ひと・ものの繋がりから生まれた粋な商品が勢ぞろい「東京まん真ん中 味と匠の
大中央区展」

「つながる・つなげる」にこめた願い

1935年に築地に移転するまで、東京の魚河岸は日本橋にありました。日本橋と築地、17世紀初めから江戸と東京の食を支えてきた2つの魚河岸を擁する中央区は、古くから栄え、創業から100年を優に超える老舗が軒を連ねるまち。互いに助け合い、切磋琢磨することで長く伝統を繋いできました。そんな魅力に触れようと人が集まり、また新たな文化が生まれる。大中央区展は年に一度、日本橋三越本店を会場として、新旧関わらず中央区のお店が集う催物です。大中央区展がこれまで出会うことのなかった「ひと」を繋ぎ、新たな「もの」「価値」を生むきっかけとなるように。そんな思いをこめて、大中央区展では、「ひと・もの」の繋がりから生まれた粋な商品を多数展開いたします。

お店同士が繋がり生まれたコラボレーショングルメ

中央区にゆかりある店舗が繋がり、特別なコラボレーショングルメが生まれました。

＜伊勢重＞×＜イマノフルーツファクトリー＞のお弁当

明治2年創業、東京一歴史のある老舗すき焼き屋＜伊勢重＞と、フルーツ専門店とフルーツビストロという2つの顔をもつ＜イマノフルーツファクトリー＞が初めてのコラボレーション。和牛とフルーツ、それぞれのおいしさを引き出すプロが繋がり生まれたお弁当です。

＜歌舞伎座＞・＜にんべん＞×＜orca銀座醸造所＞クラフトビール

銀座の水を原料に、銀座でしか作れないクラフトビールを醸造している＜orca銀座醸造所＞。
同じく銀座に位置する歌舞伎専用の劇場として有名な＜歌舞伎座＞とは、歌舞伎独特の化粧法である隈取でコラボレーション。隈取をラベルに冠し、歌舞伎の華やかさと凛とした雰囲気をイメージしたラガービールに仕上げました。
また、日本橋で商いを始めて300余年、日本のだし文化を守り育てる＜にんべん＞とのコラボレーションでは、燻製した麦芽を使うラオホビールからヒントを得て、製造上燻しの工程がある「本枯れ節」に着目。一見相容れない2店舗のコラボレーションが実現しました。

ひと・ものを繋ぎ、暮らしをつくる工芸品

大中央区展では、職人の知恵がつまった生活の「定番」ともいえる工芸品を多数展開いたします。ご提案したいのは、「定番品」を日常に取り入れることで生まれる時間の価値。数々の工芸品の中から「繋がり」を感じる道具をご紹介します。

昔と繋がる＜白木屋中村傳兵衛商店＞江戸箒とはりみ

現在の銀座で創業した＜白木屋中村傳兵衛商店＞。「江戸箒」は、軽さ・コシ・シンプルな装飾(編み上げ)が特徴で、熟練の職人により手作業で作られています。フローリングやじゅうたんでも使いやすく、騒音を立てないため掃除の時間を選びません。

自然素材でできた「はりみ」は、静電気が起きにくく、ゴミやほこりがサラリと落ちてくれます。電力を使わない、昔ながらの道具だからこそ得られる、「掃除時間の価値」を体験してみてください。

日本全国と繋がる＜Cohana＞だるま福缶 お裁縫セット

日本橋室町でハンドメイド・ステーショナリー用品の企画・販売を手掛ける株式会社KAWAGUCHIのブランド＜Cohana＞。ブランド立ち上げ8周年を記念し、「だるまづくし」の小さなお裁縫セットが発売されます。

セットには、刃物の街、岐阜県関市で作られた豆ばさみや、瓦の生産地で有名な兵庫県淡路島の淡路瓦の針やすめなど、全国各地の地域産業の知恵と技術が集結。細部にまでこだわりが光る美しい裁縫道具たちは、ものづくりの時間をより豊かにしてくれます。

お客さまと繋がる＜小宮商店＞ブーケ 雨晴兼用 折りたたみ傘

東日本橋で90年以上東京洋傘を作り続けている＜小宮商店＞。お客さまの声に真摯に耳を傾け、商品化したのが「ブーケ 雨晴兼用 折りたたみ傘」です。

例えば、折りたたみ傘のネームバンドを傘の表にも取り付け、長傘のようにも持ち歩ける2WAY仕様に。花束を包むようにデザインされた巾着タイプの傘袋にも工夫をこらし、たたんだ状態と、長傘の状態、それぞれで袋の長さを調整できます。折り畳み傘に感じる持ち運びの煩わしさやストレスを解消し、雨の日の気分が少しでもあがるようにという「思いやりの心」が形となったひと品です。

物産展は「もの」を買うだけではなく、お店の「ひと」との会話を楽しみ、「繋がり」を作っていただける場所でもあります。「ひと・もの」が繋がり生まれた製品ならではの温かみを味わいに、ぜひ第14回 東京まん真ん中 味と匠の 大中央区展にお越しください。