
『#大事なものと私をつなぐ物語』とテーマに、伊勢丹新宿店公式サポーターの「イセタニスタ」のメンバーに、「春」や「変化」をキーワードにご自身と伊勢丹新宿店にまつわるアイテムとのエピソードを教えてもらいました。記憶にも思い出にも残る服やアクセサリーには、きっとそれぞれ物語があるはず。その物語の主人公となるのは、そのアイテムを愛用し、大切にしている所有者自身です。イセタニスタたちと大事なもの、その物語を紐解いてみましょう。
イセタニスタとは?
「伊勢丹新宿店が大好き!」「自分なりの楽しみ方、その魅力をもっとみんなに知ってもらいたい」というポジティブな気持ちがある方々を伊勢丹新宿店公式サポーター“イセタニスタ”に任命。伊勢丹新宿店の提供するさまざまなイベントやサービスを体験し、その魅力を発信しています。
// 東京への憧れを満たしてくれる伊勢丹で出会った<マリハ> //

“まさに等身大のイセタニスタ”
お名前:ゆりえさん(@kyuri0524)
休日はメイクコンサルや食のイベントも行うアクティブな会社員。アクセサリーが大好きで、特にMARIHAはオーダー会に参加するほど

私は子どもの頃からお人形よりもぬいぐるみよりもジュエリーが好きで、お祭りの出店などでおもちゃの指輪やネックレスを両親によく買ってもらっていました。
中高生になると、大人になって自分で働くようになったら少しずつでもいいから素敵なジュエリーを手に入れて身につけたいと思うようになりました。
大人になって東京で働くようになって、本物のジュエリーを背伸びしながらも買えるようになり、お気に入りとなったのが30歳の少し手前に伊勢丹新宿店で出会った<MARIHA/マリハ>です。進学で上京した私にとって、伊勢丹新宿店は東京への憧れをぜんぶ満たしてくれる場所でした。
それどころかいつも想像もしなかったような新しい出会いを与えてくれました。20代前半には「とりあえずは欧米の老舗ブランドから」と思っていた私にとって、<マリハ>は伊勢丹新宿店だから出会えたブランドだと思っています。
<マリハ>には、ぱっと目にしただけでそのブランドとわかるような主張の強さはありません。けれども、そのシンプルで繊細にデザインされたアイテムは、どんなスタイルにも似合います。コーディネートにワンポイント足すことでさり気なく私らしさを引き出してくれるので、いつの間にか私の引き出しには<マリハ>のアイテムが増えていき、いまでは私にとってなくてはならない存在になっています。
<マリハ>は毎年夏と冬に天然石ジュエリーのオーダー会を開催します。パリからデザイナーも来日して直接オーダーのアドバイスをしてくれるので、私はその日をいつも楽しみにしています。一昨年に見立ててもらったゴールドルチルストーンのリングはいまのいちばんのお気に入りアイテムです。オーダー会に限らず<マリハ>のショップスタッフさんは、私が以前買ったアイテムとの組み合わせまで視野に入れながらコーディネートを一緒に考えてくれます。そんなショップとの距離の近さも私が<マリハ>が大好きな理由のひとつです。
▼ゆりえさんご出演記事
・伊勢丹って、実は○○なんです! 伊勢丹を愛するイセタニスタだから知っている、9 の意外な事実
・予算別で選ぶご褒美ギフト2020 | イセタニスタの本音座談会
・【店頭体験】実際どうなの?イセタニスタが伊勢丹メンズ館のアテントサービスを体験してみた!
//仕事のプレッシャーに打ち勝つための左腕のお守り //

“伊勢丹は休息の場。イセタニスタ”
お名前:しょうごさん(@lee_0.0_p)
『伊勢丹は、疲れを癒す場』として頻繁に通う。買うだけが 目的じゃない、空間が好き。昔から服はマルニやジルサンダーが好き。

「やらかした…」。仕事でミスをして落ち込んだとき、僕の目は自然と左腕に。そこにあるのは<Cartier/カルティエ>の「サントス」。
元々PRコンサルタントだった僕は、担当企業からのオファーで現在の会社に入社した転職組。「新しい風を!」という意気込みとは裏腹に、周りから多くの反発を受けた事を今でも覚えています。
まずは3年、そう思いながら新しい企画への挑戦を繰り返し、数々のメディアから自社商品の取材が頻繁に入るようになりました。自身が企画した商品がSNSでバズを起こした事もありました。そんな時に受けた会社役員への任命。うれしさ半分、プレッシャー半分の中、自分自身を奮い立たせるために購入したのが<Cartier/カルティエ>の「サントス」です。
伊勢丹新宿店に何日も通い、販売員さんと数ある中から一緒に選んだ腕時計。自分を常に初心に立ち返らせてくれる特別なアイテムです。
▼しょうごさんご出演記事
・伊勢丹って、実は○○なんです! 伊勢丹を愛するイセタニスタだから知っている、9 の意外な事実
//推定年齢は50歳の名もなきイセタンコート //

“自分の“好き”を集めるイセタニスタ”
お名前:しょうこさん(@bonvina)
伊勢丹に行く理由も、好きなものがあるから。”好き”という気持ちを大切にしたいと思うから。福岡編愛。趣味は写真を撮ること、美味しいレストランに行くこと、そのために旅すること。

私が大事にしているのが、襟元のタグに「Ladies Shop ISETAN TOKYO」と記されたコートです。タグだけが手がかりのブランドも定かではない黒いコート。でも、間違いなく伊勢丹のコートです。母が母の妹(わたしの叔母)にプレゼントしたそうで、それが20年ほど前に私のもとにやってきました。推定年齢は50歳ほどです。
仕立ても良いし丁寧に着られていたから経年劣化も感じられないですし、50年の時を経ても古さを感じさせないデザインなので、今でも毎年活躍しています。
母も叔母も私も体型は三者三様ですが「着る人を選ばない」って、素晴らしいことだと思います。このコートを着ていた叔母は「おしゃれなおばさん」という感じで、私の幼い頃の記憶としてちょっと自慢げな思い出が残っています。その頃の叔母と同じ年頃になった私もこのコートを着るとどこか「ちょっと自慢げ」で、母のセンスや叔母のおしゃれ感が今につながっているというなんとも大河ロマン的な歴史をこの一枚の黒いコートに感じています。
//憧れのウエディングドレスを叶えてくれた伊勢丹 //

“ファッション大好きなデザイナーイセタニスタ”
お名前:じゅんこさん(@zunko3)
バッグとジュエリーのブランド『CHIUCCI(キウチ)』のデザイナー。美容にも関心があり、特にオーガニックコスメが大好き。美容好きが高じて、完全遮光日傘のプロデュースも。

私が結婚したのは今から22年前です。当時はシンプルシックな大人のウエディングドレスが日本にあまりなかったのですが海外の雑誌で目にした<VERA WANG/ヴェラウォン>に私は一目惚れをしました。
現在は銀座にもショップもでき女性の誰もが憧れるドレスになりましたが、私が海外雑誌で目にした当時にニューヨークの本店に直接オーダーできたのはおそらく伊勢丹新宿店だけだったと思います。ファッション好きの洗礼を受けてしまった思い出の一着です。
今日は結婚記念日。素敵な思い出を作ってくれたオットに感謝しつつ、そろそろ春服を見に伊勢丹に行かなければ。写真は当時、伊勢丹のウエディングサロンで試着したときのものです。紙焼き写真というところに時代を感じます。
//15年間、仕事の相棒として愛用するネックレス //

“「大丈夫!」を伝えるイセタニスタ”
お名前:べっぷさん(@nori_beppu)
医療従事者として日に何度も態度と言葉で伝えている大切な言葉、”大丈夫”。伊勢丹はハイブランドだけでなく、毎日の生活を笑顔にする商品があることをもっと伝えたい。「あなたも大丈夫!伊勢丹を楽しもうよ!」

2006年に私が「自分へのご褒美と」して伊勢丹新宿店で購入したネックレスが<VENDOME AOYAMA/ヴァンドーム青山>の「インフィニティ(無限∞)」です。
ドロップフォルムにダイヤモンドが散りばめられ、仕事で着る白衣のVラインにも似合うデザインがお気に入りです。購入して15年が経過しているので修理やお手入れに伊勢丹新宿店に持ち込むこともあるのですが、現在でも気持ちよく引き受けてくれます。うれしい日もツラい日も、どんな時でも一番身近で私を見守ってくれているネックレス。つけると背筋がピン!とする、仕事の相棒アイテムです。
//引き継いでいきたい人生に寄り添うジュエリー //

“忙しくても催事に駆け込む!イセタニスタ”
お名前:ともみさん(@azuma0326)
会社員兼母兼ウェブライター。好きが高じて、ついには日本酒利酒師とチョコレートエキスパートの資格を取得。毎年開催されるサロショに目がない。

母が他界したときに私が引き継いだ婚約指輪を伊勢丹新宿店でリペアしてもらいました。
母が遺した婚約指輪はジュエリー業界では「鬼爪」と呼ばれる古いデザインで、リペアなどで手を加えると石が外れやすいということもあり、信頼できるお店ということで伊勢丹新宿店にお願いしました。
私には息子しかいません。ですが、その息子はこの指輪の石を将来引き継ぎたいと言ってくれています。その際はまたリフォームを伊勢丹新宿店にお願いするつもりでいます。
私は幼い頃から母の宝石箱をのぞくのが大好きでした。なので母の持っている宝石も、母がどれがお気に入りかも知っていました。母が他界した際にはずっと単身赴任だった父に変わって骨壷に入れてあげたい宝石と、身内で引き継ぐべき宝石を仕分けた記憶がいまも残っています。
私はその後、人の人生に寄り添うジュエリーに携わりたいとハイジュエリー業界で働いていたこともあります。
伊勢丹新宿店でお直しをしていただいた宝石はこれからも大切に使っていき、思い出とともにさらに先の世代へ引き継いでいけたらと思っています。
//娘へのプレゼントが「わくわく」を思い出させてくれた //

“おもちゃに目がない!デュアルワーカーイセタニスタ”
お名前:さやかさん(@hana_yaya_m)
仕事の傍ら、時々カメラのお仕事。女の子のママ。仕事と家事を両立しながら、伊勢丹新宿店の子供フロアが癒しスポット。

もうすぐ3歳になるハナさん。子どもが誕生日を迎えるたびに産まれてからこれまでをなんとなく振り返っちゃうのは多分ママあるあるだと思います𓂂 私もいろいろと振り返っていたら娘に初めてプレゼントとして選んだ<nico/ニコ>の歯固めの写真が出てきました。
結婚前からかわいいなぁ、いつか子どもができたら買いたいなぁって思っていたブランドです。私は娘が1歳のときに時短せずに仕事復帰したんですけど、復帰初日から保育園から呼び出しの連続で半月くらい出社できなかったり、 1週間休んだこともありました。慣れない業種に転職直後ということもあり、会社にも同僚にも謝ってばかりでとにかく余裕のない日々でした。
そんなある時、旦那さんが保育園に迎えに行ってくれる日があって、久しぶりに買物を楽しもうとして仕事帰りに伊勢丹新宿店に寄り道しました。子どもを産む前から気になっていた<ニコ>を見たいと本館6階のベビー&キッズのフロアを訪れたら、インスタでもよく見ていた海外のおもちゃやベビーカー、お洋服、本などが目の前に広がっていて「わくわく」や「かわいい!」という感情があふれ出しました。そんな気持ちを自分がずっと忘れていたことに気がついたんです。仕事の代わりはいてもママの代わりはいないし、できることは限られていて私は一人しかいないのだから優先順位不動のナンバーワンは娘、家族だ。そう思ったらストンと肩の力が抜けましたことを覚えています。
その日は<ニコ>の娘へのプレゼントにシリコンビブと新しい歯固めホルダーを買って、地下ではおいしいおつまみとワインも選んで家に帰りました𓂂 もうすぐ4月。 私と同じように仕事復帰で悩むママも増えると思うけれど、あの頃の私みたいに自分をすり減らさないで家族と自分をいちばんに大切にしてほしいと思います。
新しいセンスに出会う~A SENSE OF STYLE