炊き立てのごはんがおいしい、新米の季節。今こそ、憧れの「鍋での炊飯」に挑戦してみませんか? スイッチひとつの炊飯器に比べ、火加減が難しそうだったり、時間がかかったりするイメージがありますが、実は驚くほど手軽に炊けるのだとか。
<ストウブ>ラ・ココット de GOHAN M(各色) 23,100~25,300円(税込) サイズ:直径16×高さ16cm(2合用) ※販売期間:通年
※取扱い:伊勢丹新宿店 本館5階 キッチンダイニング
今回、炊飯に使う鍋は、炊飯に特化して開発された日本オリジナルの<ストウブ>「ラ・ココット de GOHAN(ラ ココット デ ゴハン)」です。炊飯器より短い時間でおいしいごはんを炊くことができ、白米はもちろん、玄米や炊き込みごはん、リゾットなども手軽に楽しめるのだとか。何といっても、コロンと丸みのある独特のフォルムと、ステンレス製の鍋にはない色合いがとってもかわいい! そのまま食卓に出して映えるところも注目です。
「『ラ・ココット de GOHAN』は、伝統的な羽釜から発想を得て生まれた鍋で、羽釜と同じく形は底に向かって丸みを帯び、素材は鋳鉄(ちゅうてつ)製で作られています。鍋全体がじっくり温まり、その熱をキープし続けるので、お米の芯までじっくり熱が伝わります。
炊き上がったごはんは、ふっくらツヤツヤ! まるで羽釜で炊いたような、おいしいごはんが味わえます」(前島さん)
また今シーズン、「ラ・ココット de GOHAN」に、(上から)地中海の色を切り取ったようなカラーのラ・メール、気持ちを整えるインテリアグリーンとしても人気のユーカリ、ナチュラルで優しい色合いで暮らしに溶け込むリネンの新色3色が登場です!
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【初心者必見Q&A】「ラ・ココット de GOHAN」を使った炊飯について、素朴な疑問に答えます
鍋を使ったごはんの炊き方を紹介する前に、まずは「ラ・ココット de GOHAN」について、初心者が気になっている疑問を教えてもらいました。
Q 炊飯器と違って、火力調整の手間がかかるのでは?
白米2合炊きの場合、鍋を中火にかけて沸騰したら、弱火にして10分、火を止めて余熱で10分そのままおいて蒸らすだけ。細かな火加減の調整はなく、手軽です。
Q 炊き上がりまでに時間がかかるのでは?
上記の通り、白米2合炊きなら合計30分弱で炊き立てのごはんができ上がり(米の浸水時間を除く)! 帰宅が遅くなってしまったときも、おかずを準備している間にごはんが炊き上がります。
Q メモリがないので、お米と水の量の加減が難しそう…
「ラ・ココット de GOHAN」に炊飯器のようなメモリはついていませんが、白米、新米、玄米について以下の表にまとめました。
【「ラ・ココット de GOHAN」で白米、新米、玄米を炊飯する、米と水の量の目安(2合炊き用Mサイズ鍋の場合)】
米の種類 |
米の量 |
水の量 |
白米 |
1合(180ml) |
200ml
※1合炊き用Sサイズの場合は180ml |
2合(360ml) |
400ml |
新米(白米) |
1合(180ml) |
190ml
※Sサイズの場合は170ml |
2合(360ml) |
380ml |
玄米 |
1合(180ml) |
280ml
※Sサイズの場合は250ml |
2合(360ml) |
500ml |
※上記はあくまで目安です。
水分の多い新米を炊く場合は、大まかな目安として白米の水分量から5%減らします。玄米の場合は、白米のときより多めの水分量にします。また、米の種類や銘柄によっても水分量は変わるので、好みで調整しましょう。
Q 1合だけ炊きたい場合、サイズや水の量はどうすればいい?
1合だけ炊くときは、「ラ・ココット de GOHAN」の鍋のサイズによって水分量を微調整します。小さな鍋で炊く場合、水をやや少なめにするのがコツです。
【2合炊き用Mサイズの場合】白米1合(180ml)に対し、水200ml。
【1合炊き用Sサイズの場合】白米1合(180ml)に対し、水180ml。
それでは、大変お待たせしました! まずは、基本の「白米」の炊き方から見ていきましょう。
【鍋を使った白米の炊き方】火をつけたら約30分で炊き上がり!
<材料>(2合分)
<作り方>
1. 米を研ぎ、15~30分ほど浸水させる
米を研ぐ(最初にすすいだ水はすぐに捨て、手で軽く混ぜるすすぎを2~3回繰り返す)。研いだ米をボウルに入れ、たっぷりの水(分量外)に浸し、15~30分ほど浸水させる。
「浸水させるときの水は、材料欄にある炊飯時の水とは別です。米全体がしっかりと浸かる、たっぷりの水で浸水させます。浸水時間は通常は15~20分程度、冬場の寒い時期は30分程度が目安です。充分に浸水すると、透明だった米粒が白っぽくなるので、米粒の色を目安にしましょう。米は必要以上には水を吸収しないため、たとえば就寝するまえに米を浸水させて、朝起きてから炊いても問題ありません」
Q 浸水させる場所は、室温で大丈夫?
「浸水は室温で問題ありませんが、暖房がついた部屋や暑い夏場など室温が高い場合は、冷蔵庫に入れましょう」
2. ざるに上げ、5分おく
浸水させた米をざるに上げ、5分おいて水きりする。
「米粒のまわりに水分がついた状態で水を入れて炊くと、水分量が多すぎてお米がベチャッとした炊き上がりになるため、なるべく水きりするのがおすすめです。
ちなみに浸水させ、しっかり水きりしたお米は、ボウルや保存容器に入れ、表面にふきんやラップをかけて冷蔵庫に入れておけば、3〜4日間を目安に冷蔵保存が可能。常備しておけば、無洗米と同じ気軽さで、炊きたいときにすぐに炊けます」
この工程は知りませんでした! 忙しい飲食店でも取り入れている方法だそうなので、ぜひ試してみたいですね。
3. 鍋に米と水を入れ、中の状態を確認しながら中火で沸騰させる
鍋に2の米と水400mlを入れ、ふたを外すか、ふたを少しずらして置き、中の状態を確認しながら中火にかける。表面にフツフツと小さな泡が沸いたあと、ボコボコと大きな泡が出てくるまで沸騰させる。
「ふっくら炊き上げるためのポイントのひとつは、最初に中火でしっかり沸騰させること。フツフツと小さな泡が出ている状態は、まだ沸騰手前です。大きな泡が表面全体を覆うまで中火をキープします」
Q ふたを外すか、ふたをずらしたまま、火にかけるのはなぜ?
「沸騰した泡の状態を、しっかり目視で確認するためです。ふたをしたまま沸騰させても調理上問題はありませんが、鍋の中でどのくらい沸騰しているかわからないので、必ずふたを開けて確認するようにしてください」
4. しゃもじでひと混ぜし、ふたをして極弱火で10分炊く
しっかり沸騰したら、その状態で鍋肌から米を離すように全体をひと混ぜし、すぐにふたをする。
「何度も混ぜると、その間にどんどん水分が蒸発してしまうため、『の』の字を書くように1回鍋底から大きく混ぜればOK。混ぜる時間が長くならないよう、すぐにふたをします」
極弱火(IHの場合は弱火)に落とし、10分炊く。
「コンロに大小サイズがある場合、いちばん火力が小さいコンロ口に移し、火加減を最小にして炊くとよいでしょう」
5. 10分蒸らし、ふたを開けて混ぜる
火を止め、10分蒸らす。蒸らし終わったらふたを開け、しゃもじでふんわりと混ぜてできあがり。
しゃもじで混ぜるたびに立ち上るごはんのおいしそうな香り! お茶碗に盛ると、お米がふっくらツヤツヤです。ひと口食べると、お米の甘みがしっかり感じられ「ごはんってこんなにおいしかったんだ!」と驚きます。鍋をそのまま食卓に。いつもの何倍もおいしく感じられ、ついついおかわりの手が伸びてしまいます。
続いて、鍋を使った玄米の炊き方をご紹介します。
【鍋を使った玄米の炊き方】おいしく炊けた証は「カニ穴」!
<材料>(2合分)
- 玄米…2合(360ml)
- 水…500ml
- 塩…2つまみ
<作り方>
1. 玄米を研ぎ、ひと晩浸す
玄米を研ぐ(一度すすいだあとに水をきり、金属製のざるに入れ、50~100回程度金網の編み目に擦り付けるようにしながら研ぐとよい)。研いだ玄米をボウルに入れ、たっぷりの水(分量外)に浸し、ひと晩ほど浸水させる。
「白米と同じく、浸水用の水は、炊飯時の水とは別です。玄米がしっかり浸る量の水で浸水させましょう。胚芽などにかたく覆われている玄米は、中心部の白米部分まで水が浸透しにくいため、白米よりも長時間浸水させる必要があります」
2. ざるに上げて5分おく
「ざるに上げて余分な水分をきります」
3. 鍋に玄米と水を入れ、中の状態を確認しながら中火にかける。沸騰したら3分加熱する
鍋に玄米と水500mlを入れ、ふたを外すか、ふたを少しずらして置き、中の状態を確認しながら中火にかける。全体がボコボコと沸騰したことを目で見て確認し、そのまま3分加熱する。
「中心部の白米部分までしっかり熱を通すため、沸騰状態をしばらくキープします」
ボコボコと沸騰させる理由はこちらの解説をチェック>>
4. 塩を加え、しゃもじでひと混ぜし、ふたをして弱火で30分炊く
沸騰させたまま塩(2つまみ)を入れ、しゃもじで鍋肌から米を離すようにひと混ぜする。ふたを閉め、弱火(IHの場合は極弱火)で30分炊く。
「白米と同じく、『の』の字を書くように1回鍋底から大きく混ぜればOK。混ぜる時間が長くならないよう、すぐにふたをします」
Q 塩を加えるのはなぜ?
「玄米特有の苦みや臭みをとるためです」
5. 火を止めて、30分蒸らす
弱火で30分炊いたら、火を止め、30分蒸らす。
「白米に比べて表面がかたい玄米は、蒸らし時間も長くかかります」
6. ふたを開けて、しゃもじでふんわりと混ぜる
しゃもじでふんわり混ぜれば、玄米ごはんが完成。
「『ラ・ココット de GOHAN』で玄米を炊くと、ふたを開けたときに、表面にボコボコとした『カニ穴』があいているのが確認できると思います。これは、炊飯時に鍋の中で水分や蒸気がよく対流し、それらがお米のすき間から上部に抜けた跡。おいしく炊けている証拠です」
炊き立ての玄米ごはんは、臭みがなく、芯までふっくら。玄米独特の歯ごたえがたまりません。自分で炊くとなかなかおいしくできなかった玄米ごはんが、こんなに簡単にお鍋で炊けてしまいました。時間がある日にまとめて炊いておき、冷凍しておくのもよさそうです。
【残ったごはんの楽しみ方】温かいうちに冷凍保存。リゾット、雑炊、スープにしても
「残ったごはんの保存方法は、温かいうちにラップなどに包んで冷凍してください。炊き立てのおいしさが楽しめます。趣向を変えて、リゾットや雑炊などにアレンジする場合は、鍋に入れたまま冷蔵庫で保存してもOK。同じ鍋のままスープや出汁を入れて調理できるのも、『ラ・ココット de GOHAN』の魅力です」
いかがでしたか? 以上が、鍋を使った白米と玄米の炊き方でした。
難しいし、手間がかかるし…と思い込んでいたお鍋での炊飯。意外なほど簡単、しかもおいしく炊くことができました。実際にやってみると、鍋の様子を見守ったり、炊き上がりに近づくごとに変化していくごはんの香りを感じたり、そんな時間がとっても豊かなものに感じます。「ごはんを炊くこと」が、作業から体験に変化したようです。
お鍋での炊飯、ぜひみなさんも挑戦してみてください。
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