呉服
2018/12/11 UP
着つけは難しいから無理!とあきらめていませんか?
洋服と違って着付けには練習が必要ですが、きれいに見せるポイントやコツを知っていれば、大丈夫。
わかりやすい着付け教室で人気の草萠ミツ先生のWeb着付け教室体験にご招待いたします!
1:着付けは準備が重要!丁寧な準備で手際よく着付けをしましょう
たたみジワや防虫剤の臭いをとって気持ちよく着るためには、事前準備も大切。
どうしてもシワが取れない時は、あて布をして衣類スチーマーなどを使う方法もあります。
ただし正絹のきものや箔は避けるよう注意しましょう。
身に付けるものを数日前に確認することで、足りないモノがあった場合買い足すことができます。
着付け小物はコンビニには売ってません。
2:きれいな着付けはここで差がつく!
3:長襦袢にこそ時間をかけましょう!
きもの姿の印象を決める衿元をきれいに仕上げるためには、長襦袢がきちんと着られているかが重要!長襦袢はきもの姿の全てを支える土台です。
衣紋(衿の後ろを背中側から引き衿足を見せること)はこぶし一個分抜き、胸元は左右対称にしっかり衿で包みます。
胸元の合わせが決まったら胸の下あたりを伊達締めで固定します。
シワなくすっきりした胸元は、きもの姿を更に美しく見せてくれます
きもの姿の方を見かけたとき、一番に目が行くのは上半身です。特に胸元のシワが目立ってしまうと姿勢が悪く見えて勿体無い。
肌襦袢を着た後、胸の下あたりにタオルで作った補正を当てて胸元の凹凸を少なくしましょう。
凹凸を少なくした状態で、長襦袢の胸元のシワ・たるみをしっかり取り除くことが大切です!
これは、後ろも同様。
手を背中に回して、衣紋を引き過ぎないように気を付けながら、背中のシワ・たるみを引いて取り除きます。
この一手間で、見違えるように美しく仕上げることができます。
4:美しいきもの姿のために、ピシッとした裾合わせを!
美しいきもの姿を得るためには、きものが身体の一部になったかのように生地がピタッとフィットしていることが大切です。
特に裾まわりは帯を結んだ後に直せない部分ですから、最初の腰紐を結ぶ段階でしっかりお尻にきものを添わせましょう。
5:美しいお太鼓山で、うっとり見惚れる後ろ姿に♪
帯結びが一番難しい!というお声をよく耳にします。確かに…難しいかもしれません。帯を結ぶ際にもちろん鏡は使いますが、頼り過ぎてはいけません。
後ろ手の感覚で左右のバランスを整えていくんです。最初うまくできないかもしれませんが、練習を繰り返していけば必ずできるようになります。
真っ直ぐなお太鼓山を作るには、帯枕に真っ直ぐ・バランスよく・シワなく帯を当てることが大切です。背中に触れる部分がシワの無い“面”になっていることをしっかり確認しましょう。
6:帯揚げは着付けのトリ!最後まで気を抜かずに頑張りましょう。
帯を結び終わる頃にはもうクタクタ…という方が多いかもしれませんが、もう一息!ふっくらと美しい帯揚げはきもの姿を更に美しく演出してくれます。
脇から胸元までの部分を丁寧に畳みましょう。
服飾学校で色彩・デザインを学びアパレルメーカーへ就職。その後、着物と運命的な出会いをして着物屋へ転職。
販売員や着付け講師を経験したのち、“谷中着物てらこや”を開校。着物を普段着として楽しむために、生徒さんの着物への不安や疑問に丁寧に向き合う姿勢が評判。
独自の色彩感覚を活かし、心と指先を彩るオリジナルブランド『奇かし(あやかし)』を立ち上げています。
~谷中てらこや~
所在地:東京都台東区谷中1-2-16 日本料理まめたん2F
(東京メトロ千代田線 根津駅 から徒歩5分)
日本舞踊を習っていたことがあったので、同年代の友人よりはきものを着る経験はあると思いますが、きちんと着付けを習ったのは今回がはじめてでした。
きれいに着つけができると、着ていても疲れることはありませんし、背筋がスッと伸びて美しい所作を心がけるようになりますね。
今年の年末年始に実家へ帰ったら、今日教えていただいたことを活かして着つけにチャレンジしてみます!
草萠先生、ありがとうございました!
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