愛知県
〈櫛留商店〉
つけすす櫛 中歯(袋付)
つげ材、約10.5×4×1cm
森 信吾・英明親子
つげ櫛 櫛留商店 愛知県
「多くの人たちにも本物の櫛を知って、使って欲しい」と三代目森信吾さんは語ります。櫛留商店は、明治36年創業の老舗。永きに渡り相撲や歌舞伎など日本の伝統文化を櫛で支え、「つげ櫛は櫛留商店でないと」というお墨付きを得るほど。手間がかかるような作業が、使う人の髪や地肌に優しい感触をあたえるからです。「本つげ櫛」は、出来上がるまでに5年以上の歳月を費やします。櫛板作りに4〜5年。そして鋸で加工。やり直しがきかない「歯づくり」は一瞬も気が抜けない作業。出来た歯は紙やすりや木賊(とくさ)で一本一本丁寧に、何千回と磨き上げます。信吾さんの信条は「良い櫛板を作ること」「櫛の歯一本一本に想いを込めて磨くこと」。四代目に当たる英明さんは作業場を遊び場にして育ち、この道に入り、信吾さんの意志を受け継ぎ、日々本物の櫛作りに精進しています。
老舗の伝統を受け継ぐ
三代目 信吾さんの背中。
櫛の歯を一本一本、何千回も
磨き上げ、
通りをよくする。
木賊(とくさ)を乾燥させて
磨く作業に使う。
敷地には趣味の鯉が泳ぐ。
愛知県
〈櫛留商店〉
つけすす櫛 中歯(袋付)
つげ材、約10.5×4×1cm
※【工房を訪ねて】の掲載画像に一部、店頭でのお取り扱いのない
商品もございますので予めご了承ください。
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