河原シンスケ氏の世界に浸る。新作ジュエリーを伊勢丹新宿店で先行販売

<プチウサギ シンスケ カワハラ フォー フェスタリア>のペンダントトップとリングの画像

パリを拠点に活躍するマルチアーティスト河原シンスケ氏とジュエリーブランド<festaria/フェスタリア>によるコラボレート第二弾。古代ローマにインスピレーションを得たオリジナルストーリーから、ロマンと遊び心たっぷりのジュエリーが生まれました。

古代ローマ時代の硬貨のようなコインジュエリー

2023年10月、ウサギを主人公にしたオリジナルストーリーからコインジュエリーを発表した<petit usagi SHINSUKE KAWAHARA for festaria/プチウサギ シンスケ カワハラ フォー フェスタリア>。
発掘された古代ローマ時代の硬貨のようなコインには、河原氏ならではのジャポニズムな作風のウサギやニンジン、petit usagiの文字が彫り込まれ、細部にわたってこだわり抜いたデザインは多くのお客さまからご好評いただきました。
今回発売されるのは、その人気シリーズの第二弾。ジュエリーを手がけるうえでどんなことを意識しているのか、河原シンスケ氏にききました。

クリエーションの第一歩は、物語を書くことから

「ジュエリーをデザインすることだけに関わらず、絵を一枚描くのも、アニメーションをつくるのも、空間構成やインテリア、家をデザインするのも、規模の大小に関わらず僕のクリエーションの第一歩は、いつも必ず物語を文章で書くことからはじめます。
今回もまず、その一番大切なストーリーを表現するため、発掘されたコインをどのように表現したらよいかを考えて、表面の凹凸やアウトラインの雰囲気にこだわりました。
フィクションではあっても、実在した人物のノンフィクションからはじまり、フィクションを膨らませた今回の物語。
そこを大切に、実際に制作するにあたってウサギのアウトラインや文字など、数千年の時間を経たように少しでも近づけるよう、凸面と仕上げ加工に工夫しました。
架空であってもあくまでも古代ローマのコインという前提なので、パーフェクトなフォルムや仕上げではしっくりこないため、ユリウスの背景になる地金の部分も手作り感(クラフト感)を大切にしました。
それはきれいな線ではなく、どこか“フリーハンド”で描いたような歪な仕上がりで気に入っています。
また、petit usagiの主役であるユリウス(ストーリー中のウサギの名前)の、お腹からお尻にかけての“ウサギ”らしいふっくら感を大切にしました。
製作チームと海を越えたリモートミーティングや、実際に対面で何度も打ち合わせを重ね、大変満足のゆくジュエリーに仕上がりました」

新作コレクションを伊勢丹新宿店で先行販売

10月30日(水)から本館1階 プロモーションにオープンする期間限定店舗で新作を先行販売。河原シンスケ氏の独創的な世界観に浸りながら、こだわりのアートピースをお楽しみください。

<petit usagi SHINSUKE KAWAHARA for festaria/プチウサギ シンスケ カワハラ フォー フェスタリア>ペンダントトップ

<petit usagi SHINSUKE KAWAHARA for festaria/プチウサギ シンスケ カワハラ フォー フェスタリア>ペンダントトップ 198,000円(SV、K18YG)
【伊勢丹新宿店先行販売/一般発売11月20日(水)】商品を見る

<petit usagi SHINSUKE KAWAHARA for festaria/プチウサギ シンスケ カワハラ フォー フェスタリア>リング

<petit usagi SHINSUKE KAWAHARA for festaria/プチウサギ シンスケ カワハラ フォー フェスタリア>
リング 275,000円(SV、K18YG/11・13・15号)
【伊勢丹新宿店先行販売/一般発売11月20日(水)】商品を見る

<petit usagi SHINSUKE KAWAHARA for festaria/プチウサギ シンスケ カワハラ フォー フェスタリア>バングル

<petit usagi SHINSUKE KAWAHARA for festaria/プチウサギ シンスケ カワハラ フォー フェスタリア>
バングル 165,000円(SV、K18YG/S)
【伊勢丹新宿店先行販売/一般発売11月20日(水)】商品を見る

<petit usagi SHINSUKE KAWAHARA for festaria/プチウサギ シンスケ カワハラ フォー フェスタリア>チャーム

<petit usagi SHINSUKE KAWAHARA for festaria/プチウサギ シンスケ カワハラ フォー フェスタリア>チャーム
左:27,500円(SV) 商品を見る
右:198,000円(K18YG) 商品を見る
【ともに伊勢丹新宿店先行販売/一般発売11月20日(水)】

今回のジュエリーコレクションのために書かれたストーリーはこちら

マルクス・リキニウス・クラッスス(Marcus Licinius Crassus)は、古代ローマ共和国中期の政治家、軍人で、官職は執政官。紀元前263年に執政官に選出され、第一次ポエニ戦争初期を戦った。 そして再び執政官に選ばれた勇者である。時には横暴な程の、力に統率力も兼ね備えた軍人の彼は、戦場を離れ家庭に戻ると優しい人物。家族の一員として小さな兎に、『ユリウス』と名前まで付けて溺愛していた。

兎のユリウスは物静かだが、人間の様な性格で、時には普段の甘えん坊な面からは想像もできない程の行動を起こす。仔犬が寄って来ると自分のテリトリーを侵害されたと思うらしく、 身をくねらせ、 小さな身体の何倍も高い不思議なジャンプを繰り返し、敵意を表す。
するとびっくりした相手は大概退散してしまうのだ。飼い主と似てユリウスもどこか軍人のような戦う勇気を持っていたのかもしれない。
マルクスは芸術的才能も持ち合わせていた人物で、家族の肖像画を描いたり、暇を見つけると身の廻りの品をスケッチしたりしていた事はあまり知られていない。勿論ユリウスのスケッチは数知れず、マルクスの息子プブリウスは、『父親は俺より耳の長い家族の方が好きらしい』なんて笑いながらよくぼやいていた程だ。

マルクスはある時からはユリウスのスケッチに飽き足らず、石を掘ったり、粘土で立体的な彫刻や焼き物を創ったりし始めた。一方では軍人として活躍し続け、 莫大な富を得て大富豪となっていった。
その後乱戦中の紀元前53年に戦死。死後、マルクスが彫っていたメダルが見つかり、息子はそれを元に金貨を創った。そこには、プブリウスの肖像でも、父マルクス本人のものでもない、兎ユリウスの肖像が象られていた事に苦笑しつつ、大好きで誇りだった父の想いにプブリウスは満足だった。

<petit usagi SHINSUKE KAWAHARA for festaria>LIMITED STORE
□2024年10月30日(水)~11月5日(火)
□伊勢丹新宿店 本館1階 プロモーション
商品ラインナップは こちら

Profile

河原シンスケ

河原シンスケ
武蔵野美術大学卒業。1980年代よりパリ在住のマルチアーティスト。ブリュッセルのELEVEN STEENSでの個展のほか、パリ造幣局博物館、パリ工芸美術館、西本願寺伝道院など国内外数々の展覧会で作品を発表。また、企業、ブランドとのコラボレーションでも作品を多々創出。

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