【スイーツコレクション2022特集】チョコレートをこえた!?カカオにこだわり尽くした「お菓子」特集

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1年でもっともチョコレートが盛りあがるバレンタインデー。海外の高級ブランドや、著名なショコラティエによるチョコレートが街中にあふれます。宝石のように美しいボンボン・フルーツをぎっしり敷き詰めたタブレットなどは、まさに「ご褒美」。
でも、バレンタインデーが過ぎてしまうとチョコレートを食べる機会が少なくなって・・・という方も多いのではないでしょうか。

上質なチョコレートを「その時だけの特別なもの」ではなく、ふだんの暮らしでも楽しんでいただきたい。スイーツコレクション2022では、そんな思いを“Life with Chocolate”というテーマに込めました。
ここでは、こだわりのカカオを使って日常で手に取りやすい「お菓子」へと昇華させた3ブランドをご紹介します。

01、 <ティトル>何気ない日常の中に、ちょっぴりの「特別」を

<ティトル>外観
<ティトル>外観

祖師ヶ谷大蔵駅からウルトラマン商店街を抜けた先にある、コンクリートでできたスタイリッシュな外観の<ティトル>。パティシエールの小山 千尋さんを訪ねました。

_ お店のコンセプトを教えてください。

パティシエールの小山千尋さん

小山:目指しているのは、「日常をちょっぴり特別にするためのお菓子」です。ハレの日に食べるというよりは、何でもない日のおやつというイメージ。「上質なもの」を気軽に、身近に感じていただけたらいいなと思って作っています。

_ チョコレート味のお菓子には<パカリ>のチョコレートを使っていますね。ハイクオリティゆえ製菓材として扱うのが難しく、トップショコラティエでも使いこなせる人が少ないといわれるチョコレートですが、なぜ<パカリ>を使おうと思ったのですか?

小山:品質が素晴らしいから、というのもあるのですが、<パカリ>の取り組みに感銘を受けたのも理由の一つです。“Tree to Bar”をコンセプトに、カカオの木からチョコレートになるまで現地で一貫生産することで、安全性と品質を高めている。また、カカオ農家と直接取引していることで彼らの生活環境の向上も図っているんです。ほかにも、オーガニック農業の学校を作るなど、さまざまな支援をおこなっていて、応援したいという気持ちになりました。

チョコレートイメージ画像
※画像はイメージです。

_ <パカリ>のチョコレートを使うことは、小山さんにとって自然なことだったんですね。

小山:<パカリ>のタブレットは本当においしい!すでに完成されたものなので、その個性は殺さないように「おいしさを磨いていく」感覚でお菓子を作っています。
スイーツコレクション2022に登場するお菓子をチェック!

_ 会場で販売する商品を紹介してください。

チョコレートイメージ画像
※画像はイメージです。

小山:チョコレートサンドウィッチは今回のために作った限定品です。<パカリ>のホワイトカカオ70%のチョコレートを使っています。バタークリームと合わせていて、<パカリ>のチョコレートがもつ香りが消えないようにと気を使いました。ドライレーズンは長野県産のピオーネです。

レーズンサンドとブルーチーズケーキは<ティトル>の定番商品。レーズンサンドにはミルキーなウォッシュタイプチーズ、ブルーチーズケーキには羊乳製の塩味の穏やかなブルーチーズを使いました。ブルーチーズの苦手な方にも一度お試しいただきたいですね。

<ティトル>店内

焼き菓子ではリピーターの多いサブレもご用意します。スパイスや塩気がきいていて、お酒のお供にと購入される方も多いんですよ。

_ <ティトル>のお菓子をどんな風に食べてほしいですか?

小山:日常にそっと寄り添って、ちょっぴり贅沢な気分をご提供できたらうれしいですね。決して華美ではないけれど、きちんとおいしい。それが<ティトル>のお菓子の持ち味です。

_ <ティトル>が、そして小山さんが目指す方向性を教えてください。

パティシエール小山さん

小山:「食の多様性」を追求していきたいです。思想や文化、健康上の理由なども背景に、食に対してさまざまな制限を持つ方が多数いらっしゃいますよね。そんな方々が、おなじようにおいしいお菓子を楽しめたらいいなと考えています。

このような状況下が影響していると思うんですが、店頭にいるとお客さまの価値観や選ぶものが変わってきているのを感じます。もともと<ティトル>のお客さまは感度の高い方が多いと感じていたのですが、最近はより、原材料を気にされたり、ヴィーガン対応のお菓子を求める方が増えました。

素材や製法に配慮するのはもちろんですが、いちばん伝えたいのは「食べる楽しさ」。おいしさは大前提として、そこに機能性がついてくるようなお菓子が理想です。おいしいうえにカラダにも負荷がなかったら最高ですよね。

チョコレートサンドウィッチとレーズンサンド&ブルーチーズケーキ

左:チョコレートサンドウィッチ 3,001円 (日本製/4個入)
右:レーズンサンド&ブルーチーズケーキ 3,001円 (日本製/2種×各3個入)

02、 <クロッカ>カカオの可能性に挑む、カカオのプロフェッショナル

<クロッカ>は、インドネシアなどでスペシャルティカカオの生産・開発を手がけるWhosecacao(フーズカカオ)が立ちあげたお菓子ブランド。これまでのチョコレートやチョコレート菓子の型にとらわれない、食べやすくも新しいお菓子を開発しています。

<クロッカ>厨房

栽培や収穫後の加工に手間ひまをかけた、<クロッカ>のスペシャルティカカオの最大の特徴は“豊かな風味”。その風味を余すことなくご堪能いただけるよう、レシピはできる限り余計なものを加えず、シンプルを心がけているとか。自慢のカカオのアロマをぜひご体験ください。

カカオづくしのクッキー缶

カカオニブ、カカオマス、カカオバター、ココアパウダー。カカオから生まれるさまざまな素材を原材料に使用した、個性あふれる6種のクッキー詰め合わせ。

カカオづくしのクッキー缶 4,320円 (日本製/6種×各1袋)
※店頭では2月10日(木)~2月14日(月)のみの販売となります。

03、 <レ・カカオ>カカオファンが舌を巻く、本格ショコラトリー

<レ・カカオ>外観

<レ・カカオ>は、カカオ豆の焙煎からチョコレート作りを一貫しておこなう、いわゆるBean to Barの手法を用いたショコラトリー&パティスリー。国内外のパティスリーで修行後、<ピエール マルコリーニ>で7年間シェフパティシエを務めた黒木シェフが立ちあげた、カカオとフランス菓子がコンセプトのお店です。

黒木シェフ

シェフのこだわりが1粒にぎゅっと詰まったボンボンショコラももちろん魅力ですが、カカオの風味を豊かに感じられる生菓子と焼菓子も大人気。一口食べた瞬間、カカオ豆の香り高さに驚くかもしれません。

ルーローショコラ

コクのあるガナッシュを巻いたロールケーキは、ビスキュイ生地・ガナッシュ・クリーム・コーティングとオールカカオ!パティシエ兼ショコラティエとしての確かな技術が生み出した、完成度の高い生菓子をお楽しみください。

ルーローショコラ 2,376円 (日本製/1本)
※各日午前11時30分以降の販売となります。

表面にカカオ豆をちらしてザクザクの食感に。中のクリームは、カカオ豆を牛乳に浸して香りを抽出したもの。チョコレートを使っていないのに、チョコレートの香りや風味を感じます。甘さ控えめの大人の味で、ザクザク感となめらかな口当たりのコントラストが魅力的です。

シューアラクレーム 520円 (日本製/1個)
※各日午前11時30分以降の販売となります。