【連載】金曜日のサステナブル

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第1・第3 金曜日更新 

“サステナブル”ってなんだろう・・・?

サステナブルに興味を持ち始めた主人公のKAKIちゃんと飼猫の小梅が、身近なことからサステナブルなコトやモノにチャレンジしてみる連載企画「金曜日のサステナブル(金サス)」。

KAKIちゃんと小梅(猫)のサステナブルな週末日記をお届けします。

2023年12月1日(金)
この先100年の未来に向けて。
三越のパイプオルガン

金曜日のサステナブル この先100年の未来に向けて。三越のパイプオルガンのイメージイラスト画像

今日は日本橋三越本店でお買物。お買物を楽しんでいたら、どこからともなく心地よい音色が・・・。
そうだ、日本橋三越本店には、中央ホールに大きなパイプオルガンがあるんだよね!まわりのお客さんも自然と吹き抜けに集まってきて、みんな気持ちよさそうに耳を傾けているよ。こういう一体感、好きだなぁ~。
ずいぶん古いものみたいだけど、このパイプオルガンっていつからあるのかな?ちょっと調べてみよう!

この場所で約90年。
この先も変わらぬ音色を守るため

パイプオルガンが日本橋三越本店にやってきたのは1930年。世界的に定評のある米国マイテー・ウェルリッツァー社製の最新モデルを導入したんだって。
当時のアメリカで無声映画や商業演劇の伴奏用に使用されていたシアタータイプのもので、教会に設置されるチャーチオルガンとは仕様が異なり、管楽器や打楽器の音、鳥のさえずりや汽笛の擬音まで、多彩な音色で演奏することができるんだよ。

1930年アメリカから最新式のパイプオルガンを購入(広告)の画像

はじめは7階ギャラリーに設置されていたものを、1935年の本館全館完成時に現在の中央ホール2階バルコニーへ。以来修繕を繰り返しながら、約90年もの間、同じ場所で音色を奏でているんだ。

日本橋三越本店のパイプオルガンの画像

2009年1月14日には中央区民有形文化財としても登録された三越のパイプオルガン。
この先100年の未来に受け継ぐため、2023年の2月から約半年をかけて3度目の大規模修復を行って、9月から演奏を再開したばかり。
クリスマスには特別演奏も企画されているみたいだから、お買物の合間にぜひ耳を傾けてみてね!

三越のパイプオルガン12月の演奏スケジュール

【クリスマス特別演奏】

定番の讃美歌からJ-POP、⼦どもたちに⼈気のクリスマスソングまで、クリスマス期間限定の特別演奏です。
□2023年12月1日(金)~12月3日(日)、12月8日(金)・9日(土)、12月15日(金)~12月17日(日)、12月22日(金)~12月25日(月)
各日:正午~・午後3時~・午後5時~(各回約15分)

【ブルー・アイランドさんのおしゃべりパイプオルガン】

月に1度開催される、音楽家の青島 広志(ブルー・アイランド)さんによる楽しいトークとパイプオルガンの演奏です。
□2023年12月10日(日)
午前10時~・正午~・午後3時~(各回約15分)

パイプオルガンの関連動画

国立歴史民俗博物館 教授 内田 順子氏 インタビュー -三越のパイプオルガン-
三越のパイプオルガン修理作業に密着