【英国展2024 来日記念】
ブリティッシュトラッドのタイムレスな魅力<ケンブリッジ サッチェル>

【英国展2024 来日記念】 ブリティッシュトラッドのタイムレスな魅力<ケンブリッジ サッチェル>のメインビジュアル

2008年に英国ケンブリッジでスタートしたケンブリッジ サッチェル カンパニー。英国の学生カバン、サッチェルバッグをルーツとしたデザインが特徴で、有名ブランドとのコラボレーションでも知られてします。今回は英国の中心部レスター近郊にある<ケンブリッジ サッチェル>の工房を訪ね、その魅力に迫ります!

  • <ザ ケンブリッジサッチェル>代表商品の画像

    <ケンブリッジ サッチェル>代表商品

―ブランド誕生のきっかけは、娘のためのスクールバッグ

ジュリーディーンと彼女の母フリーダは自宅のキッチンテーブルで、わずか600£の資金をもとにThe Cambridge Satchel Co.を立ち上げました。目標は一つ、ジュリーの子どもたちをより環境の良い学校に入れるための資金作りです。2014年、ジュリーは起業家精神に対する彼女の行いが評価され、大英帝国勲章を受賞し、チャールズ3世国王殿下よりメダルを授与されました。ヨーロッパ最大のビジネスアワードで、“本年度の起業家”に選ばれた初の女性です。

  • 創業当時の店構えの画像

    創業当時の店構え

―ブリティッシュトラッドスタイルをアップデート

英国の学生カバン、サッチェルバッグをルーツとしたデザインが代表作はこちら。
黒やブラウンなどのベーシックなカラーはもちろん、フォンダンピンクやペパーミントといったパステルカラーも注目!シーズン毎に新しいコレクションを作り、テーマに沿ったカラーバリエーションを作っています。

  • ブリティッシュトラッドスタイルのイメージ画像

―熟練した職人技

現在はイングランド中央部に位置するレスターに工場を構え、熟練した職人による手作業を大切にして製品を作り続けています。レスターは繊維・靴・衣料などの製造業が盛んな街として知られていましたが、徐々に安価な海外製品に押され、伝統的な物作りを続ける企業が少なくなりつつあります。一方で世界的な教育・学問の街でもあるレスター。ケンブリッジ サッチェル カンパニーは、若者にも物作りを身近に感じてもらいたいと、体験学習やワークショップも積極的に取り組んでいます。同工場にはチャールズ国王やカミラ妃も訪れたことがあるのだそう。

  • <ザ ケンブリッジサッチェルの工場の外観画像

    レスターにある工場に到着
  • ザ ケンブリッジサッチェルカンパニー館内の画像

こちらの職人の皆さんのほとんどは10年以上のキャリアを持ち、誇りを持って働いています。鞄のカーブに沿って縫い上げたり、細かいパーツを均一にカットしたり、どのセクションでも真剣な眼差しと無駄のない手捌き。品質も工程ごとに担当者が責任を持ってチェックしていました。
「製品として仕上がった後の最終のクオリティチェックで、万が一ミスが発見されると一大事だよ!」というほど、一人ひとりがご自身の仕事に責任を持って取り組む姿が印象的でした。一方で、職人さんは一つの作業だけでなくローテーションして、お互いの技術を教え合い、常に向上に努めているそう。それが全体のクオリティを上げることにも繋がっています。

  • 職人の皆さんの画像

  • 職人の皆さんの画像

    熟練した技を持つ職人の皆さん

刻印も手作業で一つひとつ行っています。職人さんの仕上げる刻印は本当に美しいものでした。

―大切にしているクリエーテビティとクオリティ

続いて訪れたサンプルルームでは、シーズンごとに新作のデザインを形にしたり、デザイナーとのコラボレーションの企画のサンプル作りなどを行っています。この日は、お客さまから預かった鞄の修理も行っていました。長く愛用して味わいが増した鞄を、これからも長く使っていただけるようにと、とても大切に扱われていることがわかります。

  • サンプルルームの画像

  • サンプルルームの画像

    サンプルルームを訪問

―英国展に来日予定のマスターレザーアルチザンのジョーさん。創作への想いや英国展への意気込みを伺いました!

舞台衣装のデザインなどを多彩なキャリアを持つジョセフィン・ラヴェイさん。豊かな感性と愛らしいお人柄がとっても魅力的!
「ケンブリッジ サッチェル カンパニーでの私のキャリアは、10年以上前、まだ会社が初期段階にあった頃に始まりました。<ケンブリッジ サッチェル>の物語の新たな章の始まりに立ち会えたことはとてもワクワクしましたし、拡大するビジネスに不可欠な役割として今もここにいられることを嬉しく思っています」とおっしゃるジョーさん。
今回初めて訪れる日本をとても楽しみにしているそう。東京では、コスチュームの美術館を訪れたいとおっしゃっていました。

  • 英国展に来日予定のジョーさんの画像

    英国展に来日予定のジョーさん

マスターレザーアルチザン ジョセフィン・ラヴェイ氏来日&オーダー刻印承り

□2024年8月27日(火)~9月1日(日) 各日午前10時~午後6時
※9月2日(月)のみ、刻印オーダーは<ケンブリッジ サッチェル>スタッフが承ります (最終受付午後5時まで)。
8月27日(火)はエムアイカードプラス会員さま特別ご招待日
□日本橋三越本店 本館7階 催物会場
会期中は、ジョーさんが皆さまのコーディネートのアドバイスを行うほか、刻印オーダー(有料)を承ります。
数字やイニシャル、シンボルマークを入れることで、個性的なバッグに仕上がります。
※お渡しまで、お時間を頂戴する場合がございます。
詳しくはこちら

―歴代の鞄や新作のサンプルが所狭しと並ぶアーカイブルーム

アーカイブルームには、歴代の鞄から新作のプロトタイプ、またデザインのインスピレーションのもととなるアンティークの鞄まで、さまざまなバッグが所狭しと並んでいます。
<ケンブリッジ サッチェル>では、お医者さん・音楽家などの職業バッグや、英国発祥のスポーツ「ローンボウルズ」で使用されていたボールケースから着想を得て製作されたボウルズバッグなど、ユニークなデザインが目を引きます。英国文化やライフスタイルのエッセンスを大切にしながら、今のファッションにマッチするアレンジが加えられていてとても素敵です。

  • アーカイブルームの画像

    アーカイブルーム

―英国展では、スペシャルなワークショップも開催!

可能な限り廃棄物を出さないことも徹底して取り組んでいる<ケンブリッジ サッチェル>。鞄の制作工程で出る端材を使って、小さなチャームや小物もたくさん作っています。
英国展では、そんな同ブランドのフィロソフィーを体感していただける、今回限りの特別なワークショップも開催!ジョーさんと一緒に、自分だけのアイテム作りに挑戦できます!

  • 英国でも人気のキーチャームとワークショップのアイデアを練るジョーさんの画像

    左:英国でも人気のキーチャーム、右:ワークショップのアイデアを練るジョーさん

【事前予約制】
ワークショップ「マスターレザーアルチザンのジョーと自分だけのものを作ろう!」

1.ミニパース作り
□2024年8月30日(金) 午前11時~正午
□参加費:5,500円 (材料費込み)
2.ストラップ作り
□2024年8月31日(土) 午前11時~正午
□参加費:6,600円 (材料費込み)
※三越伊勢丹オンラインストアにて事前にご予約いただけます。
※お申込み期間:8月27日(火)午後6時まで

英国展 2024

Part1:2024年8月27日(火)~9月2日(月)[最終日午後6時終了]
8月27日(火)はエムアイカードプラス会員さま特別ご招待日
Part2:2023年9月4日(水)~9月9日(月)[最終日午後6時終了]
□日本橋三越本店 本館7階 催物会場

※9月3日(火)は会場準備のため終日閉場いたします。
※諸般の事情により、営業日・営業時間、予定しておりましたイベントなどが変更・中止になる場合がございます。必ず事前にホームページを確認してからご来店ください。

商品の一部は、三越伊勢丹オンラインストアでも販売しております。

ジョセフィン・ラ・ヴェイのプロフィール画像
Josephine La Vey/ジョセフィン・ラ・ヴェイ
<ケンブリッジ サッチェル>マスターレザーアルチザン
映画や演劇の衣装デザインと製作で優等学位を取得。その後、3つの奨学金を得てアメリカに渡り、インディアナ州立大学で衣装デザインと衣装史の修士号を取得した。
インディアナ州立大学で衣装デザインと衣装史の修士号を取得。
25年以上コスチューム・デザイナーと製作者として働き、10年間自身のコルセット・ビジネスを経営した。ケンブリッジ サッチェル カンパニーでは10年以上勤務。