作展

やさしい気持ちとポジティブなパワーをくれる。湯浅望の描き下ろし新作展

イラストレーターとして、雑誌や書籍、ファッションブランドとのコラボレーションなどで活躍する湯浅望(Nozomi Yuasa)さん。6月26日(水)より、本館6階 アートギャラリーで初となる個展を開催します。作品へ込めた思いなど、湯浅さんにうかがいました。

忙しい日常に、やわらかな空気を届けてくれる

伊勢丹新宿店ではじめて湯浅さんをご紹介したのは、2023年開催の「マイ・ファースト・アート展Vol.2」。伊勢丹新宿店公式サポーター「イセタニスタ」の推しアーティストだけを集めた展覧会です。湯浅さんを推薦してくださったイセタニスタのべっぷのりこさんは、「大人の女性の“かわいい”を刺激する作家さん。自分だけの特別な空間に飾りたい作品です」と語ります。

忙しい日常に、やわらかな空気を届けてくれる
※画像はイメージです。

忙しい日常のなかに、ふっと肩の力が抜けるようなやわらかな空気を届けてくれる湯浅さんの作品。今回、伊勢丹新宿店で初の個展を開催することとなりました。

生活のなかで見つけた美しい“色”を花のモチーフに

ニュージーランドを拠点に、イラストレーターとして活躍する湯浅さん。<Repetto/レペット><ALEXANDRE DE PARIS/アレクサンドル ドゥ パリ>といった、伊勢丹でもおなじみのファッションブランドとコラボレートするなど、活躍の場を広げています。

生活のなかで見つけた美しい“色”を花のモチーフに
※画像はイメージです。

今回の展示のテーマは「FLOWERS」。テーマに込めた思いをうかがいました。
「私の作品の代表的なモチーフは花ですが、今まで花をテーマにした展示をしたことはありませんでした。日々の生活の中で、私はいつも何か“色”を探しています。野に咲く花はもちろん、空の色や土の色、はたまた都会のビルのネオンサインでも…常に美しい色はないか、無意識に色を収集しています。それは日本にいてもニュージーランドにいても変わりません。今回は、日々のなかで感じた“色”を花のモチーフに落とし込んだ作品を制作しています」

「FLOWER No.1」
「やわらかな木漏れ日の下、心地よく佇む女性は人のようにも妖精のようにも見えます。現実なのか夢なのか、曖昧な境界線の上に美しさがあると私は考えています」
湯浅望「FLOWER No.1」 55,000円 (水彩画/10.0×14.8cm)

ドラマチックな躍動で、生の喜びを表現する

バレエ鑑賞が好きで、どこか非日常的でドラマチックなものにインスピレーションをもらうという湯浅さん。作品にも、踊るような躍動感があふれています。
「自分自身、愛や幸せを感じると踊り出したくなるんです。前向きな生への喜びを表現したくて、いつも描く人物を踊らせたくなってしまいます。お花を纏って踊ることは現実ではあり得ない、アートだからできる表現。見る人に、自由にストーリーや意味を感じ取っていただきたいです」

「FLOWER No.2」
「幸せな表情で花を抱えた女の子。どこかから摘んできたのか、彼女自身が花そのものなのか。見る人が想像し、楽しんでいただけたらうれしいです」
湯浅望「FLOWER No.2」 55,000円 (水彩画/14.8×10.0cm)

見ているだけでポジティブな感情が湧いてくる湯浅さんの作品。今回の個展のために描き下ろした約15点の新作をご用意しています。
さいごに、伊勢丹新宿店のお客さまにメッセージをいただきました。
「原画を展示する機会はなかなかないので、多くの方に見ていただけたらうれしいです。絵の具の重なりや広がりなど、原画でしか感じられないテクスチャーや色、原画の持つパワーを感じてください。夢や希望を与えたい、と言ったらおこがましいですが、ご覧になった方々の心を少しでも 明るく照らすことができたらと思っています」

湯浅望(Nozomi Yuasa)

湯浅望(Nozomi Yuasa)
イラストレーター・アニメーター。東京都出身。武蔵野美術大学 油絵科中退後、ファッションスタイリストアシスタントを経てPR会社に勤務。イラストレーターとして独立後は、水彩絵の具や万年筆を使用した繊細でファッショナブルなイラストが評判となり、雑誌や書籍をはじめ国内外のさまざまなブランドとのコラボレーションを展開。近年ではアニメーション制作プロジェクトにも携わる。2019年ニュージーランドへ活動拠点を移す。

湯浅望展
□2024年6月26日(水)~7月2日(火) 最終日午後6時終了
□伊勢丹新宿店 本館6階 アートギャラリー

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