【英国展 2024 来日記念】
＜ビソンベアーズ＞ベアと共にある暮らしのストーリー

子どもの頃から「テディベア」とともに過ごすと言われるイギリス人。英国では子どもが生まれるとすぐ、両親や友人からファーストフレンドとしてベアをプレゼントされることが慣習となっていて、多くの幼稚園や小学校では「自分のテディベアを連れて来てみんなに紹介する日」もあるそうです。ベアと共に遊び・眠り・一緒に旅する。こうして、テディベアは唯一無二の親友のような存在になります。英国では成人のうち3人に1人が、クマのぬいぐるみを抱いて寝ているというアンケート結果も出ているとか！？
英国展では、そんなテディベア熱の高い英国から、とびきり素敵なベアたちが届きます。ベアアーティストの創作への想いや、人生と共にあるベアの魅力をたっぷりとご紹介します。

―ベアアーティスト ゲイル・ソーントンさんにお話を聞きました！ベア作家になったきっかけは？

最初は現在29歳になる息子のコナーが生まれた時、息子のためにテディベアを作ろうと思ったのがきっかけでした。そして、エディンバラのチャリティーイベントに寄付するためにオークションに出品した私のベアに関心をもった主催者から、ボスウィック城でのイベントショップ用にテディベアをいくつか作るよう依頼されました。その作品がスコットランドの会社ムーディーズの目にとまりムーディーズの直営ショップに置くようになりました。それがビソンベアーズの始まりです。
スコットランドのイベントやグラスゴーの見本市に出展するようになり、私の活躍を知ったロンドンの世界的コンベンション、ハグレッツから招待され出展しノルウェーに移住した後も25年間このイベントに出展し続けています。当時も今も私の願いはとてもシンプルで、私の作品が愛をもたらし、これから何世代にもわたって愛され、親しまれることです。

―クラシックな美しさと個性が光るベアは、どのように生まれるのでしょうか？

私はいつも伝統的なテディベアからインスピレーションを受けており、伝統的な技法を守りながらも、現代的なデザイン要素と共に表現することを最も重要視しています。最初にアイデアをスケッチした後、型紙を作成していきます。
このプロセスはとても重要で繊細な作業です。次に新しいデザインに合う素材を決め、染色・裁断・縫製・色付け彫刻などを経て仕上げます。すべての作業がどれだけスムーズに進むかによって異なりますが、私はすべての作業を丁寧に行いたいので何日もかかることがあります。そのため私は多くの作品を作ることができません。

素材にはモヘアやアルパカを使用しています。美しいフェイクファーも時々使用します。作品はすべて最初に手縫いしてから耐久性を高めるために機械加工します。製作には非常に時間がかかりますが、それは作品の質をより良くするため細心の注意を払って作られているからです。将来何世代にもわたって長く愛され楽しめるようにするために、とても重要なことです。有名メーカーからデザインのシェアを何度も依頼されましたが、お断りしています。ですが、私の作品がベアを作りたいと思っている人たちにインスピレーションを与えることは、とても光栄なことであり私が昔のアンティークベアにインスピレーションを受けたのと同じようにこの流れが続くことを願っています。

―自然がお好きだというゲイルさん。現在は英国からノルウェーに拠点を移しているそうです。創作活動とともにある日常を、どのように過ごされているのでしょうか？

ノルウェーのベルゲンは港町ののどかな風景と広大なフロイエン山が見渡せるとても美しいところです。自然が大好きなので町並みを見ながらゆっくりと散歩をして、季節の花や草木をながめるのが一番好きです。歩き疲れたら景色が見渡せるカフェでお茶を飲みながら過ごします。それらの時間は私が創作活動をする中で非常に大切です。心身ともに健康でリラックスした状態が次の作品への力を与えてくれます。私が暮らすこの美しい街をみなさんも機会があればぜひ訪れてみてくださいね。

―ゲイルさんにとってテディベアとはどのような存在ですか？

私にとってテディベアとは生きていく上で欠かせない特別で大切な物です。
それはもちろん、テディベアアーティストとして作品を世に発表して私の生活を支えてくれる大事な物でもありますが、それと同時に愛する家族と同じように私に安らぎと愛を与えてくれます。
私の人生を美しく輝かせてくれる唯一の存在です。みなさんもそんなかけがえのない愛の沢山詰まった一体に出会っていただけることが私の願いです。

―三越英国展に来日予定のゲイルさん。日本のお客さまにメッセージを！

今年2024年に再び日本に行き、日本橋三越本店の素晴らしい英国展に参加できることを光栄に思います。大好きな日本で皆さまにお会い出来ることをとても楽しみにしています。
私の作品を手にして下さったお客さまに、笑顔と安らぎを与えられるように心を込めて創作しています。どうかビソンベアの作品に沢山の関心をよせてくれると嬉しいです。

―大人から子どもまで魅了する愛らしい＜チャーリーベアーズ＞が三越英国展Part2に初登場！！

続いてご紹介するのは、2005年創業の英国テディベアメーカー＜チャーリーベアーズ＞。三越英国展Part2に初登場します！
＜チャーリーベアーズ＞は、コーンウォールでシャーロット＆ウィリアム・モリス夫妻により創業され、翌年の2006年には、わずか12体のベアで最初のコレクションを発表しました。それが現在では、2500種類以上のベアが制作されているほどの人気を誇っています。
社名はシャーロットの愛称「チャーリー」に由来しています。＜チャーリーベアーズ＞の魅力は、この愛くるしい表情！上目遣いに魅了される人が後を絶ちません。

―イチ押しはこの子！！

三越伊勢丹オンラインストアでもご紹介しているジンジャーブレッドクッキーは50cmのボリューミーな大きさとふわふわの抱き心地が魅力の作品です。
＜チャーリーベアーズ＞はシャーロット達が手掛ける独創的なデザインと、熟練した職人が愛情を込めて手作業で制作されているにもかかわらず、手頃な価格帯が特徴です。フェイクファーで作られたふわふわのベアから、モヘヤやアルパカ等で作られた本格的な限定品まで幅広く展開しています。それぞれに名前がついており、首手足にジョイントが入っているので自由にさまざまなポーズを取ることができます。まるで動物の赤ちゃんを抱いているような癒し系テディベアです。

英国では人生と共にあるテディベア。こんなに可愛らしい相棒がいるなんて、素敵ですね！
三越英国展では、＜ビソンベアーズ＞の新作や＜チャーリーベアーズ＞の愛らしいベアたちをたくさんご用意します。英国展Part1にはゲイルさんご本人が来日し、制作デモンストレーションを行うほか、お買い上げのお客さまにはその場でゲイルさんと一緒にお写真をお撮りします。ぜひゲイルさんに会いに遊びにいらしてくださいね！

※＜ビソンベアーズ＞はPART1のみのお取扱いとなります。
※＜チャーリーベアーズ＞はPART2のみのお取扱いとなります。

商品の一部は、三越伊勢丹オンラインストアでも販売しております。

Gail Louise Thornton/ゲイル・ルイーズ・ソーントン

ベアアーティスト

1996年に＜ビソンベアーズ＞を設立し、スコットランドのテディベアアワードを受賞して以来、世界中のファンから愛されるベアを作り続けています。
英国で生まれ育ちましたが夫の仕事の関係で現在はノルウェー在住。トラディショナルな顔をモチーフにして外観・動き・抱き心地までこだわり抜いて作られた作品は彼女独自の感性が投影された芸術性の高いテディベアに仕上がっています。

日本橋三越本店「英国展 2024」

個性豊かなイートインをはじめ、スコーンや紅茶、英国菓子やパブフード、洗練されたリビングアイテムなど多数取り揃えました。会場でお気に入りを見つけてください。

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