東村 アキコごのみ、銀太郎ごのみ・・・東村 アキコのゆかた選びに密着!|「銀太郎さんお頼み申す」×日本橋三越本店コラボレートイベント

東村 アキコごのみ、銀太郎ごのみ・・・東村 アキコのゆかた選びに密着!|「銀太郎さんお頼み申す」×日本橋三越本店コラボレートイベントのメインビジュアル

東村 アキコ先生が『ココハナ』(集英社)で連載中の着物漫画「銀太郎さんお頼み申す」と日本橋三越本店がコラボレート。作品の世界観を満喫できるパネル展示や、トークショーなどファン必見のイベントが盛りだくさんですが、目玉企画のひとつが東村 アキコ先生自らお見立てするゆかたコーディネート展示!そのお見立て現場に同行し、ゆかた選びのポイントや作品についてお話をうかがいました。

「銀太郎さんお頼み申す」(集英社)×三越のゆかた2024

□2024年7月3日(水)~7月9日(火)
□日本橋三越本店 本館1階 中央ホール

全世代の女性にときめきを届ける大人向け少女漫画誌『ココハナ』で幅広い世代の支持を集めている東村 アキコ先生の「銀太郎さんお頼み申す」(集英社)。その世界観が体験できる日本橋三越本店の特別な1週間です。
会期中、三越伊勢丹アプリをインストールしご提示いただくか、ゆかたでご来店いただいたお客さまに東村 アキコ先生書下ろしビジュアルが表紙のタブロイドを差しあげます。
※なくなり次第終了とさせていただきます。

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「銀太郎さんお頼み申す」(集英社)あらすじ

岩下 さとりは、バイト先のカフェに来た着物女性の美しい姿に感動。彼女に頼まれて器展の手伝いに駆り出される。着物を着せてもらい、知らなかった世界を垣間見て夢中になるさとり。そこで、着物女性が銀太郎と呼ばれ、京都で有名な美人芸妓だったと知る。着物をはじめ日本文化の奥深い世界に魅了されたさとりは、銀太郎に勝手に弟子入りを・・・?

誰かが漫画にしないと、着物のことをわかってもらえない

-着物好きとして知られる東村先生ですが、「銀太郎さんお頼み申す」で着物をテーマに作品を描いたきっかけは?

東村 アキコ先生(以下、東村先生):私は九州の宮崎県出身で、祖母や親戚は日常的に着物を着ていました。いま思うと大島紬を着ていたんですよね。その姿を見ていたので、漠然と自分も大人になったら着るようになるんだろうと思っていたんです。でも、時代も変わってみんなあまり着物を着なくなったし、母もほとんど着ることがありませんでした。それを寂しく思う気持ちがあって、自分は40代になったら日常的に着物を着る生活に変えていこうと、お茶を習いはじめたんです。
それまでは自己流で着物を着ていましたが、茶道をはじめてから季節のルールや生地のルールがいろいろあることを知りました。学んでいくうちに、これは誰かが漫画にしないと、若い子にはぜったいわからないだろうなって。逆に、年配の方には、若い子がどれくらいチンプンカンプンなのかを知ってほしいと思ったんです。反物が着物になることすら知らない子も多いですからね。若い方と上の世代の方、その橋渡しをしたくてこの漫画を描きはじめました。

東村アキコ先生の画像

着物の柄を決めたら、キャラクターが勝手に動いてくれる

-作品には毎回テーマとなる着物が出てきますが、着物とストーリーはどのような順で決めているのですか?

東村先生:ストーリーはなにも考えず、まず着物の柄だけ決めるんです。『ココハナ』は月刊誌なので、その季節に合わせた物語にしようというのが前提。6月発売だからあじさいの柄にしようと決めたら、あとは登場人物が勝手に話を進めてくれるんです。
私、作品を描くときは真っ白の紙からぜんぶ一発描き。ネームも下絵もやりません。「銀太郎さん」の場合は先に着物の柄が決まっているから、あとは勝手にキャラクターが動いてくれるだけなので、そういう意味では楽ですね(笑)。

-今回はゆかたをテーマにしたイベント。キービジュアルも銀太郎さんとさとりちゃんがゆかたを着ていますが、どんなイメージで描きましたか?

「銀太郎さんお頼み申す」のイメージ画像

東村先生:ゆかたの瓢箪柄がすごく好きなんですよね。数年前に<竺仙>の瓢箪柄のゆかたを買ったんですが、それまで瓢箪柄ってあんまり女っぽくないな、って。でも、買って着てみるとお花柄を着るより瓢箪柄の方が色っぽい。それから瓢箪の根付けとかどんどん気になるようになってきちゃって(笑)。考えてみたらそもそも植物として瓢箪が好きだったことを思い出したんです。宮崎にいる頃祖母の家の近くに瓢箪棚があって、そこにぶら下がった緑の瓢箪を眺めていました。子どもの頃はとくになんとも思わなかったけど、いま考えるとすごく風流な景色でしたよね。大人になってわかる魅力っていうのかな。

東村アキコ先生の画像

さとりちゃんには実際に自分で持っているゆかたを着せました。デッドストックの反物を買って仕立てたもの。紙風船の柄がさっぱりしていて気に入っているんです。
帯はふたりとも私の大好きな博多献上にしました。博多献上帯って夏に締めるイメージがありますが、本当は通年使えるんですよね。でもやっぱりゆかたに締めるとかっこいい。
ちなみに、なごや帯に帯締め・帯揚げもして、足袋と草履という着方にしています。茶道をはじめて京都に行くことが増えたんですが、ルーフトップバーで芸妓さんがこの着こなしをしているのを見て、すごく素敵だなと思って。お茶の師匠に聞いたら、ちゃんとした染めのゆかただったらアリよ、と言うので、それ以来ずっとこの着方。40代で裸足に下駄もなぁ、と思っている方にもぜひおすすめしたいです。

-いざ、お見立てに入りますが、今日はどんなテーマでコーディネートを選びますか?

東村先生:銀太郎ごのみ、さとりごのみ、東村ごのみで考えようと思います。

東村先生セレクト中の画像
東村先生セレクト中・・・。パパッと直感的に選ぶ瞬間もあれば、帯や小物をじっくり吟味するシーンも。日本橋三越本店の呉服フロアをまわりながら4つのコーディネートをセレクトしました。

銀太郎ごのみ「雪輪のゆかたに博多紗献上帯」

銀太郎ごのみには、作品の中にも登場する「雪輪」をチョイス。東村先生の好きな博多献上帯を合わせて涼やかなコーディネートに仕上げました。雪の結晶のように儚げな帯締めもポイント。

  • <竺仙>婦人ゆかた地の画像

    <竺仙>婦人ゆかた地 (綿100%) 47,300円
    <黒木織物>博多紗献上袋なごや帯 (絹100%) 69,300円
    <龍工房>帯締め (絹100%) 19,800円
    <加藤萬>帯揚げ (絹100%) 22,000円

東村 アキコごのみバリ渋Ver.「六瓢箪のゆかたに瓢箪色の帯」

バリ渋バージョンとして選んだのは、「無病」の語呂合わせから縁起がよいとされる六瓢箪のゆかた。瓢箪色のグリーンの麻帯を合わせました。織部焼を思わせる、グリーンの陶片を使った帯留めもシック。

  • <竺仙>婦人ゆかた地の画像

    <竺仙>紳士ゆかた地 (綿100%) 50,600円
    <古今>半幅帯 (麻100%) 22,000円
    <engrace>帯留め 11,000円
    <古今>三分紐 (絹100%) 5,500円

東村 アキコごのみ令和ポップVer. 「荒波千鳥とアラゴナイトの荒ぶる可愛さ」

若い人にもおすすめという令和ポップバージョン。「波千鳥より荒波だし、かわいさが荒ぶるコーディネートにしました」と東村先生。愛らしいイエローの帯留めは、アラゴナイトという天然石を使ったもの。

  • <撫松庵>お仕立上り婦人ゆかたの画像

    <撫松庵>お仕立上り婦人ゆかた (ポリエステル100%) 52,800円
    <古今>半幅帯 (麻100%) 16,500円
    <kosode>帯留め 13,200円
    <古今>三分紐 (絹100%) 5,500円
東村アキコ先生の画像

「こんなにたくさんのゆかたから選べるなんて思っていなかったのでびっくり。すごくいいコーディネートが組めたと思います!」と東村先生も大満足のご様子。
このほか、イベント会場には「さとりごのみ」のコーディネートも並びますので、ぜひご期待ください!

「銀太郎さんお頼み申す」サイン入りコミックスを抽選でプレゼント
「銀太郎さんお頼み申す」サイン入りコミックスを抽選でプレゼントの画像

□2024年7月9日(火)まで
□日本橋三越 本館4階 呉服フロア

会期中、日本橋三越本店 本館4階 呉服フロアでゆかた関連商品をエムアイカードで11,000円以上お買いあげいただいたお客さまの中から抽選で50名さまに、7月に発売される最新刊『銀太郎さんお頼み申す』5巻の東村先生サイン入りコミックスをプレゼントいたします。
応募期間:2024年5月28日(火)~7月9日(火)
発送時期:2024年8月中旬ごろ
※ご購入時に専用の抽選用紙をお渡しします。
※必要事項をご記入の上、本館4階 呉服フロアに備え付けの抽選箱にお入れください。
※会期終了後、厳正なる抽選の上、当選者の方へ発送いたします。
※当選者の発表は発送をもってかえさせていただきます。当選結果のお問い合わせは承れませんので、あらかじめご了承ください。
※詳しくは店頭スタッフまでお尋ねください。

日本橋三越本店 呉服Instagramにて
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