【お役立ち今昔物語 vol.2】浦島太郎と一寸法師の物語にのせて、おもてなしのお悩みを解決!

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誰もが知る世界のむかし話やおとぎ話にのせて、みなさんの“ちょっとしたお悩み”を解決する連載。第二回は、「おもてなし」にフォーカスします。節目の際やセレモニーなど、親戚同士の集まりや親しい方たちが集まっての楽しい時間の準備に奔走したり、なにかと忙しくて大変!という方も多いのでは?どうやら、浦島太郎さんも同じ悩みを抱えているようですよ。さっそく、お話をのぞいてみましょう!

第二話
【浦島太郎より】

竜宮城での宴が忘れられない浦島太郎さんのお役に立ちたい!

浦島太郎さんと乙姫さんのイラスト画像

浦島太郎さんのつぶやき

「今でもあの竜宮城での豪華な宴と料理が忘れられないのじゃ。わしも村の友達とあんな宴会ができたらいいのじゃがなぁ。せめて、年の終わりとはじめや節目の時などは皆で集まりたいものじゃ。さて皆が楽しめるには、どうやってもてなせばいいものか。」

今年こそ皆で集まって楽しい時間を過ごしたいと思っている浦島太郎さん。さっそくおもてなしの達人である乙姫さまに相談をしているようです。

浦島太郎浦島太郎

こんにちは、乙姫さま。
いつぞやは、竜宮城でおもてなしをいただきありがとうございました。

乙姫さま乙姫さま

おや、誰かと思うたら浦島殿ではないか。
久しぶりよのぉ。して、何用じゃ?

浦島太郎浦島太郎

はい、今日は相談事があり伺いましたのじゃ。
あの竜宮城での宴があまりに楽しかったので、わしもあのような宴を開いて村の皆をもてなしたいと思っておるんです。じゃが、どうやってもてなしたら皆が喜んでくれるかわからんで。それで、おもてなしの達人と評判の乙姫さまに話を聞きとうて参りましたのじゃ。

乙姫さま乙姫さま

何?宴とな。
一言で宴と言うてもいろいろあるが、お主はどのような宴を考えているのじゃ?ちなみに今の世では、パーティーというそうじゃ。

浦島太郎浦島太郎

へっ?“ぱーてー?!”。
で言えば、わしが望むパーテーはやっぱりおいしい料理が主役のパーテーです。そういえば、乙姫さまは料理はどうやって用意しておられるんですか?あれだけのものを手に入れるのは大変じゃ。

乙姫さま乙姫さま

そうなのですよ。何が大変って料理をどうするかいつも頭を痛めておってな。想定した以上に人数が増えて料理が足りなくなったり、急なお客さまで事前の準備ができなかったり、料理するのが面倒な時もあったり。たかが料理と思うなかれ。もてなす側からいえば、パーティーの成功は料理に始まり、料理に終わるといっても過言ではありません。そういえば、浦島殿が竜宮城に来た時も急でした。

浦島太郎浦島太郎

そりゃ、えらく失礼しました。
じゃども、そんな時どうしたらええのじゃ。

乙姫さま乙姫さま

うーむ。本当は竜宮城の門外不出の教えなのですが、ほかならぬ浦島殿の頼みとあれば仕方がない。こっそり教えましょう。他言無用ですよ。もし、他言すれば今以上に年を取っていただきますからね。
竜宮城の秘密とは・・・・。

浦島太郎浦島太郎

秘密とは?

乙姫さま乙姫さま

ズバリ!冷凍食品の賢い活用じゃ!
素材からプロの味まで冷凍食品もさまざま。そのお陰で、急なお客さまがいらしてもお料理が足りなくなっても慌てることがなくなった。そのバリエーションを浦島殿にお見せしよう。

乙姫さま乙姫さま

今や竜宮城もグローバルになって和洋中、お客さまに合わせていろいろと取り揃えておるのじゃ。
時間短縮にもつながるし、料理のバリエーションも広がった。

浦島太郎浦島太郎

それはええ、それはええ。
わしみたいに料理が苦手でも皆をもてなせるなぁ。ほかにも秘密があったら教えて欲しいのじゃが。

乙姫さま乙姫さま

パーティーにお酒はつきものじゃが、竜宮城では酒も今はインターネットで頼んでおるぞ。
今までは竜宮城から買い出し班を出していたが瓶物は重くての。
インターネットにしてからは、腰痛に悩むものが減ったと聞いておる。

浦島太郎浦島太郎

インターネットという店は知らんが、重い荷物を持たなくてもいいというのは魅力じゃ。わしにもそれを教えて欲しいものじゃ。

乙姫さま乙姫さま

よかろう。
ここから見て好きなものをポチッとするだけで浦島殿のところに届けてくれる仕組みじゃ。

浦島太郎浦島太郎

こりゃあ、ええのぉ。
皆の衆が喜ぶ顔が目に浮かぶようじゃ。

乙姫さま乙姫さま

そして最後の仕上げは、テーブルセッティングじゃ。
テーブルを華やかに見せることでパーティーも盛り上がるというもの。
料理と合わせて見てみるがよい。

乙姫さま乙姫さま

これで浦島殿も立派なパーティーを開けることを受けあうぞ。
最後に誰かに招かれたら手土産を持っていくとよい。
私が厳選した手土産を用意したから見てみるがいい。

乙姫さま乙姫さま

では、これで私は戻ろうとしよう。
そうじゃ浦島殿、久しぶりに会えたのも何かの縁。
今度、竜宮城でもパーティーをするのだが、ぜひ来るがよい。
招待状は、カメに届けさせるとしよう。では、またな。

浦島太郎浦島太郎

乙姫さま、ありがとうございました。
では、パーテーで!
どんなパーテーか今から楽しみじゃ!

第三話:番外編
【一寸法師より】

新しい年を迎えるから、自分にぴったりの箸とお椀が欲しい一寸法師さんのお役に立ちたい!

一寸法師の画像

一寸法師さんのつぶやき

未だ私が一寸しかなかった頃、お椀の舟に乗って京の都に上りました。打ち出の小槌で大きくなってからも初心を忘れないようにと、この時のお椀とお箸を使っていたのですが今やボロボロ。新年を迎えるにあたって新しいお椀とお箸が欲しいのですが選び方を教えてください。​

新しい年に合わせて手に入れたいものがある一寸法師さん。物知りのわらしべ長者さんにどんな相談をしているのかちょっぴり聞いてみましょう。

一寸法師一寸法師

今日は新年を迎えるにあたって、これは買い換えたい!
と思っているものがあるのでわらしべ長者さまにご相談したいのですが。

わらしべ長者わらしべ長者

ほほう。
どんな相談事かな。

一寸法師一寸法師

はい、私がご相談したいのは長年愛用してきたお椀とお箸を買い換えるにあたってどのように選べばいいのか・・・
何せ初めてのことなので、物知りのわらしべ長者さまなら選び方のポイントをご存じかと思いまして。

わらしべ長者わらしべ長者

そうじゃな。ではまずお椀の話からするかの。
毎日の食事に欠かせないお味噌汁は、日本の食文化の基本じゃ。手で持ち、口をつけて直接汁を啜るお椀にも自分なりのこだわりがあるじゃろう?

わらしべ長者わらしべ長者

そんなお椀の素材についてなんじゃが、口当たりのよさやデザイン性を重視したいなら、木製の汁椀がおすすめじゃ。けやきや桜・楓などさまざまな木材が使われているが、漆やウレタンなどで塗装されているモノを選べば長く使えて手入れも簡単じゃ。軽くて使いやすい漆器の汁椀は、味噌汁以外のスープにも使えるぞ。お気に入りの汁椀が手に入れば、毎日使いたくなること間違いなしじゃ!

一寸法師一寸法師

なるほど!お椀の素材もさまざまなのですね。
勉強になります!

わらしべ長者わらしべ長者

もっと詳しい内容は「汁椀の選び方とおすすめ」を読むといい。

一寸法師一寸法師

この勢いで箸についても教えていただけますか。

わらしべ長者わらしべ長者

そうじゃな。箸についても汁椀同様自分に合ったものを使うと良いぞ。人によって手のサイズは違うものじゃからな。自分の手のサイズに合ったものを選ぶのが大事じゃ。箸は、こちらからチェックじゃ。

一寸法師一寸法師

さすが物知りのわらしべ長者さまです!これで、念願のお椀と箸を手に入れられそうです。ところで、そういうわらしべ長者さまも何か新しい年に向けて欲しいものがあるんですか?

わらしべ長者わらしべ長者

実はあるのじゃよ。長者になれたのは本当にうれしい。物々交換でお家やお嫁さんまで手に入れられたんじゃからな。手にした財産を大事に使いたいと思って、その際にお財布を新調したのじゃが、それももうボロボロでな。できれば新しいお財布を手に入れたいと思うとる。しかも、その日に買えば何やら運気を上げることができる日もあると聞いた。はて、いつじゃったかのぉ。とにかく新しい年に合わせてお財布が欲しいと思うとる。

一寸法師一寸法師

運気を上げる・・・あぁ!一粒万倍日のことですね。お椀と箸については、わらしべ長者さまに教えていただいたので、今度は私がぴったりのお財布をご提案しますね。

わらしべ長者わらしべ長者

それは、ありがたい。
妻にもすすめたいのでよろしく頼む。

一寸法師一寸法師

そうですか!
では、まず奥方さまのお財布のご提案をしますね。

わらしべ長者わらしべ長者

いろいろとあるものじゃな。
妻もきっと選ぶのにワクワクするじゃろ。わしのお財布も見せておくれ。

一寸法師一寸法師

はい、わらしべ長者さまにはこちらをご提案いたします。

一寸法師一寸法師

わらしべ長者さま、いかがですか?

わらしべ長者わらしべ長者

あちらも、こちらも欲しいのう。年始めから運気があがりそうじゃ。
お互い良い年になるといいのう。