お子さまのお受験服の着こなしを徹底解説!ベストなデザインは?色は?着丈は?

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お受験の定番スタイルといわれる服でも、お選びになるサイズや着丈などで活発に見えたり、きちんと見えたり、ときにはだらしなくなったり、印象もさまざまに変わります。今回は女の子と男の子のお受験シーンにふさわしい着こなしを、アイテム別に解説いたします。学校によっては傾向が異なる場合もありますので、事前に確認しておくことも大切です。

女の子のお受験服

ワンピース(学校訪問)

学校訪問や通塾などに着るワンピースは紺が主流ですが、学校の校風・特色に合わせてグレーや水色・柄物を選ばれる方もいらっしゃいます。気温が高くなる時期に着ることが多くなるので、コットン素材などがおすすめです。

POINT

  • ワンピースの襟元の画像

    ワンピースの襟元は開きすぎず、目安はのどのくぼみが見える程度です。肩幅のサイズに合ったものを選びましょう。
  • ワンピースのウエスト部分の画像

    ウエストが切り替えデザインのワンピースの場合、切り替え位置を確認しましょう。下がりすぎるとサイズが大きすぎる印象になってしまいます。

アンサンブル

お試験本番の正装となるのがボレロとジャンパースカートのアンサンブル。色は紺が、素材はウールが主流です。ジャンパースカートは単品として学校訪問や通塾にも着用できるので一着あると便利です。

POINT

  • ボレロの肩山の画像

    ボレロの肩山はひとつまみできる程度の余裕があると◎。
  • 袖の部分の画像

    袖の長さは親指の付け根と手首の中心を取る長さがベストです。短すぎると中のシャツが見えてしまい、長すぎると手さばきが悪くなります。
  • ジャンパースカートの画像

    膝が見えるような着丈のジャンパースカートは、動いた際に下着が見えてしまうこともありますが、長すぎてもだらしない印象に。着丈は、膝の中心から膝が隠れる程度を選びましょう。本番の10月頃に適度になることを見越して、少し長めのサイズを購入するのをおすすめします。

ブラウス・ポロシャツ

女の子のブラウスやポロシャツは丸襟のものが多く、襟にワンポイント刺しゅう入りもあります。半袖と長袖を季節に合わせてご用意してください。きちんと感のある布帛のものは本番用に、動きやすいカットソーのものは行動観察のお試験や通塾用におすすめです。

POINT

  • ブラウスの襟元の画像

    ワンポイントの刺しゅうなどで襟元に色味があると顔映りもやさしい印象になります。
  • ブラウスの袖の画像

    袖はパフスリーブでもOK。きちんとした印象になるようサイズが合ったものを選びましょう。

ベスト

女の子用のニットベストは丸首が主流。色は紺が基本ですが、お子さまの印象に合わせてグレーや水色などでも構いません。素材はウール・綿などがありますが、お子さまにとって着やすい生地を選びましょう。胸や裾に刺しゅうやラインが入ったものもありますが、華美すぎなければ良いでしょう。

POINT

  • <アウレット>ベストの画像

    ベストの主流はクルーネックですが、開きが大きすぎるとだらしない印象にも。肩からベストの端が出てしまうのは大きすぎるというサインなので試着の際にサイズ感をしっかりチェックしましょう。

キュロット

キュロットはシンプルなデザインと前スカート付きのラップタイプの大きく2種類があります。デザインとしての好みはもちろん、試験内容などによって選びましょう。ウエストはアジャスターゴム入りが一般的なので、サイズ調節も可能です。

POINT

  • キュロットのウエスト部分の画像

    シンプルなキュロットは膝中心より少し短めを選べば活発な印象に。ラップタイプは膝中心から少し膝が隠れる着丈がおすすめです。

シューズ

お受験用のシューズはワンストラップの黒の革靴が基本。脱いだり履いたりしやすいスナップボタンタイプがおすすめです。ソックスは二ツ折り、もしくは三ツ折りを。白無地が基本でワンポイントもOKですが華美でないものを選びましょう。

男の子のお受験服

シャツ・ポロシャツ

男の子のシャツやポロシャツは、角襟で白の無地が基本です。胸にワンポイントがあっても問題ありませんが、白糸の刺しゅうなど目立ちすぎないものを選びましょう。半袖と長袖を季節に合わせてご用意ください。ポロシャツの場合、天竺素材はきちんとした印象、鹿の子素材は活発な印象を与えます。

POINT

  • シャツの画像

    基本的にボタンはすべて閉めて着ます。肩が下がりすぎないようサイズには注意し、動いているとパンツから裾が出てしまうので着丈は長めがおすすめです。

ベスト

男の子のベストはVネックが主流です。色は紺が基本ですが、グレーなどもOK。襟元や袖口・裾などにラインが入っているタイプもあります。

POINT

  • Vネックの画像

    Vネックは、開き具合で顔映りも変わります。肩の位置が合うように身体に合ったサイズを選びましょう。ベストの着丈が短すぎると動いている際にシャツが見え、だらしない印象になります。

ハーフパンツ

ハーフパンツは、ウエストにアジャスターゴムが入っているのが一般的なのでサイズ調整も可能です。着丈は短めのショートパンツと少し長めのバミューダパンツがあり、色は紺が主流です。お好みでグレーでも良いでしょう。

POINT

  • ハーフパンツの画像

    ショートパンツは太ももの中心くらいの着丈がベスト。バミューダパンツなら膝が出る着丈がおすすめです。試着の際にはサイズ感だけでなく、動きやすいかなどもチェックをしましょう。

    ※写真はバミューダパンツの着丈です。

ジャケット

面接本番や願書用にジャケットスタイルを選ばれる方もいらっしゃいます。テーラードの襟でシングルボタンがおすすめで、金ボタンはNGです。すっきりと好印象をアピールできるジャストサイズを選びましょう。

シューズ

男の子のお受験用シューズはベルテッドタイプ(ベルト仕様)の革靴やローファーが主流です。ベルテッドタイプは脱ぐのも履くのもスムーズなのでおすすめです。ソックスはクルー丈が主流で、色は白が基本ですが紺無地でも良いでしょう。ワンポイントのあるソックスの場合はできるだけ目立たないものを。