
鉢植えされた小さな自然を表現する盆栽。鑑賞するだけで心癒されることはもちろん、自分の思い描く景色に仕立てていく喜びもあります。今回は、初心者からマニアまで楽しめる「花物」の盆栽について、魅力や育て方のポイントを紹介します。
季節を味わう、彩り豊かな花盆栽
盆栽は、自宅で「小さな自然」を楽しめるところが大きな魅力。自然の景色を模倣し、技術と知識を用いて仕立てていくことに“ハマる”方が多いようです。
盆栽の種類には「葉物」「花物」「実物」などがあります。中でも「花物」は、長く仕立てることで素晴らしい景色を見せてくれる、マニアにもおすすめの盆栽。定番の「葉物」にチャレンジし、次は別の盆栽を育ててみたいと考えている方にもぴったりです。
花盆栽の魅力は、何より季節感を味わえるところです。この季節なら藤がおすすめ。彩り鮮やかで見ているだけで癒されます。
左から、おかめ桜、しだれ桜、つつじとツワブキの寄せ植え。これらも春先におすすめしたい花盆栽です。
※写真はイメージです。
また中級者は、針金を枝にかけて理想的な形を作る「造形」にチャレンジしてみてもよいかもしれません。
花盆栽を育てるときのポイントは?
花盆栽を長く楽しむために、育てるときのポイントをご紹介します。
・水やり
花に直接かからないよう鉢底から水が出るまでたっぷりと与えます。花が咲いていない場合は、上から葉に水をかけても問題ありません。
・置き場所
日当たりと風通しがよい屋外に置きます。午前中に2~3時間日光が当たれば充分なので、できれば東側に置くのがおすすめです。
・手入れ
肥料を与えるのは春と秋。剪定方法は植物によって異なるため、お悩みの際はぜひ<清香園>スタッフにお尋ねください。
多様な盆栽が揃い、お手入れの相談もできる<清香園>
日本橋三越本店の<清香園>は、初心者でも楽しめる手のひらサイズの盆栽から希少な盆栽まで幅広く取り揃えています。販売はもちろん、ワークショップやお手入れ相談なども行っておりますので、お気軽にご相談ください。
■日本橋三越本店 本館屋上 清香園