2023.08.22

風の画家中島潔レフグラフファイン(版画)作品特集　秋冬の情景

四季の移ろいゆく風景や幼い子どもたちの姿を描いた作品で人々を魅了し続ける中島潔さんによるレフグラフファイン(版画)作品をご紹介します。

両親の郷里である佐賀県で少年時代を過ごした中島さんは、地元の高校卒業後に上京し、働きながら独学で絵を学びました。1982年に「NHKみんなのうた」のイメージイラストを手がけたのを契機に全国的に脚光を浴び、その後1987年のボローニャ国際児童図書展ではグラフィック賞を受賞。2001年にパリ・三越エトワール美術館で海外個展を開催し、2010年には京都・清水寺成就院に「生命の無常と輝き」襖絵46枚を奉納するなど、国内外で高く評価されています。

本特集では、日本の伝統的工芸品として名高い「越前和紙」と最新のデジタル画像処理技術を融合させ、高度な色彩表現を実現させたレフグラフファイン(版画)作品をご紹介します。
どこか懐かしく、日本人の心の中にある「ふるさと」の心象風景ともいえる中島潔ワールドをお楽しみください。

秋あかね

技法：レフグラフファイン(版画)
イメージサイズ：約 30.1×43.1cm
額サイズ：約 52.0×67.0cm
価格：165,000円

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初雪

技法：レフグラフファイン(版画)
イメージサイズ：約 38.0×55.7cm
額サイズ：約 64.0×79.0cm
価格：275,000円

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少年の夢

技法：レフグラフファイン(版画)
イメージサイズ：約 22.6×32.4cm
額サイズ：約 40.6×50.6cm
価格：88,000円

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優しい雪

技法：レフグラフファイン(版画)
イメージサイズ：約 22.5×32.4cm
額サイズ：約 40.6×50.6cm
価格：88,000円

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ベジタリアン

技法：レフグラフファイン(版画)
イメージサイズ：約 22.4×32.5cm
額サイズ：約 40.6×50.6cm
価格：88,000円

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レフグラフファイン(Refgraph fine)とは

「レフグラフファイン」は数ある版画技法のひとつで、日本の伝統的工芸品「越前和紙」の表面に特殊な顔料インクを施したオリジナル技術によるものです。
和紙特有の紙質や色合いを持ちつつ、色の領域による再現範囲やモノクロの階調性が高く、絵画の持つ微細な色調や奥深さを表現することに優れており、よりオリジナルに近い色調を実現しています。
原画から忠実な複製を制作するため、一つひとつの作品について作家とオペレーター(コンピューターを操作し、デジタル画像の調整を行う人)が何度も話し合いながら、作家の意向にあった色調補正を施すことで理想の色彩を実現させています。

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中島潔(Kiyoshi Nakashima)

1943年 4月生まれ。佐賀県出身。
1961年上京。さまざまな仕事をしながら絵を独学で学ぶ
1971年渡仏。半年間パリの美術学校や美術館で学び画家になる決意をする
1982年 NHKテレビ「みんなのうた」のイメージ画を手がけ全国的に脚光を浴びる
1986年 NHK受信料告知アニメーションを制作。以後シリーズ13本を手がける
1987年ボローニャ国際児童図書館で絵本「木霊みょうと」がグラフィック賞受賞
1990年中国文化庁の招きで海外初の個展を北京・故宮で開催
2001年パリ・三越エトワール美術館にて海外展開催
2003年東京メトロ半蔵門線開通を記念して、新4駅にアートレリーフを制作
2007年東京・上野の森美術館にて「絵筆でつづる四半世紀展」を開催
2010年京都・清水寺成就院に「生命と無常の輝き」襖絵46枚を奉納
2011年「清水寺成就院奉納襖絵－生命の無常と輝き展－」開催(全国巡回～2013年)
2015年京都・六道珍皇寺にて「中島潔地獄心音図完成特別公開」を開催、佐賀県立美術館において「京都六道珍皇寺“心音図”奉納記念中島潔「今」を生きる－そして伝えたいこと」展を開催、その後全国にて巡回(～2020年)
2022年佐賀県立美術館にて「画業50周年　女性が輝く未来一瞬間の“煌めき”中島潔令和の心を女性に描く」展を開催