「いい顔してる植物」ってなんだろう?
ユニークながらも惹きつけられる<叢 - Qusamura>の植物

「いい顔している植物」ってなんだろう?ユニークながらも惹きつけられる<叢 - Qusamura>の植物

広島を拠点にする<叢 - Qusamura>は、店主の小田康平さん自らが日本中を旅して集めた個性あふれる植物を、その個体の魅力を引き出す器とあわせて提案するユニークな植物屋。コンセプトは「いい顔してる植物」。今回、伊勢丹新宿店でポップアップを開催するあたりコンセプトや会場で出会える個性あふれる植物について小田さんにISETAN THE SPACEバイヤーの大田彩がうかがいました。

イベント会場の様子はこちら
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小田康平

小田 康平
1976年広島生まれ。2012年に独自の美しさを提案する植物屋<叢 – Qusamura>をオープン。2019年には世田谷区代田に<Qusamura Tokyo>をオープン。陶芸家、アーティスト、 小説家など異分野のプロフェッショナルとのコラボレーションも多く、国内外でインスタレーション作品の発表や展示会を行っている。代表作は「銀座メゾンエルメスWindow Display」(2016)。

大田彩

大田 彩
伊勢丹新宿店 ISETAN THE SPACE バイヤー。リスタイルプラス、リスタイルのバイヤーを経て2019年より ISETAN THE SPACE のバイヤーとなる。2020年度にはTom Sachs:Retail Experience、Less But Better-ディーター・ラムス ブラウンとヴィツゥの世界、VERDY's GIFT SHOPなど数々の企画を手がける。

叢展 -植物の持つ時間的魅力
□7月14日(水)~8月3日(火)
□伊勢丹新宿店 本館1階 プロモーションスペース

公式インスタグラム  @isetan_the_space

諸般の事情により、予告なく変更させていただく場合がございます。お客さまにはご迷惑をおかけいたしますが何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

叢 – Qusamura
店名は「普通の人にとってはただの草の群がりに見えても、そこに個性ある美しさが眠っている」と、店主である小田さんが植物を見つける場所を「叢」と呼んでいたことから。QusamuraのQは「Question」からで、個性的な叢の植物たちに出合ったとき「これ、なに?」とはじめに不思議さを感じ、「?」から叢の世界観に入ってほしいという願いが込められている。

<叢 - Qusamura>という独自の植物屋を始めたきっかけは?

大田:<叢 - Qusamura>の世界観は独特ですが、小田さんがこのような植物屋を始めたきっかけはなんだったのでしょうか?

<叢 - Qusamura>という独自の植物屋を始めたきっかけは?

小田:私は20代の頃、世界中を旅しながら暮らしていた時期があります。そのときに訪れたパリで、フラワーアーティストがセレクトショップの空間演出を手がけているのを見かけたのですがそれにとても感動しました。帰国後に自分でも生花と観葉植物による空間デザインに取り組むようになったのですが、何年か続けているうちに画一的な花や植物での表現に限界を感じ始めました。そんなときに出会ったある世界的なアートコレクターが発した言葉に衝撃を受けたんです。彼は私が納品したときにつけてしまった植物の傷を見て「闘う植物は美しい」と言いました。それ以来、私は植物選びの基準を「整った美しさ」ではなく、現在のコンセプトでもある「いい顔」をしているかどうかにスタイルを変えました。

「いい顔してる植物」というユニークなコンセプトに込めた思いは?

大田:「いい顔してる植物」というユニークなコンセプトもすごく気になります。

小田:これまでの園芸業界での植物の価値基準は「品種」や「大きさ」でした。しかし、植物は育った環境でさまざまな姿に変化します。特に厳しい環境で育った個体は身をよじりながら、傷つきながら必死に生きようとします。私はそのたくましさこそが植物の価値だと思ったので自分なりの視点で植物を捉え美しさを見出した一点物の植物を扱おうと、2012年に独自の美しさを提案する植物屋の<叢 - Qusamura>をオープンしました。これまでに陶芸家や写真家、小説家、漫画家などさまざまなクリエーターとコラボレーションを行い、アートギャラリーでのインスタレーションも手がけています。現在はサボテンや多肉植物に加え、オフィスの植栽、造園など幅広く携わっています。

小田さんが考える植物の魅力とは?
また植物を提案するうえで大事にしていることは?

大田:小田さんが考える植物の魅力ってなんでしょうか。また植物を提案するうえで大事にしていることは?

<Qusamura Tokyo>(世田谷区代田)

<Qusamura Tokyo>(世田谷区代田) ©Kenta Hasegawa

小田:植物の魅力というのは現在だけでなく、過去にも未来にもあると思っています。現在というのはまさに今ある姿です。過去というのは「これまで育ってきた生い立ち」で、未来は「これから生長していくだろう枝や花」です。そのどれもが魅力的で、それらを提案することが大切だと思っています。

今回の伊勢丹新宿店でのポップアップはどのような植物の魅力と出会えますか?

大田:伊勢丹新宿店のポップアップで、いろんな植物の魅力と出会えるのが今から楽しみです。

小田:今回のポップアップでは「伊勢丹新宿店のお客さまになにを提案するのか、どのように楽しんでもらいたいか」をとにかく考えました。そこで辿りついたのがエリアを2つに分けることです。ひとつは一点一点の植物の魅力をクローズアップしてじっくり見てもらうエリアで、もうひとつは植物の勢いやパワーを感じてもらえるような迫力あるエリアです。2つのエリアを並べることで、植物の見え方のコントラストが作り出すそれぞれの魅力を浮き立たせ、<叢 - Qusamura>の提案する新しい植物の価値観を感じてもらえるのではないかと考えています。

<叢 - Qusamura>の植物を知りたいという伊勢丹新宿店のお客さまにメッセージを

大田:<叢 - Qusamura>の植物を知りたいというお客さまはきっと多いと思います。そんな方にメッセージをいただけますか。

<叢 - Qusamura >の植物を知りたいという伊勢丹新宿店のお客さまにメッセージを

小田:植物の魅力のひとつである「過去」についてお客さまの理解が深まるように、私たち<叢 - Qusamura>のスタッフは会場でのお客さまとの対話を積極的に行いたいと思っています。また「未来」というのは植物が置かれる環境に大きく依存しますので、ご自宅に置きたい植物よりも、どこに置きたい、飾りたいのか、その環境ではどの植物が最も優れたパフォーマンスを発揮するのかをお客さまと一緒に考えながら、最もご希望に沿う植物をご提案したいです。

大田:「どこに置きたい」が大切なんですね。私もそれを考えながら<叢 - Qusamura>の植物を選びたいと思います。今日はありがとうございました。

<叢 - Qusamura >の植物
<叢 - Qusamura >の植物
<叢 - Qusamura >の植物
<叢 - Qusamura >の植物

叢展 -植物の持つ時間的魅力
□7月14日(水)~8月3日(火)
□伊勢丹新宿店 本館1階 プロモーションスペース

公式インスタグラム @isetan_the_space

諸般の事情により、予告なく変更させていただく場合がございます。お客さまにはご迷惑をおかけいたしますが何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

独自の世界観をもつクリエーターたちと
伊勢丹バイヤーの競演=スペシャルなクリエーションを
発信する実験的ポップアップスペース

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