柔らかな陽光と花々、愛くるしい動物たちに癒される　土田 穣 版画作品特集

柔らかな陽光の中で咲く可憐な花々とともに、ウサギやリス・小鳥など愛くるしい小動物を優しい眼差しで描く土田 穣さん。
土田さんは、東京藝術大学陶芸科を卒業し同大学院で学ばれたあと陶芸作家となり、陶芸の絵付け講師を経て2002年より水彩画の制作を始められました。
生き物の生命力やその美しさから受けた感動を題材にし、動物たちの愛くるしい姿や柔らかな毛並み、そしてあたたかな色彩で描かれた作品は見ているだけで心が癒されます。
本特集では、土田さんの原画をもとに制作された、心安らぐ版画作品の数々をご紹介します。

柔らかな日差しの森の中で、子ウサギとリスたちがシジュウカラと何か話しているようです。今日はみんなで何をして遊ぶのかな。

イチゴの森で起きたふとした出会い。ウサギとリスは出会った鳥とどんな話をするのでしょうか。出会いの場面を表現しながらも、動物たちを包む豊かな草木が鮮やかな作品です。

花冠をウサギに被せるリス。なんだか微笑ましい瞬間です。おしゃれをした後は二匹で森の中へお出かけするのかもしれませんね。

お母さん猫の柔らかなおなかに包まれて眠っている子猫。どんな夢を見ているのでしょうか。二匹とも安心して寝入る表情を見ていると確かな親子の絆が伝わってくるようです。

お花畑で子ウサギとリスが集まっているところに、黄色い蝶々もやってきました。
これからどんなすてきな出来事が繰り広げられるのでしょうか。

土田 穣　Yutaka Tsuchida

1957年東京生まれ。東京藝術大学陶芸科卒業・同大学院修了。陶芸家、陶絵付け講師を経て、2002年より水彩画の制作をはじめる。以降全国有名百貨店にて作品展を多数開催。長野県在住。描かれる愛らしい動物たちは多くのファンを魅了し続けている。

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