今買って損なし!<ストウブ>の鍋で料理革命!
第5回「蒸す」短時間で柔らかく、ヘルシー 白身魚のハーブ蒸し

ごはん同盟のしらい のりこさんが<STAUB/ストウブ>の鍋を使って、料理のコツやおすすめレシピを紹介する企画。「焼く・炊く・煮る・揚げる・蒸す」それぞれの調理法を切り口に、全5回の連載で<ストウブ>を使うとカンタンにおいしく仕上がる秘密に迫ります。最終回は「蒸す」。その魅力をしらいさんが語ってくれました。

得意分野は、お米にまつわる料理全般。ごはんに合うおかずはもちろんのこと、チャーハン・炊き込みごはん・お寿司などのレシピを雑誌を中心に発表するほか、炊飯教室や料理教室なども精力的に開催し、ごはんのおいしさを広めるために日々活動中。
<ストウブ>こそ料理初心者に優しいお鍋
<ストウブ>の鍋は、「お料理上手な人でないと使いこなすのが難しい」というイメージがあるようですが、「使い方は至ってシンプル」と、しらいさん。料理初心者の方にこそ、ぜひ使ってみて欲しいと話します。
「<ストウブ>の鍋は、煮込み以外にもいろいろな調理法に活用できます。実は、蒸し料理もおすすめ。<ストウブ>鍋での蒸し料理は、材料を入れて蓋をするだけ。誰でも簡単にできてヘルシーで、水分は最低限でいいですし、旨味も逃がさず、とてもおすすめの調理法です。料理初心者の方も、ぜひ一度作っていただきたいです」
材料を入れて蓋をするだけでおいしく仕上がるのは、分厚い鋳鉄を通して食材に熱がじっくり優しく伝わるから。具材が固くならず、中までふっくらと柔らかくなります。手を加えないシンプルな使い方で素材の良さを最大限引き出せるのは、遠赤外線のように火が入る鍋の力があればこそ。
「料理初心者は、<ストウブ>で蒸すことから始めると、つくる楽しさに出合えると思います」
難しそうな魚料理も鍋次第でカンタンに

「蒸し料理をするなら、まずはお魚料理で試してみてください。
お魚料理はハードルが高い印象がありますが、蒸し料理であれば、短時間で加熱できますし、身崩れの心配もなくおすすめです。少なめの水分でふっくらと仕上がるのもいいですね。
そして<ストウブ>の鍋であれば、スタイリッシュですのでそのまま食卓に出してもOK。蓋を開けた瞬間、歓声があがること間違いなしです」
重たい蓋が具材の風味と水分を閉じ込めるのも<ストウブ>ならでは。魚や野菜から蒸発した水分は、蓋裏全体に施された突起“ピコ”から滴り落ちて、具材の表面をもれなく覆います。
素材の旨みを逃さずに、ギュッと凝縮された濃厚な味わいに仕上がるため「味付けもシンプルで良い」としらいさん。「塩とオイルだけでもおいしいですね。というわけで今回は、簡単にできるレシピをご紹介します!」
<ストウブ>で白身魚のハーブ蒸し
「肉より火が入りやすく、短時間でパパッとつくれるのに、ハーブがあることで手をかけたような特別感がある一品です。立役者になるハーブは、ぜひ生を選んで。ドライよりも香りがいいですし、余ったら冷凍して保存してください。今回はタイムを選びましたが、ローズマリーやバジル・パセリなど、好みで組み合わせて使うのも良いですね」
魚は、しらいさんがよく使うという真鯛を使用。「これは、旨みが強くて臭みも少なく、良い出汁が出る“お魚界のナンバー1”。控えめな塩味でも十分、おいしくなります。ほかには、鮭やさわら・かじきもハーブ蒸しに向いています」
「きのこは、種類を沢山使うと味わいが複雑になっておいしいです。いろいろなきのこを使ってみてください。ただ、なめこはぬめりが強く、少しクセが強いので控えた方がいいかもしれません。
具材を食べた後、魚ときのこの出汁がたっぷり出ているスープが残ったら、パスタを絡めるだけで大満足の〆のひと皿にもなります。パスタではなく、ご飯を入れてリゾット風にしてもおいしいですよ」
材料(2人分)
- 白身魚 (真鯛または鱈) 切身 2切れ
- きのこ (マッシュルーム・しめじ・エリンギなど) あわせて300g
- タイム (生) 1~2本
- 白ワイン 1/2カップ
- オリーブオイル 大さじ2
- にんにく 1片
- 塩 小さじ1/2
つくり方

- 白身魚の表裏に塩少々(分量外)をふり、10分ほどおいて、出てきた水けをふきとる
- にんにくは潰す
- きのこを大きめに分ける。エリンギは三等分にしてから縦に太くカットする
- 鍋にオリーブオイルと2を入れて弱めの中火で熱し、香りがたったら皮目から1を入れる
- 皮目をサッと焼き付けたら、3を入れてタイムをのせ、白ワインと塩をふりかける。蓋をして6~8分蒸し焼きにする
しらいさんにとって<ストウブ>とは?

職業柄、さまざまな鍋を使ってきたというしらいさん。<ストウブ>との出会いは、試しに購入した「ピコ・ココット オーバル」でした。そこで、扱いやすさと仕上がりの違いを実感し、炊飯のために「ピコ・ココット ラウンド」を追加。さらに、「ブレイザー・ソテーパン」「ラ・ココット de GOHAN」もキッチンに加わりました。ココットは高さがあるので、揚げ物や煮物に、ブレイザーは具材の多い時やパエリア、焼いてそのまま出す料理などに重宝していますとのこと。
沢山調理道具はありますが、一生使える調理道具は中々ありません。少しお値段ははりますが、<ストウブ>は一生モノ。この先ずっと使い続けられることを考えれば高いとは言えないのではないでしょうか。しかも、「焼く・炊く・煮る・揚げる・蒸す」と何にでも使えて、いつものつくり方をしただけで、おいしさはアップする!お料理好きな方はもちろん、お料理が苦手な方も、この“魔法の鍋”のパワーを試してみてほしいですね。
しらいさんは自宅のインテリアに合わせて<ストウブ>を黒で統一。出しっぱなしにしておいても絵になるところも気に入っているのだそう。「いい調理道具は質感が違うし、そういうものを使うと気持ちも上がりますよね。カンタンにできるのに丁寧なことをしているような気になって、料理が楽しくなります」
料理中も食卓でもキッチンに飾っている時も暮らしを少し上質にする存在として、<ストウブ>はしらい家にぴったりフィットしているのですね。
身近な5つの調理法を切り口に<ストウブ>を活用してきたこの連載。
「焼く・炊く・煮る・揚げる・蒸す」と回を重ねるごとに、どんな調理法も仕上がりを格上げすることができるのだと、しらいさんから教えてもらいました。
あらゆる料理に使える<ストウブ>は、まさにマルチなエンターテイナー。どんな食生活や好みの人にとっても良き相棒となりそうです。この連載を通じて、多くの皆さまに“魔法のようなお鍋”<ストウブ>の魅力が伝わり、新たな発見、出会いのきっかけになれば嬉しいです。
しらいさんによる全5連載、ご覧いただきありがとうございました!