待望のコラボレーション!三越伊勢丹×<大峽製鞄>×<エルフィンフォルク>のランドセルの魅力を解説

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“森の奥にある見えない王国のちいさな民の洋服屋”として、2018年にスタートした子ども服ブランド<エルフィンフォルク>と、品質と職人技にこだわった歴史ある鞄メーカー<大峽製鞄>、三越伊勢丹がコラボレーションしたランドセル「New Tradition」 新たなる伝統 が3月に販売決定!実はこのランドセル、数々の秘密があるらしい・・・。その秘密を解き明かすべく、作り手3人と、仕掛け人の三越伊勢丹ランドセルバイヤーに、制作の裏側や商品を徹底解説してもらいました。

ランドセルバイヤー×作り手3者でトーク!

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左から
<大峽製鞄>神田 利一さん
鞄・レザーグッズデザイナー 狩野 博明さん
<エルフィンフォルク>デザイナー 杉本 好音さん
三越伊勢丹ベビー&キッズ ランドセルバイヤー 森田 浩二

コラボレーションのきっかけは?

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森田:まずはこのランドセルを語るには、杉本さんが手がけられていた<コキチカ>の話をしないとですね。

杉本:そうですね。私はスタイリストをしていたのですが、子どもが生まれたのをきっかけに<コキチカ>という子ども服ブランドを立ち上げ、ディレクションをしていました。<コキチカ>を手がけながら、スタイリストとして伊勢丹さんのランドセルカタログも担当させていただいたのですが、そのときに前任のバイヤーさんが、「ブランドのコラボレーションランドセルって意外とないんだよね」って話をしていて。

森田:当時はブランドコラボレーションのランドセルって、あまりなかったですもんね。

杉本:そうなんです。それで「<コキチカ>でやってみる?」って言われて(笑)。「えー!いいんですか!?」と思っていたら、ちょうど撮影中で各社のランドセルが目の前にあったんですけど、「どのメーカーさんとコラボレーションしたい?」って聞かれたんです。

森田:いきなりですね(笑)!

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杉本:はい(笑)。全部素敵なメーカーさんばかりだったんですけど、実はずっといいなと思っていたメーカーさんがあって。それが<大峽製鞄>さんだったんです。品格がずば抜けているのと、実際に触れてみてクオリティが素晴らしく高くて、すごく好きでした。すると前任のバイヤーさんが「大峽さんですか・・・いけるかなぁ・・・?ちょっ、ちょっと聞いてみますねっ・・・!!」って少し焦っていて(笑)。確かに堅牢で高品位、コラボレーションしているイメージもないメーカーさんなので難しいかなって思っていました。

全員:(笑)

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杉本:そうしたらすぐにお返事をいただいて、「ぜひ!」って言ってくだっさって。

神田:伊勢丹さんとのお取り組みは長くさせていただいていて信頼関係があったのと、<コキチカ>というブランドと新しい発信ができたらいいなと思い、ご一緒させていただきました。それからは杉本さんとミーティングさせていただくたびにお互い熱が入っていき、鞄デザイナーの狩野さんのお力沿えもあって、最終的に素晴らしいランドセルができました。

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森田:そのランドセルは、2013年から2018年まで6年間販売しましたよね。1年目はコラボレーションランドセルにみなさん若干戸惑っていた感じはありましたが、2年目からは行列ができるほど人気になりました。

杉本:販売初日に伊勢丹新宿店に来ると、6階のランドセルコーナーから長い列ができていました。5階の階段下までお客さまが並ばれているのを見たときは、とても嬉しかったです。

森田:それからは毎年1週間くらいで完売して、キャンセル待ちが出るほどでしたね。

杉本:はい。2017年に<コキチカ>はブランドをクローズしましたが、ファンの方からの想いが強くて1年長く、2018年まで販売していただきました。

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熱心に想いを語る<エルフィンフォルク>デザイナー 杉本さん

森田:<コキチカ>×<大峽製鞄>のコラボレーションランドセルが終了してからも、「再販売はないですか?」「兄弟で使いたかったんです」というようなお声をたくさんいただいて・・・。

杉本:森田さんからそういったお声をお聞きしていましたが、<エルフィンフォルク>を立ち上げてすぐには、ランドセルを作る余力がなくて・・・。でも年2回ある<エルフィンフォルク>の展示会に、<大峽製鞄>の神田さんと狩野さんが毎シーズン足を運んでくださって・・・。ずっと見守ってくださっていました。<コキチカ>クローズというブランドの都合でコラボレーションが終了してしまい責任の重さを感じていたので、いつかお二人とまた一緒に作りたいですという想いを伝えていました。

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森田:ずっとまたみんなでやりたいなぁとは思っていて、でも1年目はタイミングが合わなくて、翌年に神田さんからお電話をいただいたんですよね。

神田:私もまたやりたいなと思っていたので、森田さんにも杉本さんにもラブコールを送り続けていました。それで去年、ついに三越伊勢丹×<大峡製鞄>×<エルフィンフォルク>のランドセルが出せると決まったときには、とても嬉しかったです。

<コキチカ>ランドセルから踏襲したヌメ革が特徴

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森田:実際に再コラボレーションが決まって、どのように制作は進んでいったのでしょうか?

杉本:<エルフィンフォルク>のランドセルのコンセプトは“妖精の王国にある魔法学校のランドセル”。汽車や馬車時代の旅に登場する“冒険の旅のトランク”がイメージソースとなっています。100年以上も前に作られたアンティークのトランクのような真鍮のリベットやレザーのベルトといったデザインイメージを伝えて、狩野さんが実際のデザインに落とし込んでくれるんです。

狩野:ランドセルの形状はほどんと決まっているので、杉本さんにいただいたコンセプトを汲み取って随所で表現していきました。ベルトで締めるタイプのクラシカルなレザートランクのイメージをお持ちだったので、それに近づけるよう、レザーベルトの要素を盛り込みました。

<コキチカ>ランドセルから踏襲したヌメ革が特徴の画像
クラシカルなトランクのイメージで・・・

杉本:すごい私の想いを汲んでいただいて、「狩野さんさすがー!」と思いましたね。あと<コキチカ>のときから踏襲している、素材がヌメ革ということも特徴です。表面加工がほとんどされておらず、経年変化が起きるヌメ革をランドセルに使うというのは、当時ご法度でしたよね。

神田:変色したり、傷が付いてしまったりしますからね。なかなかなかったですよね。

狩野:でもこのランドセルで採用しているのは、イタリアの有名メーカーの上質な革で、ヌメ革のなかでもしなやかで丈夫で安定している革です。使用するのが難しい企業も多いなか、<大峽製鞄>さんは昔からお取引があったため、今回使用することができました。色も豊富にあり、風合いのあるヌメ革だからこそ、杉本さんが描いていた世界観が表現できたのかなと思います。

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杉本さんの熱い想いを狩野さんがデザインに落とし込む

森田:僕も店頭で販売する側でしたので、傷がついたり経年変化があったりする商品は、正直ご提案しづらいときもあるんです。でもお子さまが6年間使用するものに、本物の上質な革を使用したもので変化を楽しむ、という価値観は選択肢のひとつとしてあることがすごく素敵なことだなって思っています。

杉本:傷が付くことや経年変化を、ネガティブではなくポジティブに楽しんでくれるお客さまが、このランドセルを手にとってくださるのかなと思っています。

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30年近く伊勢丹オリジナルのランドセルを担当している神田さん

神田:世界にひとつしかない、自分だけの傷ですからね。それを逆に気に入って使っていただけたら嬉しいですよね。

こだわりのポイント!

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森田:ヌメ革を使用するというのは<コキチカ>のときから続いていますが、デザインはまったく変わりましたよね。

杉本:デザインは全部変わりましたし、何よりランドセルそもそもの形が変わりましたね。

神田:弊社が特許を取らせていただいている、底が台形の形をしている形状を採用しました。学習道具が大判化していることを踏まえて、背あて側は幅を広く、かぶせ側は今までの幅にして、見た目はすっきりコンパクトに見せつつも、大容量な収納力を叶えました。

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<大峽製鞄>が特許もつ台形の底

森田:大容量のものだと、どうしてもインパクトがある仕上がりになってしまうのですが、このランドセルは、見た目はコンパクトでモダンに見えるところがいいですよね。そして前回の<コキチカ>のときにはなかった、ハンドルも付きました。

神田:やはり親御さんが持ち運ぶのが楽とのお声を聞いて、ハンドルをつけました。そういった機能性はプラスしつつも、ベーシックな学習院型と言われる型を採用しているところは、<大峽製鞄>のこだわりです。学習院型とは、背当て部分と教科書等を入れるメインのスペースを縫う際に、ヘリがあるもののことをいいます。ヘリがあることで構造上も頑丈になりますし、雰囲気もクラシカルかつ、上質な印象になっています。

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ヘリの角の始末に職人技が光る<大峽製鞄>のランドセル

杉本:このヘリの角の始末がすごく綺麗で美しく、<大峽製鞄>さんの職人技ならではですよね。角は職人さんが手作業で刻みを入れているとのことで、感心します。またDカンや美錠などは真鍮を使用している点もこだわりです。

狩野:美錠も使ってくると風合いが変わってくるので、革も含めて、経年変化が楽しめる仕様だなと思っています。あと私が気に入っている点は、内装の柄がストライプなのですが、杉本さんのアイデアの魔法で、ちょっとニュアンスのあるストライプになっている点です。

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杉本:パソコンで作るような真っ直ぐなストライプではなく、手切りした切り絵で作っているので、微妙に幅が変わってニュアンスのある優しい雰囲気が出せました。

森田:ほかに“妖精の王国にある魔法学校のランドセル”というコンセプトを表現した箇所はありますか?

杉本:<エルフィンフォルク>のライオンのエンブレムを型押しで入れて、サイドのベルトと同じ色のキーチャームが付いてくるところですかね。あと名前を書く紙や時間割の色やフォントも、コンセプトに合わせたデザインにしていただきました。全部がまとまっていて、すごく素敵なんです。

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付属の「時間割」にまで杉本さんのこだわりを反映

森田:みなさんの想いがぎゅっと詰まって形になっているんだなぁと、改めて実感しています。最後に、それぞれ一番気に入っている点を教えてください。

杉本:難しいーー(笑)!!!全部なんですけど、サイドのベルトのバランスの美しさはとても気に入っています。

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神田:この部分、昔は前締めといって荷物をまとめるために縛るベルトだったんです。今は機能性というよりは、名残でデザイン的に残っているだけなんです。でもそれがこうやってデザインのアクセントにきちんとなっている所が、素敵だなと思います。

狩野:私もサイドのベルトが気に入っているんです。真鍮の金具も合わせて非常に味があって、素敵だなと思っています。

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神田:工房である弊社的には、やはり上質な素材と職人の技を実際に触れて見ていただきたいです。

狩野:人工皮革と違って、本革は硬いのでどうしても縫製スピードが遅くなってしまうんです。細かいところは特に丁寧にやっていく必要があるので、生産性でいったら下がってしまうんですけれども、<大峽製鞄>さんは量よりも質を考えて要所手縫いでもやっていただいて、頑丈かつ綺麗に仕上げていただきました。

神田:この職人技は、<大峽製鞄>の特徴であり誇りですので、そう言っていただけて嬉しいです。

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これからラン活する親御さんへメッセージを!

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狩野:このランドセルは、素材の良さを出すために、とてもシンプルに作っています。デザインがたくさん施されたランドセルもたくさんありますが、ベーシックなものにどのようにデザインを足すかというちょっとしたバランスが、すごく素敵に表現できましたので、ぜひ手にとっていただきたいです。

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杉本:私は子どもの頃、赤色もスカートも嫌いな女の子だったんです。当時は赤いランドセルしか選択肢がなかったけれど、そういう思いのある女の子も選べるランドセルのひとつになれたのかなって思っています。王道だけど古臭くなく、ベーシックなんだけど違いがある、そして上質なものを子どもに伝えていきたいご家族に選んでいただきたいです。もちろん、男の子にも!

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作り手とバイヤーの熱い想いが詰まったコラボレーションランドセル

森田:人工皮革の良さはもちろんたくさんあるのですが、お子さん用に初めて買う高価なバッグがランドセルだと思うので、牛革で上質なものを、という想いも個人的に持っています。人工皮革が増えるなかで、こういった上質な素材で経年変化が楽しめる素敵なランドセルがあると、いろんな選択肢をお客さまにご提案できてバイヤーとしても嬉しいです。大切なお子さまのラン活では、こういった素敵なランドセルをたくさん見て触れて、楽しく選んでいただきたいです。

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想いが詰まった三越伊勢丹×<大峽製鞄>×<エルフィンフォルク>のランドセルは、3月下旬から販売を開始しています。

商品情報

三越伊勢丹オリジナル<大峽製鞄>×<エルフィンフォルク>「New Tradition」 新たなる伝統 93,500円
カラー:ブラック・ネイビー・グリーン・キャメル・レッド
<エルフィンフォルク>
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取扱い店舗:伊勢丹新宿店(展示のみ)・伊勢丹立川店・伊勢丹浦和店・新潟伊勢丹・ジェイアール京都伊勢丹・岩田屋本店・丸井今井札幌本店・日本橋三越本店・銀座三越・仙台三越・名古屋栄三越・高松三越・三越伊勢丹オンラインストア
【3月下旬販売開始予定】
※店舗での販売開始時期は各店により異なります。各店へお問い合わせください。

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杉本 好音(すぎもと たかね)
<エルフィンフォルク> デザイナー
ファッションスタイリストとして『装苑』や『commons & sense』などの雑誌、アーティストYUKIやCHARAの衣装、伊勢丹リ・スタイルキッズカタログなどのスタイリングで活躍。男児出産後の2007年から11年間、<コキチカ>のディレクターを務める。2018年より<エルフィンフォルク>をスタート。“妖精王国の民族衣装”をコンセプトに、どこかの異国を思わせる、空想物語のような子ども服を展開している。
神田 利一さんの画像
神田 利一(かんだ としかず)
大峽製鞄株式会社 営業
かばん業界に携わり、1988年からランドセルを担当。ランドセルの分野の中では、ライセンスブランドのマネージャーなどを経て、1993年から伊勢丹オリジナルランドセルの担当を務める。2013年からは<コキチカ>×<大峽製鞄>のコラボレーション企画をマネージメントし、現在もランドセルの営業を続けながら、次の世代へ向けて商品知識の指導を行っている。
狩野 博明さんの画像
狩野 博明(かりの ひろあき)
鞄・レザーグッズデザイナー
鞄・皮革製品の企画・制作を担当しながらライセンスのディレクションも務める。2007年よりフリーのデザイナーへ転身。<大峽製鞄>で商品開発を行う。現在もデザイナーとして活動しながら、職人とメーカーつなげる活動も行っている。
森田 浩二の画像
森田 浩二(もりた こうじ)
三越伊勢丹ベビー&キッズ ランドセルバイヤー
2008年入社以来、子供の領域で販売から売場責任者、バイヤーを担当。現在はランドセルの商品開発を中心にイベントやプロモーションの企画に携わる。休日は時間があれば登山を楽しむなど、自然と触れ合うのが趣味。
「三越伊勢丹のランドセル 2023」のカタログを差しあげます。
ラン活のスタート前に、やっておくといいことはありますか?イメージ画像

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Text:AYUMI KINOSHITA(POLYVALENT)