＜ル・クルーゼ＞の多彩なカラーラインナップから、今回は夏にぴったりの爽やかなクールカラーをピックアップ。マリンブルーやアガベのお鍋で作る北アフリカ・モロッコのお料理をご紹介します。

モロッコ料理には、暑さで食欲が落ちがちなこれからの季節におすすめのスパイシーなメニューがたくさん。辛すぎず優しい味わいで、日本人にも食べやすいのが特長です。よく知られているのは世界最小のパスタとされるクスクスや三角形のフタが特徴的なタジン鍋で作る煮込み料理、そして豆がたっぷり入った「ハリラスープ」など。しっかり火を通して食材そのものの味を引き出す調理法のメニューが多く、＜ル・クルーゼ＞のお鍋との相性も抜群。モロッコの海や空を思わせる＜ル・クルーゼ＞のクールカラーのアイテムで、爽やかな夏のテーブルコーディネートをお楽しみください。

1.ハリラスープ
～滋味あふれるモロッコの母の味～

最初にご紹介するのは、豆と野菜をベースにさまざまな具材をスパイスとともに煮込む「ハリラスープ」。モロッコの人たちにとって、ちょうど日本の味噌汁のような存在の定番スープです。牛肉やラム肉を入れることもありますが、今回は豆と野菜にカッペリーニを加えたオーソドックスなレシピをご紹介します。
今回使用したお鍋は、濃いブルーカラーアガべが美しいココット・エブリィ。日本人のライフスタイルに合わせて開発されたココット・エブリィは、炊飯だけでなく煮込み料理も得意。豆と野菜のうまみをしっかり引き出して、滋味あふれる味わいに仕上げてくれます。スパイスの効果で体が温まるハリラスープは、エアコンで体が冷えがちな夏場にもおすすめ。レジェ・ディッシュにたっぷり盛り付け、お好みでパセリのみじん切りやコリアンダーをトッピングしてお召し上がりください。

【材料(6人分)】

• セロリ 1本
• パセリ 5g
• カットトマト缶 1缶(400g)
• 水 500ml

• 玉ねぎ(みじん切り) 1個分
• オリーブオイル 小さじ2

• 茹でひよこ豆 200g
• 米酢 大さじ1/2
• しょうが(すりおろし) 小さじ1
• トマトペースト 大さじ1
• コリアンダーパウダー 小さじ2
• ターメリックパウダー 小さじ1
• カッペリーニ 25g

• 塩 小さじ1と1/2
• こしょう 少々
• 小麦粉 大さじ1
• 水 100ml
• パセリ(みじん切り) 適量

【下準備】

• セロリとパセリは2cm幅に切り、カットトマト缶、水と共にミキサーにかけピューレにする。
• カッペリーニは1cm程度に折っておく。

【作り方】

1. 鍋にオリーブオイルと玉ねぎのみじん切りを入れ、透明になるまで中火で炒める。
2. ミキサーにかけたピューレを1.に加え、中火で3分ほど煮立て、茹でひよこ豆・米酢・しょうが(すりおろし)・トマトペースト・コリアンダーパウダー・ターメリックパウダーを加えさらに30秒煮立てる。
3. 火を止め、小麦粉・水・カッペリーニを入れ、弱火で2分ほど煮る。
4. 塩・こしょうで味を調え、お皿に盛る。刻んだパセリを散らす。

【使用したアイテム】

2.ホブス
～ハリラスープと一緒に食べたい、モロッコの主食パン～

ハリラスープと並んでモロッコの食卓に欠かせないのが、平焼きした円形のパン「ホブス」です。生地にバターを使わないホブスは素朴な味わいで、どんな料理にも合わせやすく、特に汁気の多い料理や味の濃い料理の付け合わせに最適。ハリラスープに浸しながら食べるのもおすすめです。
今回使用するのは、＜ル・クルーゼ＞のパン焼き鍋ブレッド・オーブン。二次発酵させた生地を250℃のオーブンで鍋ごと約30分焼けば、こんがりと黄金色のホブスの完成。ブレッド・オーブンのベル型のフタが鍋の中の蒸気を効率良く循環してくれるので、表面はパリっと中はふんわりとおいしく仕上がります。鍋が浅いのでパンを取り出すのも簡単。そのままでももちろん、ピタサンドのように具を挟んでサンドイッチにしてもおいしく食べられます。

【材料(1枚分)】

(Ａ)

• セモリナ粉 175g
• 強力粉 50g
• ドライイースト 小さじ1
• 塩 小さじ1
• 砂糖 小さじ1
• オリーブオイル 小さじ2

• ぬるま湯 (35～40℃) 130ml
• オリーブオイル 適量
• 打ち粉 適量

【下準備】

• オーブンは天板を入れ、250℃に予熱する。
• 鍋の底にオリーブオイル(分量外 大さじ1)を塗っておく。

【作り方】

1. ボールに(Ａ)を入れ、ぬるま湯を少しずつ加えながら混ぜ、手につかない程度までこねる。
2. 生地をまとめ、ラップをして室温(約20～25℃)で40分ほど一次発酵をさせる。
   ※オーブンの発酵機能(30℃程度)を使用することもできます。
3. 打ち粉を振った台に移し、綿棒で直径20cm程度に平たく伸ばす。ラップをし、20分ほど二次発酵をさせる。
4. 3.を鍋に入れ、表面にオリーブオイルを塗り、250℃に予熱したオーブンで30分程度、表面が黄金色になるまで焼く。
5. 鍋から出してクーラーにのせ、粗熱を取る。

【使用したアイテム】

3.ベルベル風オムレツ
～スパイスが決め手！とろとろ卵がおいしい砂漠の民の伝統料理～

続いてご紹介するのは、モロッコの先住民族・ベルベル人の伝統料理「ベルベル風オムレツ」。ホブスを焼くのに使ったブレッド・オーブンをスキレットのように使って作ります。基本のベルベル風オムレツは玉ねぎとトマトをスパイスとともに炒め、溶き卵を流し込んで半熟になるまで焼いたもの。今回はクミン風味の肉団子を加え、食べ応えたっぷりにアレンジしたレシピをご紹介します。出来上がったら鍋ごとテーブルに運んで、熱々のうちに召し上がれ。半熟でジューシーなオムレツはホブスとの相性も抜群。肉団子の代わりにベーコンや茹でたじゃがいもを入れてもおいしくいただけます。

【材料(6人分)】

• 卵 3個

[ミートボール]

• 玉ねぎ 1個
• オリーブオイル 大さじ1
• 牛ひき肉 300g
• 塩 小さじ1
• オリーブオイル 大さじ2

(Ａ)

• 玉ねぎ(みじん切り) 1個分
• パクチー(みじん切り) 1株分
• オリーブオイル 大さじ1

(Ｂ)

• パプリカパウダー 小さじ1
• クミンパウダー 小さじ1/2
• コリアンダーシードパウダー 小さじ1/2
• トマトペースト 大さじ1
• 塩 小さじ1/2
• にんにく(すりおろし) 大さじ1

• カットトマト缶 1缶(400g)
• パプリカ(赤) 1/4個
• パプリカ(黄) 1/4個
• 水 100ml

• パセリ(みじん切り) 適量

【下準備】

• (Ｂ)を混ぜておく。
• 卵は割り、溶いておく。
• パプリカ(赤・黄)はヘタと種を取り、5mm幅に切る。

【作り方】

1. ミートボール用の玉ねぎはみじん切りにし、オリーブオイル(大さじ1)を入れた鍋で、透き通るまで弱火で炒め、粗熱をとっておく。
2. ボールに炒めた玉ねぎ・牛ひき肉・塩を入れ、粘り気が出るまでよく混ぜる。16個に分け、丸める。
3. 1.の鍋にオリーブオイル(大さじ2)を中火で熱し、ミートボールを入れゆっくり転がしながら全面に焼き目がまんべんなく付くまで焼く。焼き色が付いたら、鍋から取り出しておく。
4. 3.の鍋に(Ａ)を入れ、しんなりするまで弱火で炒める。
5. トマト缶を加え、油が分離する程度のペースト状になるまで弱火で炒める。
6. (Ｂ)を加え、粉っぽさがなくなるまで炒め、水・パプリカ(赤・黄)・2.のミートボールを入れ軽く混ぜる。フタをして中火で4分煮る。
7. 卵を回し入れ、フタをして弱めの中火で3分煮る。お好みでパセリを散らす。

【使用したアイテム】

4.ブリワット
～モロッコ風揚げ春巻き～

ベルベル風オムレツのひき肉が余ったら、モロッコの家庭料理「ブリワット」を。ブリワットはひき肉や野菜などを「ワルカ」と呼ばれる薄い小麦粉の皮で三角形に包んで、油で揚げたもの。ワルカの代用品として市販の春巻きの皮で包むと簡単に作れます。パリっと香ばしい皮が食欲をそそり、お酒のおつまみにもぴったり。お好みでレモン汁やドレッシングをかけると、さっぱりした味わいを楽しめます。

【使用したアイテム】

5.モロッコ風ラム肉の塩レモン煮込み

ラム肉はモロッコでよく使われる食材のひとつ。中でも良く食べられているのがラム肉と野菜を柔らかく蒸し煮にしたタジン料理です。
今回使用したのは、タジンの代わりに＜ル・クルーゼ＞の定番鍋ココット・ロンド。ラムチョップとじゃがいもを煮込むレシピをご紹介します。まずは、ラムチョップを2時間ほど塩レモンに漬け込んでからココット・ロンドで焼き、じゃがいもや玉ねぎと一緒に煮込みます。ココット・ロンドで煮込むと食材にムラなく熱が入り、ラムチョップもじゃがいもも、しっとり柔らかく仕上がります。食材のうまみたっぷりの煮汁を、クスクスにかけて食べるのもおすすめです。

【材料(4人分)】

• ラムチョップ 8本(約600g)
• 塩レモン(塩分10%) 1/2個分(80g)
  ※レシピは6.を参照

• 玉ねぎ 1個
• オリーブオイル 大さじ１
• じゃがいも(メイクイーン) 4個
• 水 200ml
• フライドガーリック 適量

(Ａ)

• しょうが(すりおろし) 1片分
• オリーブオイル 大さじ1
• オリーブの塩漬 8粒

(Ｂ)

• パセリのみじん切り 小さじ1
• タイム(ドライ) 1/4
• 黒こしょう 小さじ1/2
• パプリカパウダー 小さじ1/2

【下準備】

• 塩レモンは皮と身に分け、身の部分はみじん切り、皮はスライスにしておく。
• ラムチョップを塩レモンと(Ａ)に2時間ほど漬け込んでおく。
• 玉ねぎは皮と芯を取り除き、繊維に沿ってスライスにする。
• メイクイーンは皮を剥き、縦半分に切っておく。

【作り方】

1. 鍋にオリーブオイルを入れ中火で熱し、玉ねぎを焼き色がつくまで弱火で炒め、取り出す。
2. ラムチョップを弱めの中火で焼き、両面に焼き目をつける。
3. ラムを漬け込んでいた(Ａ)の残り、水・(Ｂ)・メイクイーン、1.を加え、フタをしてメイクイーンに竹串がすっと入るようになるまで20～25分弱めの中火で煮る。フライドガーリックを振りかける。

【使用したアイテム】

6.塩レモン

塩レモンは少なくとも1カ月ほど漬け込んでから使います。この間、毎日容器を上下に振って、レモンに漬け汁がかかるようにしてください。1カ月経ってできあがったら、冷蔵庫で保存します。肉や魚料理の下準備に使うだけでなく、オリーブオイルと合わせてドレッシングにしたり、ソーダやお湯で割ってドリンクとしても楽しめる塩レモンは、まさに万能調味料。常備しておくと、お料理のバリエーションが格段に広がりますよ。

【材料】

• レモン(できれば無農薬のもの) 7個
• 粗塩 ※レモンの重量の10％

【下準備】

• 密閉容器を煮沸消毒して乾かしておく。

【作り方】

1. レモンはよく洗い、しっかりと水分を拭き取る。ヘタを切り落とし、4等分にする。
2. 密閉容器に塩とレモンを交互に入れ(最後は塩になるようにする)、フタを閉め直射日光の当たらない常温で保存する。
3. 出てきた水分でレモンの表面が常に潤うように、毎日上下に振る。
4. 1週間後、出てきた水分でレモンが浸らない場合はレモン汁(分量外)を追加する。
5. 毎日上下に振り、1カ月経ったら完成。完成後は冷蔵庫保存をおすすめします。

スパイシーなモロッコ料理は、夏の食欲増進にもぴったり。この夏はモロッコの青い海を思わせる＜ル・クルーゼ＞のクールカラーアイテムを使って、おうちに居ながらにしてモロッコへの旅行気分を味わってみてはいかがでしょうか？

7.商品について

どんなシーンにも、どんな料理にも、ちょうど良い。ストーンウェアシリーズ「レジェ」

＜ル・クルーゼ＞のストーンウェアシリーズレジェは、全9色のカラーと豊富なデザイン展開が特長。今回はモロッコの青い海をイメージしてブルー系のクールカラー中心に夏らしい爽やかなコーディネートをご紹介しましたが、もちろんシェルピンクやチェリーレッドなどの暖色をメインにしたフェミニンなコーディネートもお楽しみいただけます。尚、レジェシリーズのディッシュやボールは重ねて収納できて場所を取らず、テーブルやキッチンに重ねて置いておくだけでインテリアのように部屋を明るく彩ってくれます。気分次第でどの色を選んでも、どんなシーンや料理に合わせても、しっくりと馴染む。固定概念に縛られない、自由で心安らぐ食卓を、レジェとともにお楽しみください。

青が美しい「SAKEセット」

今回＜ル・クルーゼ＞のスフィアシリーズに新登場したSAKEセットもブルーが印象的なアイテム。丸みを帯びたフォルムが可愛らしいシャンブレー(深みのある青)の片口に、翡翠のようにさわやかなウォーターグリーンとぬくもりのあるメレンゲ(淡いベージュ)のおちょこ各1個を組み合わせたスタイリッシュなセットです。レジェシリーズの長方形のお皿レクタンギュラー・プレートにおつまみを載せて組み合わせると、ホテルライクな晩酌タイムの演出に。片口は容量たっぷりで、お酒だけでなくドレッシングやそばつゆ入れとしてもお使いいただけます。お酒をたしなむ方への贈り物にも好適なセットです。

【使用したアイテム】