幼稚園・小学校受験をするうえで知っておきたいスケジュール、お母さまのお受験スーツからバッグ・サブバッグなどの雑貨や、お子さまのお受験ウェアなど、「いつどんなものを揃えたらいいのか」をご紹介します。お受験の一般的なスケジュールについては、考える力が楽しく身につく体験型授業を取り入れている、幼稚園・小学校受験塾『理英会』の上田 恵理氏にご監修いただきました。

3月に入ったら学校訪問用のお洋服や雑貨を揃えましょう。

例年4月～7月に多く開催される学校説明会。最近ではオンライン説明会と学校へ訪問する形の説明会や個別相談会を併用している学校もあるようです。
お受験準備のスタートラインは、その1カ月前の3月。本番用のお洋服だとウール素材が一般的ですが、学校説明会に訪れる時期はそろそろ汗ばむ季節柄ということもあり、洗い替えができるものが良いでしょう。お子さまは綿素材のもの、お母さまは濃紺のワンピースに薄手のジャケットが一般的です。
学校で配布される資料が入る自立型のトートバッグや、校内で履き替える場合に備えてスリッパもご用意ください。3月ごろになるとお受験準備を始める方も多いため、伊勢丹新宿店 本館6階 スクール子供雑貨では、事前にご予約いただくとスムーズにお買物をしていただけるコンサルティングサービスもご用意しています。

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写真撮影に備えて、7月ごろまでには本番用のお洋服を。

本格的に説明会が始まる4～7月は、願書用の証明写真撮影の際に着用する試験本番用のお洋服を用意するタイミングです。お洋服をオーダーする場合は約2カ月、既製品でも丈直しなどが伴う場合は最大約3週間程度、時間に余裕を持って準備しておく必要があります。
お子さまの本番用のお洋服は、女の子は紺のウール素材でアンサンブルやワンピース、男の子は白シャツに紺のハーフパンツ、上着かベストを着用するのがスタンダードです。活発な印象か、それともしっかりとした印象かなど、ちょっとしたデザインや素材の違いで印象がかわりますので、お子さまのイメージに合うものを選んでください。
お母さまは濃紺のウールのものを基本に、お子さまを引き立てるためになるべくシンプルで上品なものをお選びください。婚約指輪以外のアクセサリー類の着用もお控えいただくことをおすすめします。
お父さまは、お仕事で使っている濃紺のスーツでもかまいませんが、ご家族で統一感のある色味が理想です。お母さまが選ばれたお洋服に合わせて、スーツを新調される例も少なくありません。ネクタイも光沢のない、無地の濃紺が安心でしょう。

7月ごろに写真室を予約して、8月～9月までに撮影を。

願書用のお写真は、3カ月以内に撮られたものを使用という学校が少なくありません。7月頃に一番重要なことは、写真室の予約です。お受験を控えた皆さまが同じ時期に撮影されるため、土日や祝日などは予約が取りにくい状況もあります。東京地区の願書提出は、10月上旬が一般的なので、その3カ月前の7月前半、お子さまが夏に日焼けをする前の撮影もおすすめしています。遅くとも8月～9月ごろまでには撮影を済ませられるように、撮影を希望される1カ月前の7月ごろにはご予約を、あるいは撮影の希望日が決まった時点で早めにご予約を済ませておかれるのがおすすめです。

秋の学校行事では、雨具の準備もお忘れなく。

この時期には運動会など学校行事を行う学校が増え、見学・参加ができることもあります。服装は、春の学校説明会と同じようなお洋服でも問題ありません。涼しくなってきたら、本番用のお洋服でも良いでしょう。秋の天気は変わりやすいので、雨対策も必須です。当日急に雨が降ったときにビニール傘しかない・・・となってしまわないように、事前に紺色のレインコートや長靴・傘のご用意を。

お受験本番前に最終チェックを。

9月～10月ごろには本番用のお洋服も手元に届き、願書用の写真撮影も完了し、願書の締め切りを迎えます。本番の試験は11月の初旬にある場合が多いのですが、お洋服や靴が汚れたり傷んだりしていないか、夏に身長が伸びるお子さまも多いためサイズが小さくなっていないか、しっかりとご確認を。状態によってはお直しや新調もご検討ください。また、本番のスケジュールも発表されるころです。連日試験が続くようであれば、シャツやパンツ・ブラウス・靴下などの洗い替えをご用意いただくといいでしょう。また冷え込む日も増えてくるので、防寒着があると安心です。

入学が決まったら、通学用アイテムを揃えましょう。

12月には結果が発表され、入学手続きをします。この時期になるとかなり冷え込むので、より防寒性の高いコート・マフラー・手袋などがあると安心です。春の通学に向けてパスケースなどの小物もご用意ください。デザインは濃紺でシンプルなものが基本です。三越伊勢丹では、卒園に向けたセレモニーウェアやギフトもご紹介いたします。

春の説明会から秋の面接まで、長期にわたるお受験。いかにスケジュール通りに進められるかが鍵になります。なるべく余裕を持って準備していただくと、気持ちにも余裕が生まれるはずです。とはいえ、慣れないことなので不安も多いと思います。分からないことや心配ごとがございましたら、店頭はもちろん、三越伊勢丹リモートショッピングアプリでもお気軽にご相談ください。