男ゆかた 粋に着こなす 小物アイテム 第二弾!

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仕事、プライベートで使ってもおしゃれ!普段使いもできる小物入れ。また女性からのプレゼントとしても人気の商品をピックアップ!数多くあるアイテムの中から大切な人へのプレゼントのヒントとなるヒストリーをご紹介。

手ぬぐい<戸田屋商店>
梨園染
「梨園染」は手ぬぐいとゆかたの製造卸である株式会社 戸田屋商店のメインブランドです。伝統文化を守りつつ新しいものを作る、梨園すなわち歌舞伎好みのアイテムをお届けいたします。厳選された素材と職人の技に基づいた品質と、生活の中の粋をお楽しみください。

手ぬぐいへのこだわり

伊勢保染工所

伊勢保染工所の画像

梨園染の手ぬぐいは、型紙からはじまり、染め、最後の仕上げであるたたみ加工までほとんどが人の手によるものです。機械生産では感じられない手染めの温かさが梨園染の深い味わいになっています。「伝統的な職人技」と「日本のいま」を染め上げた梨園染。

注染とは

注染(ちゅうせん)とは、特殊な糊で防染し重ね上げた生地の上から染料を注ぎ、模様部分を染め上げる伝統的な型染めの一種です。伝統工芸に指定された染色方法であり、裏表なく染めることができます。色合いの美しさ、風合いの良さは熟練の職人達による手染めだからこそです。

注染した生地の画像

生地へのこだわり

天然素材の安心を

梨園染のテキスタイルコンセプトです。梨園染の生地は、化繊とは違う、素肌に優しい木綿です。木綿は丈夫で軽く、吸湿性に優れているので、汗や水分を程よく吸収し、すばやく乾きます。使うほどに風合いが増し、肌に馴染んできます。洗い込むほどに染め色が落ち着き、色の変化も楽しみの一つになります。

梨園染の生地の画像

梨園染の手ぬぐいでは「新岡」と「若松」というブランド名で特別に織った生地を使用しており、「新岡」が特岡(岡よりも上質)、「若松」が上総理(総理よりも上質)にあたります。どちらも一般的な特岡や総理に比べて生地巾が広く、打ち込み(寸間あたりの生地の本数)が多いので丈夫なことが特長です。

染色工程

染色工程の画像

梨園染の特色といえる「注染」

注染の手ぬぐいは、両面が表です。見えないところや裏側に凝る日本人の美意識では、使う側が常に表であることが望まれています。そのため、梨園染では、染色の段階で染料を布の上から下まで、繊維の芯まで染料を浸透させる注染をメイン技法に選んでいます。

地巻(じまき)

乾かした生地を板場の職人が作業し易いようにシワを伸ばしながら巻取機を使って、ロール状に巻かれていきます。熟練した職人でないと綺麗に巻くことができません。

地巻をしている画像

型置き/板場(いたば)

型置き・生地の折り返しは相当の技術が必要な作業で、その後の染めにも影響するとても重要な工程です。その工程を行う場所を「板場(いたば)」と呼びます。ロール状の生地を広げ、型紙の上から防染糊を置き、ジャバラに折り重ねていきます。

型置きしている画像

染色/紺屋(こうや)

染める部分のまわりに糊で土手を作り、その中にじょうろのような「やかん」で、染料を注ぎ込んで染めていきます。糊を置いた部分は染まらずに地の色が残ります。流し込むと同時に下からポンプで勢いよく染料を吸い取ります。調整は足元のペダルで。裏面にもこの作業を繰り返し、表裏のない注染染めができあがります。

染めている画像
グラデーションやぼかしを入れてる画像

染料と同時に水を流しボカシを表現したり、違う色を滲ませたりして豊かなグラデーションなども表現できます。

水洗いしている画像

水洗い/水元(みずもと)

染め終わった生地は、水洗い場へ。型置きでのせた糊、余分な染料などを洗い流します。よれている生地を一反ずつ広げながら仕上げ洗いをし、たぐり寄せてまとめる。水機にかけ脱水する。

水洗いし脱水している画像

乾燥(建て干し/だてぼし)

十分に水洗いの終わった生地を脱水して、天日乾燥や室内の乾燥設備で乾かします。

乾燥させている画像

<戸田屋商店>150周年を迎えて・・・

スローガンのイメージ画像

新たなスローガンとして“一意染心”を掲げることにいたしました。元は一意専心(いちいせんしん:一つのことに心を集中させること)という四字熟語ですが、我々は“染め”の技術をもって精励し、皆さまに笑顔をお届けする意志を踏まえ、この言葉といたしました。

<戸田屋商店>では500種類以上の柄の手ぬぐいを常に取り揃えております。古典的な柄から今風のポップなデザインまで、幅広いバリエーションがございますので、きっとプレゼントに最適な一枚が見つかります。
手ぬぐい自体は「木綿を染めたもの」という非常にシンプルな作りで、ある意味では完成形だと思います。しかし、デザインはさることながら、「手を拭う」以外にも「巻く」「飾る」「包む」など、さまざまな用途があります。お気に入りのデザインの一本を、自分流の使い方で楽しんでいただくことでより愛着も湧いてきます。
<戸田屋商店>ではこれからも皆さまに愛されるデザインだけでなく、新しい手ぬぐいの使い方などもご提案していきたいと考えております。

株式会社 戸田屋商店
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