三越伊勢丹 名画版画コレクション Vol.6
東山魁夷「白馬の森」彩美版®プレミアム(美術複製画)

三越伊勢丹 名画版画コレクション Vol.6 東山魁夷「白馬の森」彩美版®プレミアム(美術複製画)

近代日本画壇で国民的画家と称された巨匠・東山魁夷氏(1908-1999)の《白馬シリーズ》から代表作「白馬の森」彩美版®プレミアム(美術複製画作品)をご紹介いたします。

東山魁夷「白馬の森」彩美版®プレミアム(美術複製画)

東山魁夷「白馬の森」彩美版®プレミアム(美術複製画)
技法:彩美版®プレミアム
制作数:500部
イメージサイズ:(約)44.3×65.2cm
額サイズ:(約)62.2×83.1×厚さ3.7cm
価格:550,000円

東山魁夷「白馬の森」彩美版®プレミアム(美術複製画)のご案内

作品解説 松本 猛氏(長野県立美術館 東山魁夷館元館長)
戦後の1947年、「残照」によって画壇に認められた東山魁夷は、風景画家として地歩を築きます。それ以後、幾多の風景を描きますが、そこに人物や動物が登場することはほとんどありませんでした。(中略)
実は、戦前、ドイツ留学から帰って描いた作品のなかには白い馬がたびたび登場しています。魁夷はその作品について「あの時の白い馬と虹は、苦悩と不安に揺れ動いていた私の、やすらぎと救いを願う心の現れであったとも思われる。あるいは、戦争の嵐が、いやおうなしに近づいてくる頃の平和への切ない祈りでもあったとも云えよう。」と述べています。それからおよそ30年後に描いた白い馬も、長期にわたるドイツ旅行の後に登場したことにふれて、当時とは心境も世相も違うのに何か宿命的なものを感じる、と語ります。魁夷のなかで、戦前の白馬も心の奥底ではつながっていたのかもしれません。(中略)
「白馬の森」は富士山五合目のブナの原生林のスケッチがもとになっています。魁夷はこの森は現実的なものではなく空想から生まれたと語り、「心の奥にある森は誰も窺い知ることは出来ない」といいます。森の奥深くから精霊のように浮かび上がる白い馬は何を象徴しているのでしょうか。魁夷は「白い馬は私の心の祈りです」とも述べています。
(添付解説書より抜粋)

東山魁夷「白馬の森」彩美版®プレミアム(美術複製画)

彩美版®プレミアムとは
「彩美版®プレミアム」は、作品の繊細な色合いや鮮やかな発色を効果的に表現するために生み出された技法です。最新のデジタル加工処理技術を施した高精度プリントを、職人の熟練した手業により高級アクリルガラスに貼合(てんごう)。光沢感ある透明アクリルガラスは作品をより美しく華やかに彩ります。UVカットのアクリルガラスは貴重な作品を保護し、紫外線による退色や酸化による劣化を防ぎ、長期にわたる作品の保存を可能にします。

額裏に著作権者の承認印・限定番号が入れられた奥付シールが貼られ、合わせて作品には東山家監修の証しとして、画面左下部に「ATELIER KAII HIGASHIYAMA」の認証が入ります。

東山魁夷「白馬の森」彩美版®プレミアム(美術複製画)

作品が浮き出して見える優美なデザイン額で、これまでにない臨場感をお愉しみいただけます。

プレミアム角斜め

彩美版®版画作品の上に貼合された光沢感ある透明アクリルガラスは、作品をより美しく華やかに彩ります。

プレミアム断面

彩美版®プレミアムの仕様(イメージ)

限定番号と監修者の承認印が押された奥付シール(イメージ)

限定番号と監修者の承認印が押された奥付シール(イメージ)
※奥付シール・解説書の表記は、初版発行当時のものを使用しています

原画所蔵美術館のご案内

長野県立美術館 東山魁夷館
(Nagano Prefectural Art Museum Higashiyama Kaii Gallery)

東山魁夷(ひがしやまかいい)館は、長野県が日本画家・東山魁夷(1908-1999)から作品と関係図書の寄贈を受け、長野県信濃美術館に併設して建設され、平成2年4月に会館しました。収蔵作品数は現在、970余点に及びます。
およそ2カ月に一度の割合で展示替えをし、「風景は心の鏡である」という東山芸術の世界をお楽しみいただいております。
(美術館HPより引用)

所在地 長野県長野市箱清水1-4-4
電話 050-5542-8600(ハローダイヤル)
詳細はホームページ等にてご確認ください。

東山魁夷「白馬の森」彩美版®プレミアム(美術複製画)仕様体裁

東山魁夷「白馬の森」彩美版®プレミアム(美術複製画)

技法:彩美版®プレミアム
制作数:500部
額縁:特注浮き出し加工木製額(シルバーフレーム/背面メタリック)
イメージサイズ:(約)44.3×65.2cm
額サイズ:(約)62.2×83.1×厚さ3.7cm
重さ:(約)4.9㎏
監修:東山すみ氏
証明:監修者承認印が額裏貼付の奥付に押印され、ATELIER KAII HIGASHIYAMAの証認が画面左下部に入ります。
解説:松本 猛氏(長野県立美術館 東山魁夷館元館長)
原画所蔵:長野県立美術館 東山魁夷館

東山魁夷 Kaii Higashiyama(1908~1999年)

東山魁夷 Kaii Higashiyama(1908~1999年)

1908年 横浜に生まれる。
1926年 東京美術学校日本画科に入学、在学中を通じ特待生に選ばれる。
1931年 東京美術学校日本画科を卒業、結城素明に師事し雅号を魁夷とする。
1933年 ドイツ留学。ベルリン大学で美術史を学ぶ。
1947年 「残照」 を描いて以来、風景画家として立つことを決意する。
1950年 はじめて日展審査員となる。「道」によって画壇及び社会的に認められるようになる。
1956年 第11回日展出品作「光昏」により、日本芸術院賞を受賞する。
1965年 日本芸術会員に任命される。日展理事に就任する。
1968年 皇居新宮殿の大壁画「朝明けの潮」完成。
1969年 文化勲章受章、文化功労者として顕彰される。
1972年 「白馬の森」制作。
1976年 ドイツ連邦共和国功労大十字勲章受章。
1980年 唐招提寺壁画を完成。
1990年 長野県信濃美術館 東山魁夷館開館。(現・長野県立美術館 東山魁夷館)
1999年 逝去。享年90。従三位勲一等瑞宝章を追贈される。パリで東山魁夷展開催。
2005年 香川県坂出市に東山魁夷せとうち美術館開館。永年居住の地であった千葉県市川市に東山魁夷記念館開館。

彩美版®美術複製画シリーズ

 

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