三越のゆかた2023
スペシャルインタビュー vol.3
『What do you do in YUKATA?』

三越創業350周年を記念して、3週にわたり素敵なお二人にご登場いただきます。
お二人目のゲストは人気グループ湘南乃風のメンバーの若旦那・ソロでも音楽活動や俳優として活躍する新羅 慎二(にら しんじ)さんです。
新羅 慎二さん、
ゆかたを着て何をしますか?
『ゆかたを着て、
お客さまへ粋なおもてなしをします。』
新羅さんが出迎えてくれたのは、原宿に2023年1月にオープンした、自身がプロデュースするナチュラルワイン&クラフトを提供するお店『木馬®』。
お店の内装はほぼアップサイクル*で造られていて、壁一面に使われている廃材にもゆかたが良く合います。
*:廃棄予定だったものに手を加え、素材や形などの特徴を生かし、より良いものへと価値をつけて生まれ変わらせる手法
新羅 慎二さん
「いらっしゃいませ。今日はゆっくり楽しんでいってください。」
この日は、藍色のゆかたと茶色の兵児帯を合わせた新羅さんがカウンターに立ちます。
ドリンクをつくりながら、夏のお客さまへのおもてなしがいろいろと頭に浮かぶと言う新羅さん。
“かき氷もメニューに入れてもいいかも?”
“ゆかたでご来店のお客さまにはサービスさせてもらおうかな。”
新羅 慎二さん
「江戸の文化が大好きで、せっかくのゆかただし、このままお客さまと隅田川にでも行って舟で二次会とかしたいですね(笑)」
雰囲気があって落ち着く店内。
長く使われていた廃材のあたたかさと穏やかでフレンドリーな新羅さんのトークに、今日はたくさん呑んでしまいそう。
背が高く、肩幅も広く胸板も厚い、男らしいスタイルの新羅さん。今回のゆかたの着付けポイントを藤間 さくら女先生に聞きました。
藤間 さくら女先生
「打ち合わせを少し甘めに、胸元のVを縦長にすることですっきりした着こなしにしました。細い方は打ち合わせを深くするのがおすすめです。」
「ゆかたの帯は、角帯を貝の口に結ぶか、兵児帯を蝶結びにするのが一般的ですね。」
「新羅さんは、“武士のような風貌”と“大人の男の色気”を感じる素敵な男性なので、今回は遊び心のある兵児帯の蝶結びにしました。結び方のポイントは、蝶の部分を背中の真ん中にせず、左右何方かに寄せ、蝶の羽の部分も左右非対称に長さを変えて粋でバランスの良い結び方にしています。」
「新羅さんは、本当に和装がお似合いになるスタイルでした。何の補正もなく、ピタッと決まる。本当に素敵でずっとドキドキしていました。」
さて、新羅さん、お店のおすすめメニューを教えてください。
新羅 慎二さん
「20種類のハーブをブレンドした自家製の薬花酒!そして、夏からおにぎりとソーセージが新メニューで加わりますよ。」
「おにぎりって良いですよね。お腹いっぱいになるし、気の利いた夏らしい漬物を付けて涼も感じていただけたら嬉しいな。おにぎりと漬物、僕大好きなんです!」
「裏メニューでそうめんもやりたいですね。」
おにぎりに漬物にそうめん、ゆかた姿だったら、いつもよりもずっとおいしくいただけそう!
ちらちらと目にはいってくる、カウンターに気になるお酒が。
新羅さんが“若旦那”として活躍する人気グループ『湘南乃風』のメジャーデビュー20周年記念酒です。
一段高くなった店内のスペースは、履物を脱いでくつろぎながら飲食ができる空間。
ゆかた姿にギターの新羅さん、かっこいい!!
粋で贅沢なおもてなしです。
最後に、新羅 慎二さん、今年はどんな時にゆかたを着ますか?
新羅 慎二さん
「すばり、花火ですね!ずっと、そういった場所にはライブでしか行っていないので、久しぶりにお客さんとして行きたいです。今は独身なので、遅咲きの(?)大人ゆかたデートもしてみたいですね(笑)。」

湘南乃風 若旦那
ソロでは俳優、音楽活動、他アーティストのプロデュースや楽曲提供も行う。
2007年より社会活動や災害支援に携わり、環境問題に関わる。
2021年、地球、生態系、社会のつながりをテーマにした自身初編集の著書『循環』を出版。
2022年4月より、島根県松江市が新設した「まつえ環境クリエイティブディレクター」に就任。
@waka__danna
着用の着物のご紹介
新羅 慎二さん着用
<men`s 古今>
お仕立上り紳士ゆかた (綿85%・麻15%/3Lサイズ) 26,400円
※帯、下駄は参考商品。
Photographer:Dream Aya
Hair&Make up:大島 千穂
着付け:藤間 さくら女
今回ご紹介した店舗
木馬®
住所:東京都渋谷区神宮前3-28-8 3F
アクセス:東京メトロ千代田線/明治神宮前駅 徒歩7分
定休日:毎週月曜日・日曜日
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