2022年も多くの三越伊勢丹夏の限定ギフトがラインアップされています。
商品開発の最前線にいながらお客さまの声に直接触れる機会は意外と少ないバイヤーは「忖度なしのご意見をいただきたい！」と、自信の5品を伊勢丹マニアの「イセタニスタ」の皆さんにご試食いただきました。はたしてイセタニスタの感想は？！

プレゼンテーションするのはこちらのバイヤー

イセタニスタとは

香りも味も気品ある「ぶどうの女王」をスイーツに

岡山県で130年以上も栽培されているマスカット・オブ・アレキサンドリア。「ぶどうの女王」と呼ばれほど粒は透き通り、美しいエメラルドグリーンで、香りも味も上品。近年は、種なしぶどうが主流になり、生産に手間もかかることから生産者が年々減少しています。この歴史ある品種を絶やすことなく残していきたいと、三越伊勢丹では地元・岡山県と広島県の菓子店とオリジナルスイーツを開発しました。

峯尾バイヤーの自信作！香りも舌触りも重厚なぶどうゼリー

峯尾：岡山県の和菓子屋＜宗家 源 吉兆庵＞といえば「陸乃宝珠」が有名ですが、今回のゼリーには「陸乃宝珠」の規格に合わなかったマスカット・オブ・アレキサンドリアを無駄にしないようピューレとして再利用しています。ピューレを多めにすることで舌触りは重さがありますが、その重厚感によりマスカット・オブ・アレキサンドリアの芳醇な香りや味わいをしっかり感じていただけるはずです。

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こずえ：＜宗家 源 吉兆庵＞のフルーツゼリーのファンなので、「ぶどう味がついに出た！」という感じです。食感が果肉に近いので大満足です。凍らせてもおいしそう。

みほ：いつも生鮮のフルーツはギフトに躊躇していましたが、ゼリーのような加工品なら好きなタイミングで食べてもらえるので贈りやすいです。本当においしいマスカットが使われているということがわかるので安心。

masa：これから迎える暑い夏には、キンキンに冷やして食べてもよさそう。贈り物には喜ばれそうな一品ですね。関西圏ではあれほど有名な岡山のアレキサンドリアも、関東ではあまり知られていないので応援したいです！

しょうご：ゼリーと果肉の一体感がちょうど良くて、まるでフルーツそのものを食べているようでした。牛乳と混ぜてゼリードリンクにしてもおいしそう。

しょうこ：果物感が強くてとても好きです。噛んで味わえるゼリーはデザート感がありますし、手間がかかっている感じがギフトにぴったりだと思います。

さゆみ：ぶどうの果肉とゼリーの境界線がわからないくらい、ゼリーの果実感が濃厚。まるっとぶどうそのものを食べているようで、リッチな気分になれました。

峯尾バイヤーの自信作！ずっしりとしたぶどう餡のもみじ饅頭

峯尾：マスカット・オブ・アレキサンドリアが育つ地元の銘菓とのコラボレーションとして選んだのが、広島県のもみじ饅頭。広島を代表するお菓子なので個性も豊かにメーカーは数多く存在しますが、今回選んだのがずっしりとした食感が個人的に大好きな＜やまだ屋＞。濃縮果汁を練り込んだ餡はぶどうの芳醇さが香りたち、鮮やかなグリーンで見た目にも夏らしさを楽しんでいただけるはずです。

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KAORI：さっぱり爽やかな夏のもみじ饅頭でした！通常のもみじ饅頭だけでなく、バイヤーさんが大好きだというイチオシのお菓子も一緒に詰め合わせに入っていて、その点も特別な贈り物として良いと思いました。

みほ：芳醇な香りに驚きました！マスカット餡は甘さも控えめでおいしかったです。あんこのお菓子が苦手な方でも食べやすいのではと思いました。

梓：割ったときから香りが広がります。餡の甘さが強いので濃い目の日本茶と合わせたいです。

Yurie：包装紙を開いた瞬間から、マスカットの香りがふわっと広がって幸せな気持ちになりました。マスカット餡も初体験ですが、とてもおいしいもみじ饅頭でした。

かずよ：もみじ饅頭の味のバリエーションがなんて広いことか、と。とてもおいしかったのでほかのフルーツの味も食べてみたくなりました。

しょうご：口に入れるとマスカットの良い香りが鼻から抜けていく感じがなんともいえなかったです。餡は苦手なのですが、これなら食べられます(笑)。

峯尾バイヤーの自信作！名物レモンケーキに丸ごと一粒のぶどうコンポートをイン

峯尾：日本有数のレモン産地の瀬戸田で作られている＜島ごころ＞のレモンケーキと、マスカット・オブ・アレキサンドリアのコンポートをあわせたオリジナルのスイーツです。ケーキ生地で包んだコンポートも＜島ごころ＞の特製で、ぶどうの風味がしっかりと感じられる果肉感が特徴です。自家製フレーバーのゼリーでコーティングしているので、表面からも芳醇さが香りたち、レモンとぶどうは好相性なのでお互いのおいしさ、爽やかさが楽しめる贅沢な仕上がりになっています。

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まき：レモンケーキは食べたときにパサパサしているとがっかり感がありますが、これは生地がしっとりとしていておいしいです。

なお：レモンケーキは皮のえぐみのような風味が気になって得意ではないのですが、これはレモンとマスカットの爽やかさがあっておいしかったです。

miho：マスカットジャムもおいしくて、きっと子どもも好きなレモンケーキだと思うので、贈り物としてはファミリー向けのような気がしました。

「世界農業遺産」として能登の食材をピックアップ

人と自然が調和して生きる豊かなみらいにつながるギフトとして、三越伊勢丹がテーマにしている「世界農業遺産」。「古き良き日本の文化や農法、さらにはおいしさの再発見につながる」という想いのもと、2022年にバイヤーが取り上げるのが、伝統的で持続可能な農林漁法による「里山里海」が世界的に評価される、石川県の能登です。

峯尾バイヤーの自信作！甘納豆がきいた和洋折衷のチーズケーキ

峯尾：能登の名産ということで能登大納言を使ったお菓子を考えたときに、和菓子はすでにたくさんある。それなら新定番になるような洋のスイーツはどうだろうと、豆のお菓子で有名な＜まめや金澤萬久＞にベイクドとレアの2層のチーズケーキを作ってもらいました。食べごたえがあり口溶けも良い能登大納言を甘納豆にして、レアチーズと混ぜ合わせています。冷蔵庫で2～3時間で半解凍状態になり、アイスケーキ風にお召しあがりいただくのもおすすめです。

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KAORI：下のクッキー生地まで手を抜いていない感じで、最後の最後までおいしく食べられました。老若男女を問わずチーズケーキ好きな方に「どうだ！」って感じでプレゼントしたいです(笑)。

みほ：食感も重たい、見た目も華やかさに欠ける、そのようなチーズケーキの概念が覆された！カットした際の断面が美しく、見て楽しいのも良いと思います。なかなか珍しいので食通の方などに喜ばれそう。

かなこ：甘納豆はあまり得意ではないのですが、これは食感もおいしかったです。和菓子が好きな方も、洋菓子が好きな方も贈られたらうれしいと思います。

のりこ：贈られるときは三越伊勢丹の包装紙ということですが、和のお菓子屋さんとのコラボレーションなので水引が添えてあると特別感がもっとアップしそう。

しょうこ：甘納豆が入っていることで切ったチーズケーキの断面もきれいで、ギフトとしても自分用にも必ず選びたいと思いました。少量でも満足できる味です。

なお：レアチーズとベイクドチーズの2層仕立てという言葉だけで「おいしい！」って
思いました。コーヒーはもちろんですがお酒にも合いそうです。

伊田バイヤーの自信作！ノスタルジックな微炭酸の塩サイダー

井田：能登地域で継承されてきた独特な営みのひとつが「揚げ浜式製塩法」です。その伝統的な塩にこだわり、佐賀県で70年以上もサイダーを製造している＜小松飲料＞と開発した塩サイダーはまろやかな塩味がサイダーの甘みをやさしく引き立てる奥深い味わいが特長です。小さいお子さまでも飲みやすいようあえて微炭酸で仕上げ、着色料なども使用していません。石川県の高級ぶどう品種である「ルビーロマン」と2種類のフレーバーをお楽しみください。

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あーや：ラベルもレトロで、サイダーとしても珍しくて、みんなでワイワイ飲むのにいいかも。おばあちゃんの家の冷蔵庫にあれば、カルピスの代わりになりそう。

かなこ：夏はサイダーを飲みたくなるという人も多いので夏ギフトには良いですね。想像したより塩感も強くなく、それも子どもやご年配の方にもいいなと思いました。

たかこ：香りも炭酸も控えめで、お風呂上がりに飲みたくなるような味でした。やさしい微炭酸なのでフルーツポンチにもちょうどいいと思いました。

Yurie：とても懐かしい味がして、子どもの頃に飲んでいたラムネを思い出しました！炭酸というと若い人の飲み物というイメージですけど、これだけやさしい微炭酸ならお子さんや年配の方にも贈りやすいです。

さゆみ：塩分補給にも適していると思うので、サウナが好きな会社の知り合いの顔が思い浮かびました。贈ったら喜んでもらえそう。

イセタニスタの皆さんへ、ふたりのバイヤーから

峯尾：バイヤーである自分以上にお菓子に詳しい方もいらして驚きましたし、貴重で楽しい時間でした。さまざまなグルメを味わってきているイセタニスタの皆さんのご意見を活かして、これからもおいしいお菓子を作っていきたいです。

伊田：お客さまの顔を直接見て、声を聞きながらモノ作りをすることの大切さをあらためて実感した時間でした。皆さんのご意見はこの場に同席できなかった生産者や製造メーカーにとっても励みになると思いますので伝えたいと思います。

イセタニスタの皆さん、ありがとうございました！