【日本橋三越】ミツコシ★レストラン探訪 ツルっと爽快 初夏の麺特集

夏へと向かうこの季節。気温の変化で体調を崩したり、梅雨のジメジメで気持ちがすっきりしない日もありますね。そんな時こそツルッと食べやすく、しっかりおいしい麺料理で気分をあげて行きましょう!レストランバイヤーが実食レポートでお届けする【ミツコシ★レストラン探訪】、今回は初夏の麺特集をお届けします。
季節の限定メニュー&シグネチャーディッシュを実食レポ

今回レポートしてくれるのは、【ミツコシ★レストラン探訪】シリーズの生みの親、自称“今の社内で一番、三越のレストランで食べている男”ことレストラン担当の明内バイヤーです。「これを食べるためにご来店いただきたい!と思うほど、自信をもって推す3品。各店舗、シェフのこだわりが光るオリジナルの麺メニューです!」。ではさっそくレポートへ。
<特別食堂 日本橋>自慢は特製蕎麦つゆ。この時期だけの茶そばを堪能
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<特別食堂 日本橋>薫風御膳 3,980円 (1人前)
□日本橋三越本店 本館7階 特別食堂 日本橋
[販売期間]2022年6月30日(木)まで
[販売個数]各日20食限定
1品目は、本館7階の<特別食堂 日本橋>から「薫風御膳」が登場。「この新緑のような爽やかなグリーン!それに鰻の小鉢と天ぷらまで堪能できてこのお値段は、かなりのお得感。毎年この時期だけ提供しますが、毎日限定数が売り切れてしまうほどの人気なんですよ」。まずは茶そばを一口。
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「お蕎麦は<東京會舘>の和食調理長がここ!と見込んだお店の手打ち麺。国産そば粉と京都産宇治抹茶を使用しています。」
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ズルルッ、と軽快にそばをすする明内バイヤー。「う〜ん、鼻に抜ける抹茶の香りが爽やか。そしてこの蕎麦つゆが絶品!出汁の風味がいいですね、調理長」
「いい味でしょ?このお蕎麦だけ作っていたら赤字になっちゃいそうなくらい(笑)、鰹節や鯖節をふんだんに使って蕎麦のためだけに仕込んでいるつゆです。出汁の旨みでまろやかさを感じられる味に仕上げています。そば湯もそば粉を溶いて作った濃厚なものをご用意していますので、ぜひしめくくりに楽しんでいただきたいですね。」と和食担当の宇田川調理長。
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「そして鰻!香ばしさが食欲をそそります。鰻専門の焼師が焼きあげる<特別食堂 日本橋>の鰻ですから、小鉢とは言え間違いないおいしさです!」
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「天ぷらは海老2尾で豪華ですね。揚げたて、サクサク!蕎麦・鰻・天ぷらという江戸のグルメの代表格が一気に味わえて、満足感抜群です。順番は前後しますが、5種類もの先付も心憎い。あ〜、ビールが飲みたい(笑)」
<代官山ASOチェレステ>の名物。オマール海老の濃厚アメリケーヌソース
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<代官山ASOチェレステ>オマール海老のパスタ 5,500円 (1人前)
□日本橋三越本店 新館10階 代官山ASOチェレステ
[販売期間]通年
※別途サービス料10%を頂戴いたします。
2品目は、新館10階の<代官山ASOチェレステ>のシグネチャーディッシュ、「オマール海老のパスタ」です。撮影する半個室へ運ばれてきた瞬間、海老の濃厚な香りがふわ〜と立ちのぼり、スタッフ一同もうっとり。
「オマール海老をまるごと1尾という贅沢さ!豪快なのに盛り付けは実に上品で美しい。どなたでも気分があがること間違いない一皿です!」
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自家製アメリケーヌソースを、タリオリーニ(平打ち麺)にたっぷりまとわせて一口。「なんとも濃厚!モチモチのパスタの歯ごたえに、海老の旨みが濃いソースがしっかり絡んでたまらないうまさです」
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「海老の身もプリップリ、絶妙な火の入り加減!」
あっという間に平らげた明内バイヤー。「いやー、何度食べてもおいしい!菊池シェフ、おいしさの秘密は何ですか?」「ソースはオマールのガラのほかに甘エビの頭を煮込んで旨みとコクをプラスし、煮詰めて麺によく絡むようにしつつ、くどさを感じないよう香草のリキュールで爽やかさを加えました。タリオリーニは店内で毎日手打ち。麺自体にもトマトペーストを練り込んであるので、ソースと合わせてよりトマトの爽やかさを感じていただけると思います」と菊池シェフ。数年間かけて味をブラッシュアップしたどり着いたという<代官山ASOチェレステ>だけの一皿です。
<日本橋紫苑>料理長の心づくし。すっぽんを土鍋麺でカジュアルに
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<日本橋紫苑>すっぽんの土鍋麺 5,500円 (1人前)
□日本橋三越本店 新館10階 日本橋紫苑
[販売期間]2022年7月31日(日)まで
※午後5時以降の入店の場合、別途サービス料10%を頂戴いたします。
※※すっぽんの入荷状況により提供できない場合がございます。
ラストは、同じく新館10階の<日本橋紫苑>。「こちらは<銀座アスター>のプレステージ店舗で、中国宮廷料理をモダンな空間で楽しむことができます。今回は初夏や梅雨時の麺特集、ということで石田料理長が新メニュー「すっぽんの土鍋麺」を開発してくれました」。グツグツと湯気をあげる土鍋麺。果たしてそのお味は?
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「アツアツなのでまずは小鉢に移してスープとスッポンからいただきましょう!」
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「ふはぁ〜、沁みわたる!丸鶏や金華ハムなどを煮込んだ贅沢な上湯スープにスッポンの旨みが溶け込んで、実に濃厚です。コラーゲンかな、サラサラじゃなくて、とろりとして粘度が感じられるほど。梅雨時に冷えた体も芯から温まりますね」と明内バイヤー。
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土鍋には、国産スッポンのぶつ切りが1人前あたり4分の1尾分も入っています。「身も臭みをまるで感じず、スッポンと言われなければ気づかないくらい食べやすいです。鍋でなく麺料理で手軽にスッポンを楽しめるのは嬉しいなあ。」
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スッポンのおいしいスープがからんだ麺をするする。「うん、煮込んでもコシがあってうまい!土鍋だからゆっくり食べても冷めないのがいいですね。」
「石田シェフ、どうして今回スッポンで麺メニューを作ろうと思ったんですか?」「季節の変わり目ですから、お客さまに元気になっていただきたくて。仕込みは時間がかかるので毎日大変なんですが(笑)、ぜひスッポンの旨みや栄養をスープで楽しんでいただきたいです!」

「ごちそうさまでした!和・洋・中、いずれも自信を持っておすすめしたい麺メニュー。梅雨空でも日本橋三越本店は地下鉄から直結で濡れずにご来店いただけるから安心です。ぜひご利用をお待ちしています。」3店舗立て続けのレポートでも、しっかり綺麗に完食してくれた明内バイヤー。レポートありがとうございました!