ツレヅレハナコ、 今日の買い物カゴ「魚介の恵みをいただきます！ レモンクリームパスタでランチ」

初夏になると、ちょっと軽やかなパスタランチが食べたくなります。私がよく作るのは、「レモンクリームのリングイネ」。さらりとしたクリームベースのソースに、レモンをギュッとひと搾り！さわやかな酸味が加わることで、生クリームを使っていても飽きることなく最後まで食べきれるのです。

このソースに合わせたいのは、春から夏に旬を迎える帆立やアスパラ。帆立は刺し身でも食べられるものを使い、表面をさっと焼いてレアに仕上げるのがポイントです。アスパラは、贅沢にホワイトアスパラを使ってもおいしい！　

パスタはスパゲティやペンネなどでもよいのですが、私のオススメは断然リングイネ。少し平べったいロングパスタで、クリーム系のソースによくからむのです。ジェノベーゼなど濃厚なソースとも相性がいいので、私のパントリーにない日はありません。

そして、このシーズン、もうひとつ楽しみにしているのがかつお！脂ののった秋の「戻りがつお」とは異なり、まだあっさりとした脂の「初がつお」は、ポン酢で食べるだけでなくオリーブオイルとも相性抜群。生野菜をたっぷり添えて、サラダに仕立てましょう。上質な甘いバルサミコビネガーと組み合わせれば、アグロドルチェ風（アグロ＝酸っぱい、ドルチェ＝甘いを意味するイタリア料理）のサラダを楽しめますよ。お供には、よく冷えた泡かロゼを！

■材料 （2人分）

帆立（刺身用）4個

アスパラ　2本

生クリーム　1カップ

レモン汁　1/2個分

白ワイン　1/4カップ

塩　少々

オリーブオイル　大さじ1

粉チーズ　大さじ2

ディル（葉を刻む）　2茎

リングイネ　160g

■作り方

①帆立は厚みを半分に切る。アスパラは根元の硬い皮をピーラーで削り、8㎜幅の斜め薄切りにする。

②フライパンにオリーブオイルを熱し、帆立とアスパラを並べる。表面をさっと焼いたら帆立を取りだし、白ワインを振ってふたをしてアスパラを蒸し焼きした後、取りだす。

③同じフライパンに生クリーム、塩を入れて中火で熱し、1～2 分煮詰める。レモン汁、袋の時間通りゆでたリングイネ、帆立とアスパラ、粉チーズを加えて混ぜる。器に盛り、粉チーズ適宜（分量外）、ディルを振る。

■材料 （2人分）

かつおのたたき　1さく

好みの葉野菜　適宜

新玉ねぎ　1/4個

〔バルサミコドレッシング〕

ケッパー（洗って刻む）　大さじ2

レーズン（刻む）　大さじ2

にんにくのすりおろし　少々

バルサミコ酢　大さじ2

オリーブオイル　大さじ2

しょうゆ　大さじ1

■作り方

①かつおは5㎜幅に切る。葉野菜はちぎり、新玉ねぎは薄切りにして合わせる。ドレッシングの材料を混ぜて、かつおを漬けてマリネする。

②器にかつおと野菜を盛り、残ったドレッシングを野菜にかける。

※生鮮品は天候などの諸事情により入荷がない場合、また収穫状況により、産地、価格が変更になる場合がございます。

写真:福田喜一　

文:ツレヅレハナコ