2021.01.30

男女4名のスタイリストが<シャルベ>のシャツを初オーダーしてみました

栗ごはんのイメージ

1838年に世界初のオーダーシャツ専門店としてパリで創業した<Charvet/シャルベ>が日本橋三越本店にオープンしたのは1990年。国内屈指の品揃えを誇るショップの中でも、オープン以来変わらぬ人気を誇るのが、パターンオーダーのシャツです。今回は、同店で<シャルベ>を担当する4名のスタイリストが、初めてシャツのパターンオーダーを体験。それぞれのこだわりがギュッと詰まったシャツの出来上がりと着こなしをとくとご覧ください。

40代×男性バイヤー|長身・ガッチリ体型に合わせて「オーソドックスを極めた」ビジネスシャツ 

栗ごはんの炊き上がりの様子

●日本橋三越本店 紳士用品・雑貨 バイヤー 田中慎吾(身長185cm)
● モデル:6019
● 襟:126(ワイドカラー)
● カフス:PSB(シングルカフス)
● 生地:ブルーストライプ
● 価格:61,600円から

 

ドレスシャツやネクタイのバイヤーを7年間担当し、シャツには精通していますが、<シャルベ>を担当するのは今年が初めてで、オーダーも初です。大柄体型なので既製ではサイズが合わず、普段はイタリアのサルトリアのオーダーシャツなどを着ています。
今回は、自分のスーツスタイルを端正に見せていくことをベースに考え、フランスらしいブルーのストライプ生地をチョイス。ブランドオリジナルの織りが入ったストライプ生地を、オーソドックスなディテールで仕立てました。歴史に裏づけられた技術の蓄積と、モノ作りへのこだわりは、私がこれまでオーダーしてきたシャツとは群を抜いて違います。
<シャルベ>のシャツの魅力は、イタリアのナポリ仕立てのシャツが醸し出す軽く柔らかな着心地と、英国の端正でカッチリしたシャツの良さを併せ持つところで、「ツヤっぽくて端正な顔」は他にはないと感じました。

30代×女性アシスタントバイヤー|子育てママが「普段着としても背筋の伸びる」カジュアルシャツ 

栗ごはんの炊き上がりの様子

●日本橋三越本店 紳士用品・雑貨 アシスタントバイヤー 坂田亮子(身長  cm)
●モデル:2001SA
● 襟:2007(ラウンドカラー)
● カフス:2001SA(ダブルボタン)
● 生地:グレーストライプ
● 価格:61,600円から

 

ドレスシャツ・ネクタイなどの洋品を7年間担当し、<シャルベ>を担当するのは2年目です。店頭でご紹介している既製品はすべてメンズアイテムですが、オーダーシャツはレディースも承っているので、憧れの一枚を初オーダーしました。
モデルは、型紙で最も細身の「2001SA」を、ウエストの絞りをなしに変更。私服はモノトーンが多いので、生地はコーディネートしやすいグレーストライプにしました。ラウンドカラーで襟元に女性らしさをプラスし、カフスはブランドがおすすめするダブルカフス仕様にしました。袖にはギャザーが付いてより女性らしく、腕回りもエレガントになります。
<シャルベ>のシャツの作りは、生地の色使いや光沢感もきれいで、ボタンは厚みのある上質な白蝶貝を使用し、高級感を醸し出します。着る人自身を引き立ててくれるシャツが、お客さまに愛される理由がよく分かりました。

20代×男性スタイリスト|自分に似合うパーソナルカラー×こだわり仕様のビジネスシャツ

栗ごはんの炊き上がりの様子

●日本橋三越本店 <シャルベ>担当スタイリスト 真鍋祐太郎(身長168cm)
●モデル:6019
● 襟:8512(タブカラー)
●カフス:MIL(ターンナップ)
●生地:くすみブルー無地
●価格:61,600円から

 

<シャルベ>の担当になって3年、これまで既製品のシャツは着用したことがありますが、生地から選ぶオーダーは初めてです。
数あるオリジナル生地の中からアイスグレーを選んだのは、日本橋三越本店で行っている「パーソナルカラー診断」を受けて、自分にはグレー系が似合うと分かったから。初めてのオーダーシャツこそ、ぜひ「自分の色」を着たいと思いました。スーツに合わせることをイメージして、<シャルベ>のネクタイを際立たせるために、襟型はネクタイのノットをより立体的に美しく見せるタブカラーをチョイス。さらにエレガントなターンナップカフスを組み合わせて、シンプルな無地の生地ながら、ディテールにはこだわりました。

20代×女性スタイリスト|デニムにも合わせやすいエレガントなカジュアルシャツ

栗ごはんの炊き上がりの様子

●日本橋三越本店 <シャルベ>担当スタイリスト 鈴木萌夏(身長158cm)
●モデル:AM971
●襟:AM971(小さめのレギュラーカラー)
●カフス:PSD(シングルボタン)
●生地:イエローストライプ
●価格:61,600円から

 

入社2年目、今年から<シャルベ>の担当になりました。シャツの担当になってから、街中の人のシャツの着こなしに自然と注目するようになりましたね。
初めてのオーダーシャツは、デニムにも気軽に合わせられるようなイエローのストライプの生地をチョイス。襟型とカフスはオーソドックスなものを選び、スタンダードに見えるようにしました。
<シャルベ>のオーダーシャツは、生地の種類が豊富なこと、襟型やカフスも種類が豊富に揃っていることを実感し、どんどんシャツが好きになっていきました。店頭でも着用しますので、オーダーシャツに興味がある女性にぜひご覧いただきたいですね。

【座談会】初めて<シャルベ>のシャツをオーダーして分かったこと、感じたこと

栗ごはんの炊き上がりの様子

ここからは登場した4名に、初のシャツオーダー体験を通してどのようにイメージが変わったか、語り合っていただきました。

真鍋 フランスにある<シャルベ>の工房からようやくシャツが届きました。手に取ってみるとうれしいもので、今までお客さまと共有してきたオーダーすることのわくわく感を実感することができました。

田中 とても高価なモノなので、初めて袖を通す際は緊張しました(笑)。

真鍋 シャツに精通している田中バイヤーから見て、<シャルベ>の優れた点はどこに感じますか?

田中 ナポリのシャツと着比べても遜色のないフィット感で、着心地も柔らかく、可動域も広いですね。例えるなら「スタイル良く見えて、動きやすい」シャツで、良いシャツの条件を満たしています。大切に着ていきたいですね。

 

――――出来上がりのシャツを着てみて、率直な感想はいかがでしたか。

 

田中 私は大柄体型なので普段からオーダーが基本でしたが、初めてのオーダーでここまでピタリとハマったシャツが出来上がったのはさすが<シャルベ>です。採寸してくれた鈴木さんの技術も高くて、安心して任せられますね。
 

栗ごはんの炊き上がりの様子

 

真鍋 自分も着心地の良さには納得しています。特に今回の初オーダーでは「自分の色の生地」など、イメージを膨らませて作ったので、特別感がありますね。

坂田 私は、子育てもしているので、服選びには動きやすさを重視しています。でも<シャルベ>のシャツは細身のスタイルながら、窮屈な感じがなくて、自然と背筋が伸びることも実感しました!

鈴木 私も坂田さんと同じです。ドレスシャツって「スーツやフォーマルなシーンに合わせる」というイメージが強かったのですが、実際にオーダーしてみると、“カジュアルなのにエレガントに着こなせる”という新しい体験もできました。
 

栗ごはんの炊き上がりの様子

 

―――皆さんはこのオーダーシャツを、今後どのように着こなしたいですか。

田中 基本はスーツをベースにネイビーやブラウンのソリッドなタイを合わせたいですが、シャツの出来上がりを見て、衿芯を抜いてノーネクタイにブレザースタイルも様になるなと思いました。スタイリングの幅も広がりそうです。

坂田 最初は仕事のときに着たいと思ったのですが、デニムに合わせて“きれいに見えるシャツスタイル”もいいなと思いました。着るほどに価格に見合った満足感があって、一生大切にしようと思いました。

鈴木 私服に黒やグレーが多いので、ビタミンカラーのイエローストライプシャツに、春先はデニムやトレンチコートを合わせて軽快に着ると、前向きな気持ちになれそうです。

真鍋 店頭ではスーツスタイルなので、「今日は行くぞ」というときに着たいですね。<シャルベ>のネクタイが映える生地だと思うので、いろんなネクタイを締めて楽しみたいです。

 

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*取扱いは全て、日本橋三越本店 本館2階 <シャルベ>

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日本橋三越本店 本館2階 <シャルベ>
03-3274-8953(直通)
 

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