素朴なアタかごが日常の景色を変える|<アンドユウ>が提案するアタに囲まれる暮らし

素朴なアタかごが日常の景色を変える|<アンドユウ>に囲まれる暮らしメインヴィジュアル

日本橋三越本店で2020年から定期的にポップアップを開催している<AndYu/アンドユウ>。手編みアタかごを専門に取扱うブランドです。店頭で目にして初めて知ったというお客さまが多いのですが、ひと目で気に入りさまざまなアイテムをまとめて購入されたケースも珍しくありません。世代も性別も問わずファンも増えていることから、2025年に三越伊勢丹オンラインでの販売がスタート。あらためてライフスタイルの取り入れ方など、アタの魅力を<アンドユウ>の社長の和知 邦子さんにお聞きしました。

<アンドユウ>ポップアップショップ

□2025年5月7日(水)〜5月13日(火)
□日本橋三越本店 本館2階 プロモーション

※掲載の情報につきましては、諸般の事情により予告なく変更・中止させていただく場合がございます。予めご了承ください。必ず事前にホームページを確認してからご来店ください。

すべて手作業で丁寧に編まれているアタかご

アタかご商品紹介場面の画像

アタはインドネシアに自生するシダ科の蔓植物です。手編みのかごというとしなやかなイメージもあるかもしれませんがアタかごはとにかく丈夫で、多少の水ではへたることもありません。経年変化によって艶が生まれるのも魅力のひとつです。現地では「アタは大地からの賜り物で神聖な植物」ともいわれています。<アンドユウ>ではインドネシアの工房を訪れて編みの精緻さにこだわってアタかごを買い付けています。熟練の手仕事から生まれる素朴だけれど上質感もあふれる表情は、アタならではだと思っています。

アタかごができるまで

青々と生い茂ったアタから伸びる蔓の画像
青々と生い茂ったアタから伸びる蔓。
刈り取った蔓を整える画像
刈り取ったアタの蔓を皮と芯に分けて皮は同じ太さに揃えて割き、なめしていく。
アタかごを手編みしている画像
アタの芯を横軸に、皮は縦軸にして編んでいく。
アタかごを天日干ししている画像
天日に干ししっかりと水分を飛ばす。
アタかごを燻し作業している画像
製品の強度を上げるため、天然木やココナッツのチップを燃やして約1週間燻す。
アタかごを丁寧にブラシがけしケバを取っている画像
丁寧にブラシがけやケバ取りを行う。
アタかごを現地で検品し商品が完成する画像
現地にて検品後、商品が完成。

お部屋の雰囲気をガラリと変える独特の存在感

アタかごは小物であっても存在感があるので、ティッシュケースをひとつ、ゴミ箱をひとつ置くだけでお部屋のムードがガラリと変わるとお客さまからよく言われます。バリの高級ホテルなどでも調度品として使用されているので、オリエンタルな雰囲気を演出したいという方にも人気です。ナチュラルな表情がお好みなら淡い色、アンティーク風で揃えたいなら濃い色を選んでみてはいかがでしょうか。丈夫なので大きめのかごを子供部屋のおもちゃ入れに活用するのもおすすめです。

陽光の下でおしゃれに映えるナチュラルな表情

自生する植物から生み出されるので、自然の中でも映えるのがアタかごです。<アンドユウ>ではカトラリーケースと呼んでいるアイテムをランチボックスとして活用されているお客さまも。野点(のだて)に使う道具入れをお探しだった方が小さな抹茶碗・茶筅・棗・茶杓を入れるのにぴったりとお選びになったこともあります。屋外で使用するグッズは同じようなデザインが多いですが、だからこそアタかごで個性やおしゃれを楽しみたいという声をよく聞きます。

初夏から冬まで自然体のファッションに寄り添う

私も愛用し続けているかごバッグがあります。ワンピースに合わせやすいので初夏から夏がメインですが、冬はファーなどを巻いて一年中ファッションアイテムとして楽しんでいます。自立して型崩れもしにくいタフさがアタの魅力なので、カットソーとデニムパンツなどラフなスタイルにもぴったりで男性からも人気が高まっています。伸縮性はないので日頃から持ち歩いている荷物が入るサイズをイメージして、それよりもひと回り大きいバッグを選ぶのがポイントです。

  • アンドユウのかごバッグスタイリング画像

    <アンドユウ>かごバッグ 22,000円 商品を見る
    <コットンハウス・アヤ>ワンピース(ミモザ柄)  56,100円
    ※<コットンハウス・アヤ>は日本橋三越本店 本館4階 婦人服フロアにてお取扱いとなります。
  • 和知さんと愛用しているかごバッグの画像

    左は和知さんが19年も愛用しているという私物のかごバッグ。持ち手と中布はカラフルなスカーフでアレンジ。500mlのペットボトルがちょうど収まるサイズ感がお気に入りだそう。

アタかごの便利さを知ってほしいと贈り物でも人気

アタかごは嗜好品にも近いので自分のために選ぶ方が多いのですが、「お気に入りだからこそ友人や知人に知ってほしい」というお客さまもいらっしゃいます。ランチョンマットやポケットティッシュケースなどは価格もお手頃ですし、使いやすいのでプレゼントの定番。贈り物として選ぶのに迷ったらフタ付きのケースが個人的なおすすめです。小物入れにもランチボックスにも裁縫箱にもなる汎用性の高さは誰からも喜ばれるはずです。

お客さまのアイデアも製品につなげていきたい

お客さまのアイデアを取り入れていきたいとお話する和知さんの画像

<アンドユウ>では「こんなアイテムがあったらうれしい」というお客さまのアイデアを参考に、現地の職人さんにオリジナルプロダクトを依頼することもあります。すべてのリクエストにお応えすることは難しいのですが、ご要望を叶えることでアタかごをライフスタイルに取り入れるきっかけになればと思っています。使い方に決まりがないのがアタかごの魅力でもあるので、自由な発想で楽しんでもらいたいです。